虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「おつり」をもらう経験がわかりにくくなっている?

2019-08-12 17:50:34 | 算数

ユースホステルでのレッスンにて。

年長~小学1年生の子たちをメインに、

「おつり」をテーマにした算数遊びをしました。

 

それぞれの子の数の理解に応じて、

商品の値段を決めて、お店屋さんをしてもらいます。

 

「すべて10円のお店」では、お客が、

50円玉を出して100円玉を出して買い物をし、

お店屋さんは、おつりを渡します。

 

子どもたちはどの子も大乗り気で参加していたのですが

意外なことがありました。

3ケタの計算をしたり、ややこしい文章題を解いたりできる子であっても、

お店屋さんになっておつりを渡す際に、ごくごく初歩的な間違いをしていたのです。

 

「20円の商品を売る時、50円を払ってもらった時のおつりは?」という場面で、

おつりで20円を渡そうとしていたのです。

何度か遊ぶうちに、ちゃんと理解しておつりの計算ができるようになったのですが、

その姿からは、子どもの生活から(消費税などがかからない形の)買い物をしておつりをもらうという経験が

ほとんどなくなっているんだろうな、と感じました。

10円の買い物をするのに、100円払うと、たくさんおつりが返ってきそうだという

経験からくる勘のようなものが、

参加したどの子にもないように見えました。

確かに、昭和の時代の子なら、駅で切符を購入する度に、

80円の切符を買うのに100円投入すると

10円玉が何枚出てくるのかとか、

160円の切符を買うのに

1000円札を投入すると、

どれほどたくさんのお金が戻ってくるのかといったことを

目で見たり、数えてみたりしていたんです。

駄菓子屋などで少額のおこづかいを使うのも楽しみで、

何度も買い物してみながら、おつりというものを体感していました。

そうした体験の減少をプリント学習等だけで補うのでは、

もとになるイメージがないので

応用がききにくいのです。

ごっこ遊びや、お金を扱うボードゲームなどで、

楽しみながら、数をやりとりをたっぷり体験させてあげたいと思っています。

2段ベットにお手紙を行き来させる通路を作っていました。


 

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