二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

安全か…

2008-01-21 17:47:23 | 徒然に想う
ジャガイモの澱粉をお餅に混ぜ合わせると、お餅そのものの食感を保ちつつ噛み切りやすいお餅になるそうだ。そうすると、喉に詰まらせる事故が減っていくとのこと。つまり安全性が確保されるということらしい。体に有害、害をもたらすことを排除する意味で食の安全性か、なるほど。でも、食の安全性って、そういったこと?

さらに、ジャガイモ入りのお餅は、ノリやマメを混ぜ込んだお餅と違って、見た目全く餅米だけで出来たお餅とかわりない。それははたしてお餅なんだろか。どれくらいジャガイモが含まれるかによって法律で分けられる?

国産ワインの原材料はどこから来るか。日本の法律上、アルゼンチンやアメリカから来ても問題ない。ワインそのものでは違反する。が、ブドウジュースとして輸入し、国内で発酵させワインにしたら国産。はたして、それは国産なんだか?

ちょっと、悪ふざけ。法律の公然たる抜け道を皮肉りたいワケでなく。行き過ぎた解釈をどうしたいワケでなく。日輪の一部が太陽のように見え、二つ太陽があると言っていたほうが罪がないと思えた。


一番花

2008-01-20 10:47:28 | 徒然に想う
よく冷えている。予報では夜から雪とニュース。寒さで頬が痛い。力を入れず、力を抜こう。先週は酷い週だった、嫌になる。そう、力を抜こう。忘れよう。JRの高架線の下の道。その高架線を8両編成の電車が轟音を立てて走り過ぎさる。それを追うように視線を上げた。視線に木々が飛び込んできた。

「花?」今年の最初の梅の花。「そうか、ここにも梅があったんだ」この寒い中、ついに咲き始めた。「いつだ?」昨日は少なくともまだ咲いていなかった。いや、気付かなかった。「まぁ、いい」よく観ると、もう何輪か花を開かせている。沢山の蕾が、すぐに花開かせんばかりに頭を白くさせている。

こうして、何もしなくともどんどん春になっていく。自然に流れる。CCRの一日。


初雪

2008-01-17 10:02:31 | 徒然に想う
あぁ、またかい。ギ・ソ・ウ。耐震性、食品の次は紙。今年の年賀状の古紙の含有率が基準に満たしていなかったとニュース。

あたかも耐震偽装発覚以後、業界ごとにタイミングを見てカミングアウトしているよう。で、謝る気もなく雁首並べ頭だけ下げる、誠意のない儀式。ただ、この紙の偽装の儀式には気分が害された。悪いなんてもんじゃない。環境偽装なんて言って、自分たちを揶揄たつもりか!馬鹿者めが!!

途中の公園まで道すがら雪を探した。が、道が多少濡れているくらい、何もない。本当に雪、降ったんだろうか。平年より約二週間遅れて降ったとニュースだったが。実際降っているのをみたわけではないから…。やっと、公園を越え15分程歩いた道路わきの生け垣に雪を見つけた。降ったんだ、納得。

いい加減にしないか、なんて言っても仕方あるまい。偽装してないと言っても、聞いただけで実際を見ていないから。真実かはわからない。ただどうせ、どこもが大なり小なりやっている。


うつろい

2008-01-16 12:30:04 | 徒然に想う
6時過ぎいつものように、散歩に出た。なんだか暗い。東の空もまだ白んでいない。早かったかな?

いつもの時間だし、曇ってもない。で、国立天文台のサイトで暦をみると、なんと意外。今日は6時50分…。先週の方が遅い、6時51分ころ日の出とある。感覚の問題か。更に興味本位で日の出・日の入り時間を追っていくと、けっこうすごい。日の出はドンドン早くなり、日の入りが一日1分位の早さで遅いなっていく。日に日に日照時間が長くなる。

そういえば季節も小寒、20日あたりに大寒を迎え…。いよいよ冬も終わり。あっという間にマメまき、桜が咲いて、新入社員が来て、ゴールデンウイーク。田植え、田の草取り、刈り入れ、ハザがけ。脱穀に、餅つきに…。早いなんてもんじゃない。

時間や季節の移ろい、意識しておかないと忘れてしまいそうだ。

自分への怒り

2008-01-15 21:16:05 | 徒然に想う
絶望、なんて単語だ。ニュアンスやイメージが悪いなんてもんではない。まさに何もかもが否定される、未来がない。

だが、まて!本当に絶望しているのか。実は自分で制御出来る忌避と出来ない絶望を一緒にしてはいまいか。制御可能である、それはまだ自分に選択権が残されている。それを絶望と思い込みたい…。それだけなのでは?

薬を使っている。これは?意思だ、制御出来る。止めたければ止めてしまえ!それでいい。水のように、梅の冬芽のように自然に託せぬのか。なんと傲慢な!

