朝5時前に、突然アラームのような音が聞こえました。
しばらく聞いていると冷蔵庫が空きっぱなしの時の音だってわかりました。
誰が使ったわけでもなく、でも鳴りやまないので下まで降りてほんの少し?空いているようなところを閉めてからまたベットに戻ると、さっきまでさくらと寝ていたパッチが一人、私の枕を占領していました。
少し苦しそうな気がして、パッチの顔を上にして、頬を合わせてました。
呼吸がとても薄くなっていることに気づきました。
お水を少し垂らしても反応なし。
でも声をかければほんの少し反応がある。
でも明らかに口もあきっぱなしで、お母さんを呼んだ。
もうだめかもしれない。
母がすぐ隣に横になると、また少し反応したように見えた。パッチを包み込むように私は反対側でゆっくり見守るなか、
数分してピクピクッとしたあと、息がとまった。
寸前に、(二年前に死んだ嫁の)チョコが待ってるからね。そういった。
一緒に寝ていても最後の最後を見とれずに泣きまくった私へ、チョコが今度はそうならないように教えてくれたのか、
それともさみしがり屋のパッチが、俺の最後をちゃんと見といてくれよなと教えてくれたのか、どちらにせよ、ちゃんとあなたの最後を見届けられてよかった。
苦しそうじゃなくて、本当に、よかった。
ありがとうパッチくん。
最後まで男らしかったぞ。かっこよかったぞ。