二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

逆回り

2008-12-18 12:41:08 | 徒然に想う
ほほう、霧が出やすいとな。起きがけの天気予報で耳寄りなことを言った。時間を考えると、逆に回ると丁度日の出頃に川沿い土手を歩くことになる。霧と朝陽、この上ない組み合わせに違いない。出なかったら出ないでで仕方ない。逆回り!

小五郎は寝ている、脇を薄暗い中進んでいくと桜並木の川沿い道。いい感じに靄が川面から上がっている。神社の手前の畑、あと2、30分もすれば日の出時刻。地面からも靄が。かなり期待出来る。

向こう岸の段丘の雑木林の合間から太陽。光が幾筋も霧に映る。民家の窓に反射し橙の光跡が畑へと伸びる。白い幻想からボッと影。おはようございます。そして、また消え…。

正直、逆回りなどするんではなかった。完全に不完全燃焼。どうしても時間が気になり、楽しみ切れない。いっそのことと思ったのだが…。荒川の鉄橋にさしかかった。霧が女郎花色に淡く輝いてる。