奇妙な夢

2008-01-14 16:27:25 | 徒然に想う
奇妙な夢をみた。外国にある収容所から脱獄する夢だ。宮崎駿の漫画に出てくるような女の子とジモシーのような少年と三人で実行する。無論成功する。

脱獄に使った貨物船、そう大きさは砕氷船「宗谷」といった類だろう、小さくなんかない。それが大型ヘリ一機で持ち上げられ垂直になった。が、庵主はコナンよろしく甲板を自由に走り回れるのだ。しかも、女の子を脇にかかえたまま、何時間も、何時間も。まったく力学を無視している。どれ位経ったか、やっと南の島で地上に降りた。庵主は疲れも何も一切感じていなかった。…。

止めよう、話にはまだ続きがあるのだが。何のことやら、分からない。夢判断・分析をしたいわけでもないし。

先週は退院以来始めて一週間通して会社に出た。時短であることには変わりないのだが、午後も三時を過ぎると、風邪っぽい感じがして来たのには参った。体力の回復の為の散歩も既に三ヶ月を越えようというのに、違う力を使うんだろう。さらに、追い討ちをかけたのが…、拘束感・閉塞感だ。四時を過ぎる頃にはへとへとになっていた。徐々に慣れていくのだろうか。正直、慣れたくない。いつでも好きなときに好きなだけ空を見上げていたかった。

…従えない?

2008-01-13 13:32:45 | 徒然に想う
梅の冬芽の先端を見ると、既にかすかに十字に切れて薄い薄い白いピンクのような花の頭が見える。ここ数日やはり暖かだったのだろう、もう開花への準備は秒読みだ。

西の窓から見える秩父や奥多摩の山々は、昨日の雨がおそらく雪で、青々黒々ではなく、どこか白く見える。午前中陽が顔を出しているときに散歩に出たが、そんな山々の上を通ってくるのか風はことさら冷たかった。季節はまだまだ冬。ただ、梅は、抗うことなく、暖かくなれば、蕾を膨らまし、寒くなれば留まり…。何にも抵抗することなく自然に従う。

「水は自然に流れる。そう生きよう」
お世話になっている農場の大将からいただいた年賀状に添えられていた言葉。

なぜ、人、いや庵主は抗うのだろう、抵抗するのだろう。焦ったり急いだりすることはない。どうして、水のように自然に流れられない? どうして、梅のように自然に従えない? なぜ、どうして自然に…。  

オルガン

2008-01-12 07:40:51 | 徒然に想う
散歩に出ようとすると、雨。いくら楽しいからといって、傘を指してまではいきたくない。そうだ、風呂に浸かろう、朝風呂。

う~ん、最高。昨夜は高校の同級生たちと新年会。ちょっと二日酔い気味。頭のてっぺんから残っていた酒が抜けていく。いい、実にいい。…~~… シ、シュバイツアー? 彼ののオルガンを聞きたい。

CDをかけ、窓を開け… 静かにバッハの賛美歌が流れていく。少し寒いが、熱った体に心地よい。シジュウカラのさえずり。静かだ。

雨はやんでいた。


いただきます!

2008-01-10 09:19:01 | 徒然に想う
トンとカウンターの向こうで音がする。巻物を切る前、大将が包丁に水を付け歯全体に散らす音。スッと包丁が入って。

このあたりのリズムがカッコイい。粋っていうかもしれぬ。すだれをサッと広げ、シャリを量の頃合を計りながらお櫃から。もう海苔はすだれの上。シャリがつぶれぬよう、かたからず。わさびがバリッと、太い人差し指で。干瓢か。ググッと巻き込んだ。で、三本まくと、トンと音がする。

よく夕飯を食べに行くお寿司屋さんの楽しみ。お茶目でイタズラ好きで、たまにわさびを多く入れて巻いてくれる大将。「いつも、カッコイいなぁ」と女将さんに。「でしょう」と大きく肯かられる。ハイハイ、ごちそうさまでした!!




あしもと

2008-01-09 09:49:49 | 徒然に想う
玄関を出るとまだ暗い。東の空すら白んできていない。日の出まであと40分ある。足下が暗い。街灯が寒々しいが、1月にして3月並みの気温。確かに暖かい。これ、異常気象…?

温暖化対策のニュースが洞爺湖サミットやノーベル賞のせいで多い。先端技術の光合成をする色素を使った発電技術開発、バイオ・エネルギー、低コストの太陽発電などが次々紹介される。兎に角即効性の高い解決策がほしいようだ。だが、違和感、違和感なんだ…。何か、おかしい。

なんで新しい技術が要るだろう。温暖化は何も今に始まったことじゃない。むかしから警鐘を鳴らしている方たちがたくさんいる。即効性は二の次ではないだろか。なんだか開発にかかるエネルギー、資金、時間、労力。それに効果。そんなことを考えてみると、果たして…。温暖化対策はどうでもよくて、金儲け・操業者利益の追求に過ぎないのではと思ってしまう。

真冬にトマトやキュウリを食べたい?新しい技術の前にコストがいっさいかからぬ対策がある。しかもすぐ脇に。その実効性を振り返って認められたら、簡単に解決するのであるまいか…。足下も明るくなる。