発達面での凹凸の大きさを指摘されていた4歳の☆くん。
虹色教室で工作やゲームを楽しむうちに
人と関わることや見立て遊びをすること、頭で考えることが得意になってきました。
さまざまな面で急速に成長している反面、パズルをする姿には
「あれれ?」と驚くような苦手さが見られました。
ねずみの目の隣に尻尾をひっつけたり、顔に足をつけたりしても、
自分でその間違いに気づけなかったのです。
それでも、サイコロを振りながら
6ピースのパズルを完成させる
ラベンズバーガーのこのゲームには、とても意欲をそそられたようで
何度も何度もやりたがっていました。しまいには
上手にパズルを完成させるようになっていました。
パズルにはサイコロの目が描いてあります。
お家にあるポストカードなどで簡単に作れるので、
手作りするのもおすすめです。
感心したのは、
「3の目が出た場合、自分がすでに3の目のピースを使っていたら
もう置くことができないので次の人に順番を代わる」といったルールを
☆くんがよく理解していたことです。
「この数字は大丈夫」「これはだめだ。もう持っているから」など
おしゃべりしながら遊んでいました。
『いろーんなかたち』というラベンズバーガーのゲームでも
☆くんは、「色は自由で、かたちは六角形」「赤い色でかたちは自由」などの
条件を即座に見分けて
遊ぶことができていました。
☆くんは論理的に考えることは苦手ではないようです。
その一方で、目で見たものを判断する際の力に
極端な弱さも感じました。
文字と絵を合体させて面白い生き物を作る遊びもとても喜んでいました。
「カブトムシは何文字かな?」「ワリは何文字かな?」といった質問にもきちんと答えることができました。
少し前まで、☆くんはブロック等で見立て遊びをしたり、工作をしたりすることは
ありませんでした。ですが、この頃では、そうした遊びが
楽しくてたまらない様子です。
最初に工場を作って、工場の荷物を運搬するための
船や貨物列車を作りました。
わたしがベルトコンベアーや工場の製品をかき混ぜる場所や製品が出てくる部分を
作ってあげると、自分でも製品を積み下ろすスペースなどを作って
遊びを広げていました。
お友だちといっしょにショベルカーや警察の車や、警察の牢屋作りなどの
工作も楽しみました。(とはいえ、今日はめずらしく
ほとんどわたしが作ってあげる日となりました。いつもは
熱心に切ったり貼ったりして作り続けています。)