
アメリカで公開された際にネットで予告編を見て、ウヒョー! やっぱりクライヴ・オーウェンはBMWが似合うなあ~(そう、知る人ぞ知る、BMWのショートフィルム全作で彼は主役を張っていましたっけ)と惚れ惚れさせられ、そしてポール・ジアマッティの怪しげな演技っぷりにもワクワクさせられ、さらには監督がジョン・ウーから大いに影響を受けているマイケル・デイヴィスだと知って、実はそれなりに期待していたアクション・ムービーがこれ。

そして実際、ニンジンをかじりながら登場するクライヴ・オーウェンが成り行きで赤ん坊の出産に立会うというまるで「トゥモロー・ワールド」みたいなシーン(苦笑)から息つく暇もないアクションシーンの連続に流れ込んでいく展開はそれなりに面白かった。
加えてクールをズンズンと遥かに通り越して恐ろしいまでに馬鹿馬鹿しいガンファイトの数々もそれなりに楽しかったし、さらに言えば、これだけバッタバッタと人を銃で殺しておきながら、映画のテーマは実は何気に銃社会に対するアンチテーゼだったりするところもそれなりにイカしていたと思う。

ということで、贔屓の贔屓倒し的な見方をするならば、結構楽しめる作品であることは間違いないとも言えるけれど、例えばニューヨークタイムスの映画評にあった“ a worthless piece of garbage. ” みたいなあんまりな言い方はしないにせよ、正直言って脚本、演出ともに徹底し切れていない物足りなさを感じてしまい、残念ながら予告編を超える出来ではなかったのだ。惜しい!

それにしても、こうしたプログラムピクチュアの香りたっぷりの作品を見てしまうと、かつて石井輝男や鈴木則文、野田幸男らが撮っていた見事なまでに馬鹿馬鹿しかった東映プログラムピクチュアをつい思い出してしまい、そういった意味ではモニカ・ベルッチは、さしづめ中島ゆたかに見えてきて、一人悦に入ってしまったのでありました。
今日の1曲 “ モニカ ” : 吉川晃司
モニカといって、作品とは全く完全に、見事なくらいワハハ、つい思い出したのがもろ佐野元春していた吉川晃司のこの曲。ほんと、ベタですいません。
ちなみにこの曲、大森一樹監督作品にして本人の主演デビュー作でもある1984年制作の東宝映画「すかんぴんウォーク」の主題歌だったはずだけど、どんな映画だったか見事なまでに覚えていないぞ(苦笑)。
とりあえず、後年撮られたであろうPVはコチラから。

そして実際、ニンジンをかじりながら登場するクライヴ・オーウェンが成り行きで赤ん坊の出産に立会うというまるで「トゥモロー・ワールド」みたいなシーン(苦笑)から息つく暇もないアクションシーンの連続に流れ込んでいく展開はそれなりに面白かった。
加えてクールをズンズンと遥かに通り越して恐ろしいまでに馬鹿馬鹿しいガンファイトの数々もそれなりに楽しかったし、さらに言えば、これだけバッタバッタと人を銃で殺しておきながら、映画のテーマは実は何気に銃社会に対するアンチテーゼだったりするところもそれなりにイカしていたと思う。

ということで、贔屓の贔屓倒し的な見方をするならば、結構楽しめる作品であることは間違いないとも言えるけれど、例えばニューヨークタイムスの映画評にあった“ a worthless piece of garbage. ” みたいなあんまりな言い方はしないにせよ、正直言って脚本、演出ともに徹底し切れていない物足りなさを感じてしまい、残念ながら予告編を超える出来ではなかったのだ。惜しい!

それにしても、こうしたプログラムピクチュアの香りたっぷりの作品を見てしまうと、かつて石井輝男や鈴木則文、野田幸男らが撮っていた見事なまでに馬鹿馬鹿しかった東映プログラムピクチュアをつい思い出してしまい、そういった意味ではモニカ・ベルッチは、さしづめ中島ゆたかに見えてきて、一人悦に入ってしまったのでありました。
今日の1曲 “ モニカ ” : 吉川晃司

ちなみにこの曲、大森一樹監督作品にして本人の主演デビュー作でもある1984年制作の東宝映画「すかんぴんウォーク」の主題歌だったはずだけど、どんな映画だったか見事なまでに覚えていないぞ(苦笑)。
とりあえず、後年撮られたであろうPVはコチラから。
駅弁乱れ撃ちシーンが一番好きです。
ラストシーンで大爆笑してたら前の席のカップルに
バカじゃないの?このおっさんって感じで睨まれました・・・・。
笑ってはイケナイ映画だったんでしょうか?
そしてそうしたことを名だたる役者たちがちゃんと演じているところにも
感心させられました。
一番好きなシーンは、空中バトルも捨てがたいけれど、
やはり飛び降りながらBMWのサンルーフを撃ち砕いて乗る
あのシーンがすっかりツボでした。
あえて必要以上にヨイショはしませんが、好きな人には堪らん
カルトになりそうな作品でした。
モニカ・ベルッチは中島ゆたか、なるほど。プログラム・ピクチャー世代としては、こういうのに当たるとにやにやしてしまいますね。
さすがにそんなに多くはいないでしょうから、遠くNYからの暖かい
リアクションに感謝であります。
それにしてもこれでジョン・ウーを超えたとうそぶいているらしい
この監督の勘違い振りも、それはそれで「愛嬌」なんでしょうね(苦笑)
イタリアの宝石であるモニカさまの艶姿とクライヴ・オーウェンの格好いい英姿を見られるのが一つのポイントかもしれないと思いました。
イタリアの宝石(なの?)モニカのいかにもといった使われ方も
なかなかナイスでしたすよね。
殺戮を始める前ににんじんを食べるシーンは面白おかしかったです。
スミスさん、あんたはジェームズ・ボンドより遥かに強いですよと一言褒めてあげたいです。