サッシ・エクステリアリフォーム専門! 新田建商の仕事ブログ

自社施工実績魚津No1。新田建商店長が書き綴る、現場のこと、業界アレコレ、仕事への想い・・・。

南極の窓事情

2016年05月06日 20時43分13秒 | その他
2015YKKAPエクステリアデザイン施工フォトコンテストファミリー賞受賞。
富山県 魚津市で窓まわりのリフォーム専門。
有限会社新田建商の新田健太郎です


新田建商は今日から連休明け通常営業です。


南極の窓事情というタイトルですが、決して連休を利用して南極へ行ってきたわけではありません。


我が家のわんぱくな子供たち(6歳の長男と3歳の長女)を連れて、名古屋にある南極の寒さが体験できる科学博物館へ行ってきました


体験施設の中には、南極の氷や南極の防寒具などが展示されていますが、なんとそこに南極基地のサッシの展示が。


これはもう写真に納めるしかないでしょう。





サッシ屋の冷静な目線で分析すると・・・
木製サッシ。
3mmトウメイ3層ガラス。
空気層6mmアルミスペーサー。
総厚21mm。


あとは内部に断熱ガスが入るかどうか、
低放射(ロウイー)ガラスかどうかの疑問が残ります。


個人的に思うことは、南極の場合重要な要素は熱貫流率であり、ロウイー最大のメリットである低放射(熱遮蔽)ではないことを考えると、3層ノーマルガラスの断熱ガス入りが最も熱効率のよい組み合わせだろうと感じます


昨今、サッシの樹脂化、トリプルガラス化が進んだことで、
日本の窓も南極のサッシ並みの断熱性能になっていると考えられます。


いや、むしろ空気層の厚さを考慮すると日本のサッシの方が熱的性能は上でしょう。
あとはサッシの大きさや開閉形式で決まってくると思います。


日本と南極が違うのは夏の日差し対策。
日本の場合は夏の日射対策をするのが昨今の常識となってきました。


冬は暖房熱を逃がさず、日射を最大限取り込む窓とし、
夏は庇や遮蔽スクリーンなど窓の外で日射カットすることで室温上昇を抑える。
性能を重ね着する、レイヤーという概念です。


最後におまけ。
マイナス30度の中震える我が家の子供たちの図。



今日も最後までご覧いただきありがとうございますっ!
窓まわりリフォーム専門
有限会社新田建商  新田健太郎

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