虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

創造性はどうすれば伸びるの? 1

2009-11-13 06:29:24 | レゴ デュプロ ブロック
ちょっぴり怪しげな右脳の本などには、
人はこれまで生きた人々のすべての知識の蓄積とつながりがあって、
右脳を通してそれらに、うまくアクセスできるようになると、
誰もが天才になれる……
と うたっている本があります。

昨日書いたスピリチュアルの記事の新しい世界観、物質観に基づいて解釈すると、

右脳を通してそれらに、うまくアクセスできるようになると、
誰もが天才になれる……は、

ある意味、真実ともいえるし、
かなりの誇大な解釈ともいえるでしょう。

この右脳を通してアクセスできる……というのは、本当にできたところで、
人がインターネットできる状態のパソコンを所有しているのと
同じようなものです。
確かに、そうしたパソコンを所有している人は、
いつでもこの膨大なインターネットの情報にアクセスできます。
でもパソコンを持っていて、いつでも膨大な情報とつながる可能性があるから、
そのひとたちはみんな天才!!とは言いがたいですよね。
だからといって、インターネットの情報は
無意味で個人にとって利用価値がないともいえません。

不治の病にかかった人が、必死で、アクセスし続けたら、
その思いに引き寄せられるように、
病気を治すことができる異国の医師についての情報を手に入れるかもしれません。
しょっちゅうネットサーフィンをしながら、
自分の興味を暖めていたなら、
自分では知りえないほどの興味の対象の知識を持つようになるかもしれません。

インターネットと右脳が潜在意識や集合的無意識に蓄積された膨大な
情報を手に入れる方法は、ちょっと似ているな……と感じるのは、
天才と呼ばれる人々が世紀の発明品や著書のアイデアをひらめく瞬間が
本人の能力よりも、その思いや意志や願望やしょっちゅうアクセスしようとしていたか……にかかっているように見えることです。

古代のヨガの経典には、個人の心を活性化させて宇宙の力にする「方法」が書かれています。この方法……神通の達人は、他者の心や思考を知る力、すべての生き物の言葉を理解する方法、過去と未来を知る力、隠されている物や遠くにある物を知る力、前世を知る力などがあるそうです。
これらは、ヨーガの技法によって意識を拡張させていくものだそうで、
一歩間違うと、新興宗教の教祖さまのような人がそうした技法の一部を乱用してそうですね……。

この神通は、深い瞑想をおこなう現代人や、薬物を使って人の意識を探求しようとする研究者、また新しい世界の統一理論を模索する物理学者などによって
大真面目に再考されています。

「ありえる……」と……

↑の不思議さは怪しいイメージがつきまといますが、
人が集合的無意識の部分で過去や他の人々と相互につながっていることからすると
不思議でもなんでもなく、

パソコンでいうと、「検索」をかける方法をマスターしたり
ネットサーフィンのコツを身につけたりすることに近いものでしょう。

唯物論でもなく
唯心論でもなく
(どちらも極端で怪しげな解釈ですから)
新しい世界観では
物質も心も実在ではあるけれど、実在の根源ではありません。

そのどちらも共通の母体……
宇宙の量子真空が持つゼロ点エネルギー場から進化してきた

そうアーウ゛ィン・ラズローは断言します。
また次のようにも語っています。

心と量子真空が持つダンスによって、私たちは周囲にいる別の人の心ばかりか、
それを超えた宇宙とも結びついている。この結びつきは
現代の洞察では
人間の脳はその頭蓋骨の外にある世界の特性をもっと広く処理している。その情報には、電磁波の可視スペクトルと音波の可聴領域にある情報ばかりでなく、真空に基づくホロフィールドにおける波動電波も含まれる。


創造性……の話は?
これと深く関わるのですが、まだ出てきませんでしたね。
この続きはまた次回に書きますね。

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