二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

…従えない?

2008-01-13 13:32:45 | 徒然に想う
梅の冬芽の先端を見ると、既にかすかに十字に切れて薄い薄い白いピンクのような花の頭が見える。ここ数日やはり暖かだったのだろう、もう開花への準備は秒読みだ。

西の窓から見える秩父や奥多摩の山々は、昨日の雨がおそらく雪で、青々黒々ではなく、どこか白く見える。午前中陽が顔を出しているときに散歩に出たが、そんな山々の上を通ってくるのか風はことさら冷たかった。季節はまだまだ冬。ただ、梅は、抗うことなく、暖かくなれば、蕾を膨らまし、寒くなれば留まり…。何にも抵抗することなく自然に従う。

「水は自然に流れる。そう生きよう」
お世話になっている農場の大将からいただいた年賀状に添えられていた言葉。

なぜ、人、いや庵主は抗うのだろう、抵抗するのだろう。焦ったり急いだりすることはない。どうして、水のように自然に流れられない? どうして、梅のように自然に従えない? なぜ、どうして自然に…。