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「ミス・ポター」 MISS POTTER

昔々ロンドンにいた頃、日本からやってきた友達に人気だったのがマリークワントの口紅とピーターラビット柄のウエッジウッドの食器だったりした。

そんなピーターラビットの作者ヘレン・ビアトリクス・ポターがまだまだ封建色の強かった20世紀初頭という時代に抗して生きたユニークな半生を描いているこの作品、正直言って取り立てて食指は動かなかったのだけど、イギリスの『 Lake District(湖水地方)』が登場すると知って俄然興味が湧いての観賞となった。



イギリスの代表的なロマン派詩人ワーズワースの生地としても知られるこの湖水地方、行った知り合いすべてがまた是非行きたいと強く強く言い切るほど素晴しいところらしく、通常他ではあまりお目にかかれないその景観は、映画の中でも思わず心温かくなってしまう住居を含めて確かにオールドイングランド!といった風情で、何とも言えない雰囲気を醸し出していた。
うーっ、やっぱり行ってみたいぞ!

映画そのものは、物語があまりに破綻なくどんどん進んでいく中盤までは、ダイジェスト版を観ているようで味も素っ気もなかったけれど、そんな中、ぐぐっと心引き寄せられたのがレニー・ゼルウィガーのキュートな演技。



特にユアン・マクレガー扮する編集者のノーマンから求婚されたときの、しばらく間をおいて駆け寄っての「 Yes! 」。
観ているこっちまで「 Yes 」!
そして暫しの別れのはずだった駅でのファーストキッス。
ここにきてようやく互いにファーストネームで呼び合う奥ゆかしさ!

ともあれ何と可愛い32歳の恋なんだろうと、つい心ほのぼのさせてくれた彼女の演技は、古めかしい言い回しのクイーンズ・イングリッシュも含めてとても感心させられてしまった。
ちなみに彼女、この作品では製作総指揮にも名を連ねていて、そのあたりの頑張りもあったのか?



途中ピーターラビットに登場するキャラクターがアニメーションとして出てくるシーンもキュートだったし、まさに英国といった調度品や食器、オーセンティックなファッション、そして部屋のインテリアなどなど、もし自分に娘がいたなら絶対一緒に観たい、そんな気にさせられた映画でありました。

決して大きな期待を持たず、雰囲気を味わうぶんにはそれなりによく出来ているので、英国好きの女子には特にオススメであります。



今日の1曲 “ ピーターラビット ” : 大貫妙子

ピーターラビットと言えば、やっぱりこれでしょう。ということでター坊こと大貫妙子の82年のこの曲を。
名盤として評価の高い『 Cliche 』に収録。
彼女の公式ページで最初に出てくる文章を読んだりすると、この人もビアトリクスと同じ世界観を持った人なんだなと改めて思ったりもします。
アルバム試聴はコチラから。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 30 )
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コメント
 
 
 
こんにちは♪ (miyukichi)
2007-09-30 16:33:09
 TBどうもありがとうございました。

 ロンドンにおられたことがあるんですねー。
 湖水地方、ぜひ行ってみたいと思いました。
 ものすごく美しかったですね。

 レニー、すごくCUTEでしたね。
 英語の発音もとてもきれいで、
 冒頭のモノローグは、聴き入ってしまいました。

 ノーマンとの恋愛も、ステキでした。
 私も「Yes!!」でしたよ(笑)
 
 
 
◇miyukichi さん (nikidasu)
2007-10-01 01:22:31
ビアトリクス・ポターの半生物語として観ると、いささか
物足りないものがありましたが、キュートな恋物語として
上手くまとめてあったと思います。

そして「湖水地方」の風景そのものが、間違いなく、
もうひとつの主役でしたね。
何とかして是非訪れてみてみたいものですね。


 
 
 
DVD化されるの? (南 敬)
2008-01-19 11:42:10
私はレ二ー・ゼルウィガーーの熱狂的なファンです。ストーリーより彼女に惹かれてこの映画を観た次第です。
でも、実際観たらストーリーもとても良かったです。
ポターの人生は現代の職業も女性としての幸せも欲しいという女性の生き方にもつながるものだと思います。
ところで、この映画DVD化されるの?誰か教えてください。
 
 
 
試聴 (kimion20002000)
2008-04-26 19:39:05
TBありがとう。
ハイ。「ピーターラビットとわたし」を試聴させていただきました。
 
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