虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子どもの成長に合わせて働きかけを変えていくことについて

2014-11-23 20:29:26 | 幼児教育の基本
子どもは常に成長していきます。
ある時期、子どもにとって必要だった働きかけも、
子どもの成長に応じて、変化させていかなくてはなりません。

どんな場合 変えた方がいいのかというと、親子でひとつのパターンが
定着して、子どもがそれに依存しはじめた時です。

たとえば、子どもが問題を解くたびに「お母さん、あってる?」とたずねて、
自分では答えがあっているかどうか見直す素振りがないとします。
たいていの場合 親御さんは 子どもが間違いを直して、
正しい答えを覚えることに気持がいっています。
ですから「あってるわよ」とか「そこちがうわよ」といったコメントを
返して終わってしまいます。

でも、注意が必要なのは、そうした質問をする子は、
『解いた問題をチェックするのはお母さん』というパターンに
慣れてしまって、自分のしていることを少し高い視点から眺めて、
解いた答えがあっているかどうか確かめようとする、
「メタ認知」の働きが弱くなっているのです。

そんな場合は、まず、答えが正しいかどうか確かめる方法を、
ポイント、ポイントに注意して、ていねいに教えてから、
「解き終わったら、お母さんあってる?ってたずねる前に、
こうやって自分であってるかな?って確かめるのよ」と説明して、
少しずつ少しずつ親側が手を抜いていくようにした方がいいです。

写真は「見本どおり積めるかな?」という積み木の問題。
「1階、2階、屋根 OK!」とひとつひとつ指差しして確認すると
答えが正しいかどうか自分でも確かめられますね。

課題にチャレンジしている場合以外でも、
親子でできてしまった同じパターンの繰り返しが
子どもの成長の邪魔をしているケースがよくあります。

たとえば、「これ何?」「これ何?」としじゅう子どもにテストをするような
声かけをしていたり、「これは赤よ」「これは『あ』って読むのよ」などと
何かを教える声かけばかりしている親御さんの子どもで、
会話をする能力にかなりの遅れが見られることがあるのです。


会話というのは、決められた質問にワンパターンの答えを返していくだけでは
育ちにくいのです。
子どもが自発的にあれこれ話すのに、大人がちょうどいいフィードバックを
返してあげていると、上達していきます。

悪いパターンは、大人の視点が子どもの「できる」「できない」にだけ
向けられていることです。
子どもに働きかけるときに、子どもを見ることに夢中になるのではなくて、
自分自身の言動と、子どもと自分の間で交わされている言葉や、
気持ちのキャッチボールの内容に気を配るようにすると、
子どもはできなかったことを次々自分で乗り越えていきます。
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