虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子どもの成長 レッスンのまとめ記事 

2014-01-19 18:11:59 | 記事のまとめ(リンク)

<どうして、こんなすごいのができちゃったんだろう?>

 

 

年少さんの★くんと☆くんのレッスンです。

いろいろな素敵なアイデアを次々思いつく、物作りが大好きな★くん。

とはいえ、これまではコツコツ根気よくやり遂げることが苦手で、

「パパッと貼って、命名するだけ」とか、ブロックなら数個組み合わせて、

「これは、○だよ」と言いながら遊ぶだけ……ということが多々ありました。

 

それが4歳となってから少しずつ根気がついてきて、今回はモノレールの

レールに危険防止の柵をブロックで巡らせる作業を黙々としていました。

教室の端から端まで柵を付けた後で、おもむろに立ちあがると、

しみじみと自分の作り上げた作品を眺めながら、

「どうして、こんなにすごいのが作れちゃったんだろう?」とつぶやきました。

 

★くん、戦隊物が大好きな子ですから、

「変身してパワーアップしたからじゃない?」とわたしがたずねると、

ちょっとむずかしい顔をして首をかしげて、

「がんばったからとちゃう?」と大阪弁で返してきました。

 

確かに……正しい! 適当なことを言って失礼しました。

★くん、本当によくがんばりましたね。

 

 

☆くんはストローコースター作りに夢中。

太いストローの中を小さな玉が走ります。

 

☆くんはこの間、年上の子や年下の子と一緒にブロック講座に参加しました。

そのとき、みんなで協力しあってブロック製作をした体験がよほど心に残ったらしく、

わたしが★くんに向かって、「よくがんばったね。そんな長~いレールを作るなんて、

大変よね。すごいすごい!」と言っていると、

☆くんが横から「大変じゃないよ。お友だちがいたら、手伝ってもらったらいいんだよ。

お友だちと一緒にやったら、そんなに長いのも、すぐできちゃうんだよ」

と言いました。

 

そう言えば、この日、☆くんのこんな姿がありました。

 

☆くんは几帳面で完璧主義なところがある、

何でも自分ひとりでコツコツがんばることが好きな子です。

それは素敵な長所ではあるのですが、

お友だちに自分の作品に触れられることを嫌がったり、

自己完結して遊びの幅が広がらないところがありました。

 

これまでは自分の作品作りをしているときは、

ほかの子にことは気にもとめなかったのですが、

今回のレッスンではストローでコースターを作っている間もお友だちの作品を見て、

「ぼくのストローと、★くんのストローを、もう一本のストローでひっつけて、

滑り台にしたらいいんじゃない?」と言いました。

 

そうして作った作品がこちらです。

 

 

またこんなこともありました。

☆くんがブロックのモノレールを走らせていたら、

★くんが自分の作ったモノレールで追いかけてきて、

「連結したら?連結したらいいんだ」と言いました。

(写真は連結後のモノレールです)

 

いつもなら、☆くんが困った顔をするシーンです。

☆くんは色や形の整った見栄えのいい作品作りに凝るのですが、

★くんが「連結しよう」というモノレールはアイデア重視で、

何だか平べったいモノレールとは呼びがたいものだったからです。

すると、☆くんは、「そうだ!いいことがあるよ」と言ったかと思うと、

ブロックを取ってきて、

★くんのモノレールと自分のモノレールを上からとめました。

それから、ふたりで満足そうにニコニコ笑いあっていました。

 

 

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