50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写
俺の明日はどっちだ
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」 nostalgia for the good old days

前作に続いて冒頭に「TOHO SCOPE」のロゴが映し出されたあと突然始まるVFXを駆使した『ゴジラ』に苦笑。
そしてなんとミゼットがドリフトまでしてしまうその疾走感には思わず笑ってしまった。
それはともかく、そんな贅沢なオープニングの後に展開される物語は、テイスト的には良くも悪くも前作(感想はこちらで)をそのまま受け継いだ“三丁目ワ-ルド”。
とは言え、前作はいろんなモノ・コト・ヒトが転換する昭和33年という時代設定を色濃く出していたのに対して、今回は「お金より大切なもの」としてさまざまな人と人との出会いが盛り込まれていて、そうしたドラマ部分が広がった分あの時代を背景とする必然性には乏しくなった印象も少なからず感じてしまった。

勿論ひとつひとつのエピソードには胸を打つものも多く、前作に引き続きというか、2作目にしてまるでシリーズもののような安定した雰囲気の中で繰り広げられる出演者たちの楽しげな演技が心和ませてくれたのも事実だったし、犬の名前が南極探検で話題となった太郎だったり、三平ならぬ一平が「どうもすいません」と謝ったり、自転車の三角乗りしたり、はたまた(黒部)ダム話が出てくるなどなど、相変わらずの小技も効いていたと思う。
加えて数寄屋橋ならぬ日本橋での「君の名は」みたいなシーンでのあの当時の映画らしい画質というか色調にもほとほと感心させられたし、懐古趣味だとか、なんだかんだ言われつつも首都高の無いその日本橋や、東京駅、さらにはかつての東京国際空港(羽田空港)から飛び立つプロペラ機( PAN AM! )や特急こだまといった当時のものの再現ぶりは、見ていてやはり楽しかったりもしてしまった。

まさに old days are good days!
そうなるとそのあまりに予定調和的なストーリー展開もこれはこれでお決まりとして楽しもうと思えばそれなりに結構楽しめるわけで、確かに切り売り的な物足りなさや、いささか熱を感じさせない空気感の欠如などはあるにせよ、そのハートウォーミングな世界に身を置くのも決して悪いことじゃないような気がする。
とにかく変なところで目くじら立てず観る分にはそれなりに楽しめる佳作ではあります。
今日の1曲 “ What'd I Say ” : Ray Charles
昭和34年、つまり1959年には一体どんな曲がヒットしていたのか調べてみると、ボビー・ダーリンの“ Mack the Knife ”とかレイ・チャールズの有名なこの曲がすでにヒットしていたのでした。
そしてこの曲、いろんな人がカヴァーしている中、実はエルヴィス・プレスリーも映画「ラスベガス万才」で歌っているのですが、バックの演奏を含めてこれがなかなか良かったりします。
レイ・チャールズのめちゃ格好良い当時の動画はこちらから
そしてプレスリーのそれはコッチから
そしてなんとミゼットがドリフトまでしてしまうその疾走感には思わず笑ってしまった。
それはともかく、そんな贅沢なオープニングの後に展開される物語は、テイスト的には良くも悪くも前作(感想はこちらで)をそのまま受け継いだ“三丁目ワ-ルド”。
とは言え、前作はいろんなモノ・コト・ヒトが転換する昭和33年という時代設定を色濃く出していたのに対して、今回は「お金より大切なもの」としてさまざまな人と人との出会いが盛り込まれていて、そうしたドラマ部分が広がった分あの時代を背景とする必然性には乏しくなった印象も少なからず感じてしまった。

勿論ひとつひとつのエピソードには胸を打つものも多く、前作に引き続きというか、2作目にしてまるでシリーズもののような安定した雰囲気の中で繰り広げられる出演者たちの楽しげな演技が心和ませてくれたのも事実だったし、犬の名前が南極探検で話題となった太郎だったり、三平ならぬ一平が「どうもすいません」と謝ったり、自転車の三角乗りしたり、はたまた(黒部)ダム話が出てくるなどなど、相変わらずの小技も効いていたと思う。
加えて数寄屋橋ならぬ日本橋での「君の名は」みたいなシーンでのあの当時の映画らしい画質というか色調にもほとほと感心させられたし、懐古趣味だとか、なんだかんだ言われつつも首都高の無いその日本橋や、東京駅、さらにはかつての東京国際空港(羽田空港)から飛び立つプロペラ機( PAN AM! )や特急こだまといった当時のものの再現ぶりは、見ていてやはり楽しかったりもしてしまった。

まさに old days are good days!
そうなるとそのあまりに予定調和的なストーリー展開もこれはこれでお決まりとして楽しもうと思えばそれなりに結構楽しめるわけで、確かに切り売り的な物足りなさや、いささか熱を感じさせない空気感の欠如などはあるにせよ、そのハートウォーミングな世界に身を置くのも決して悪いことじゃないような気がする。
とにかく変なところで目くじら立てず観る分にはそれなりに楽しめる佳作ではあります。
今日の1曲 “ What'd I Say ” : Ray Charles

そしてこの曲、いろんな人がカヴァーしている中、実はエルヴィス・プレスリーも映画「ラスベガス万才」で歌っているのですが、バックの演奏を含めてこれがなかなか良かったりします。
レイ・チャールズのめちゃ格好良い当時の動画はこちらから
そしてプレスリーのそれはコッチから
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だからといって「昭和」を舞台にすれば40代以上の人たちの心を掴めるなんて短絡的には考えてほしくないですけどね(笑)
ところで、本日初めてムシャリラ・ムシャリロに行ってまいりました!
ゴボウ&大根&里芋&ヒヨコマメの入ったカレーがメインでした。
コーヒーもとっても美味しかったです。
今度は友人を連れて行くつもりです☆
伝えてくれるといった意味ではスタンス的に貴重な映画だと
思います。
プラス、『ムシャ弁』を気に入ってもらって目茶嬉しいッス。
私設応援団として是非是非、またご贔屓に!であります。
そんな中、鈴木オートのマンガのようなリアクションのおかげで、少し救われました。
CGでも決して作り出せない、堤真一のあの表情(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。
庄司薫が『赤頭巾ちゃん気をつけて』で1969年度上期の
芥川賞を受賞した時、何故に直木賞ではなく芥川賞と、
確か話題になっていたことを思い出してしまいました。
全然関係ない話で、どうもスイマセン。