ニコ、酒場で戯言

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なべ presents

2010麺 ~ 振り返り ~

2011-01-01 00:00:00 | ラーメン(その他)
2010年は、凄くリピートの年だったなぁ、と思います。もともと新店ダッシュはしないので、保守的に食べ歩いているんですけど、同じお店にけっこう通いましたね。帰りにちょっとお酒を一杯、ラーメンも一杯というところだと、「大喜」、「もぐや」、「七彩(江戸甘)」に加え「金町製麺」なんかもよく行くようになりました。

その1年間でもっとも印象的だったのは、もうダントツで金沢の「神楽」。こんなに中華そばとして完成された一杯はそうそうお目にかかれないと思います。安直な表現ですが、究極の一杯に値する衝撃のおいしさです。未食の方は是非石川県へ。

その他印象に残ったものは以下。一応、時系列に並んでおいたつもりです♪


1月3日に食べた「七彩@都立家政」の東京シャモ白湯と柳久保小麦全粒粉の煮込みらーめん。
いわゆる、“参った”ラーメンでしたが、本当に参りました。


オープン当初は売りのひとつであるチャーシューがイマイチでしたが、
すっかりおいしくなりました。「火風鼎@白山」 こういうローカルの
お店が都内で同等のクオリティで食べられるのは幸せです。


「フリッツ@赤坂見附」のラーメンも鮮烈なデビューでしたね。
洋食の名店が本気で出したラーメンというよりもラーメン好きが
つくった一杯という感じ。ツボでした。とんかつももちろん必須です。


「てんくう@稲荷町」の塩つけめん。細麺でさっぱりとしたつけめんは
いまいちブレイクしきれなかったですが、2011年は再び推しまくります!
特にここは秀逸でした。


逆にこちらはパワフルなつけめん。2010年東京進出を果たした
無鉄砲ブランド「無心@奈良」の豚骨つけめん。ピュアで超濃度の
豚骨スープはこのグループならではの鬼気迫るもの。凄かった。


「CIQUE@阿佐ヶ谷」の火曜限定の醤油。このお店のセンスが
とっても好きです。念願の清湯醤油でした。


「博多一風堂 COLLECTION.MISO@代々木」の味噌白丸。特にこの生姜の
利いた白丸が美味しかった! 一風堂全店でこれが食べたい。


2010年オープンですが名前がかわり現在は「しなてつ@荏原町」となってます。
「かづ屋」出身でオープンしたばかりなのに完成度がかなり高かった。


尾道ラーメンを体現した「太華@戸塚」も2010オープン。
虜になりそう。


夏の冷やしでは「Bee Hive@長生村」の一杯。ナルトまで手作り。
研ぎ澄まされた一杯は十八番ですね。


「G麺7@大岡山」の限定しおつけめん。神奈川の新ヒットメーカー。
冷やしも食べましたが、レギュラー、限定含め、センスが光ります。


改めてですが、「まるき@松戸」も。チャーハンもけっこう食べた
2010年にあっても、ここの煮干スープとチャーハンの組み合わせは
抜けて美味しかった。レイソルがJ1昇格の際にもこちらに〆で寄りました。
なぜかって? それは推して知るべし、ですね♪


「福一@成田」の淡海地鶏を使った限定ラーメンですね。
この限定は好み、ということもあってここに載せましたが、
実はレギュラーの塩ラーメンが凄いことになってます! しばらく
行ってない人もいるのでは? 今の塩と醤油を食べないと
もはやココは語れないでしょう。もちろん「鶏の骨」もですけど。



「魚魚@立川」の花子豚骨と雲丹ラーメン。。。これ、凄いです。
雲丹に目がない私にとって、悶絶もののメニューなんですが、
オーガニック豚、花子を使ったスープ自体が凄いんですよ。
臭みもなければ、脂でくどいこともない。もちろん、下処理も
しっかりしてるんでしょうが、ちょっと異次元の豚骨スープです。
また、今年もやってくれないかな。


「超ひがし皐月@新松戸」の復活も個人的には凄く嬉しかったなあ。
馬橋→ワンズモールとその都度縁があってよく行きましたが、また
行きやすい新松戸で復活。麺もかわったし、何気に洗練されてきてますが(笑)、
あの「ひがし」は健在でした。よく、のりしおを看板メニューみたいな
感じで食べる人が多いですが、断然醤油が良いですよ!
もちろん、チャーハンは必須。


「七彩@都立家政」のイベント「匠」での一杯。ジビエ料理。ラパンのスープ。
これが、今年の次点。本当にひっくり返りそうなくらいに美味しかった。
限定、という肩書きを簡単に使うお店が多い中、真正の限定品。
唸りっぱなしでした。ブログでは近いうちに公開します。


「喜元門@つくば」の鶏白湯魚介。小美玉時代からよく通っていたお店ですが、
この鶏白湯魚介のインパクトは凄かった! このお店は絶対に清湯、だと
思っていましたが、これだけは腰が抜けた! 濃厚なスープと魚介の組み合わせは
“また、お前か系”などと揶揄されて、正直私も食傷気味でまったく、触手が
伸びないのですが、これだけは違いました。


茨城といえば、この「風天@龍ヶ崎」もエポックメイキングでした。
店主の意気込みとこだわりに感服するとともに、ラーメン好きという
同じ空気と、気取らない人となりにすっかりファンになってしまいました。


「百舌鳥企画@上星川」も復活組。あの「いまむら」が帰ってきました。
新店、なんて表現は決して使えない、スーパー職人が帰ってきました。
もちろん、ニヤニヤしっぱなしになってしまうほど、旨く(この漢字)出来ている
一杯です。


「大喜@湯島」はもちろん、毎年一番通うお店。今年の一杯は
芳醇とりそば。これは掛け値なしに「大喜」を凝縮した一杯。
現在の引き算のとりそばに馴染んだ人も是非、このインパクトある
“とりそば”を食べてみてください。ついでにいうなら今冬の味噌も
濃厚な出来でオススメ!


「健楽@月島」のノスタルジックな一杯も印象的でした。
歯切れの良い自家製麺がとっても好み。店の雰囲気もいい。


「めじろ@代々木」の鮮魚ラストウィークの一杯。代替わりもあって
ちょっと疎遠になってましたが、すっかり味も弐代目の味になったのかな。
2011年はちょっと寄ってみようかなと思わせる出来でした。


「金町製麺@金町」は、飲んで帰るサラリーマンのオアシスとなりました。
貸切で、2軒目で、〆で、といろいろな用途に活用させてもらいました。
レギュラーもいいのですが、毎月取り組みローカルの味の再現が楽しみに。
これは動物がうんとでた旭川ラーメン。


「可以@神保町」の特徴のある味噌。先日食べたときにイマイチの出来
だったので、はずそうかと思いましたが、最初に食べたときの完成度の高さを
思うと今年の一杯だなと強く思います。なにげに煮干がビンビンにきいた醤油も
完成度が高い。


最後に、特別賞。「福一@成田」のマニアックすぎる「みつか坊主」のKansai
インスパイア。これは、食べてるときにニヤニヤしっぱなし。さすが、現在、
日本一ラーメンを食べるラーメン店主ですね。



記録的なことは振り返りませんが、2010年は、うん、本当に美味しいものに
出会えたと思います。さて、2011年はいかに。