美味礼賛 Delicious appreciation

今さら言うのもなんだけど、根っから食い意地が張っているというか、とにかくいろんなものを食べるのが好きだ。
そして最近は、これはという料理に出会うと無粋ながら思わずケータイのカメラでシャカっと撮ってしまう悲しい自分がいたりする（苦笑）。

ったく、記録より記憶じゃろが！と自分でも認識しているはずなんだけどねぇ。
ということで、ここ最近食べさせてもらったお気に入りをいくつか紹介。


まずは、４月から主計町に移転することが決まったお馴染み「空海」で食べた斎田さん渾身の一皿（な～んちって）である『鱈の昆布〆のソテー　白子とマスカルポーネソース和え』。
とにかくその独特のバランス感覚が最高で、一応居酒屋ながら、こうしたものが突然出てくるところが「空海」だったりしますのじゃ。



続いてプチサプライズとなった誕生会の時に「アルベロ」でご馳走になった料理。
まずはヴーヴクリコとの相性もバツグンの北イタリアの名物料理『バッカラ・マンテカート』＆フォカッチャ。
“バッカラ”とは干し鱈のことで“マンテカート”とは水と油を乳化させてトロリとさせる料理法なんだそう。
にんにくやオリーブオイルが加わったペースト状のこの料理、すごい好みであります。



コチラはイタリアでは使ったことのないというか、存在しないらしい魚である『鯖のマリネ』。
ほとんど和食に近い浅〆具合が何とも絶妙。



そしてスモークした独特の香りが鴨肉の旨みをうまく引き出している『鴨のスモーク』
マーマレードとともに食すると美味いんだな、これが。




そしてこちらは、先週伏見台にオープンしたばかりのカジュアルフレンチのお店「シェ・ポーズ」にてドドーンと出てきた『のど黒のブイヤベース』。
のど黒だけでなく、蟹や貝類も入っていて、風味豊かな何とも贅沢なフレンチ鍋でありました。



毎度おなじみの「ムシャリラ・ムシャリロ」のお弁当。
持ち帰りが多い中、店内で食べるとこうしてお洒落なお皿に盛られてきて、印象もずいぶん変わってしまうなと改めて実感。
『からし菜、菜の花、湯葉のお浸し』も良いけれど、焼き海苔がアクセントなっていた『長葱とプチヴェールのサラダ』が何とも良い感じ。



大学受験に東京へ行っていた息子の東京土産がこれ。
それにしても「イベリコ重」とは！　あるもんだなあと妙に感心。
タレがちょっと甘いけれど、イベリコブーはあっさり系で結構美味しかったりしたのだ。ぶー、ぶー。



で、最後は昨日の夜、「アロス」で出してもらった高知県須崎市・今昔夢苺倶楽部（久保農園）の苺『幸の香』。
“バランスの取れた土づくりから・・・健康ミネラル栽培”をキャッチフレーズに土にこだわってイチゴ栽培に取り組んでいるというこの農園のイチゴ、ちょいと信じがたい半端じゃない味。
糖度18％というとんでもない甘さなんだけど、甘さだけではない旨味も充分詰まっていて、食べるととにかくその名の通り思わず幸せを感じてしまいますのじゃ。
本当にウマイ！
いつもいつも珍しい食材を食べさせてくれる石浦くんに、とにかく感謝であります。うーっす。