虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

潜水艦の設計図。ろうそく作り。(科学クラブ)

2016-02-25 21:05:47 | 理科 科学クラブ

科学クラブの3年生の★くんが「潜水艦を作りたいから設計図を描いてきた」

と言いました。

アイフォンで操作し、底に取りつけたネズミ捕りで魚を捕まえるという

壮大な計画のようですが、

取りあえず、教室にあるペットボトルやモーターや電池なんかを用意してあげました。

 

100円ショップの潜水艦のおもちゃがあったので、それを分解して、

プロペラ等の部品に役立てました。

★くんはモーターに水が触れない作りにするために全力投球していました。

モーターをラップで包み、ペットボトル内に水が入らないようにペットボトル側の隙間も

がっばって埋めていました。

「モーターの線が短いから電池のところに届かない」と落胆していたので、

ビニールの導線を出してあげると、それをつないで、電池を取り付けて

「できた!」とのこと。★くんいわく、完成したらしい。

 

できた……んでしょうか?

 

設計図とはかなり違う出来だったようですが、★くんなりに

水中でも水に濡れない状態でモーターが回転してとてもうれしかったようです。

 

★くんが潜水艦を作っている間、同じく小3の☆くんと●くんは、

ろうそく作りにいそしんでいました。

市販のろうそくを細かく砕いて、空き缶に入れて、

缶を湯につけた状態で温めて溶かします。それをろうそくの型に入れて固めます。

 

この実験に、ふたりはそれほど乗り気ではありませんでした。

やりたいことがみつからないし、しょうがないから取りあえずそれでもするか……

という感じだったのですが、蝋がジュースのように完全に液体になって、

それを注いだ後で周囲から徐々に固まっていって、

途中で子どもたちいわく「半熟たまごみたい」という過程を経て固まっていくのを

見たとたん、「今度、紫のろうそくと、赤とかの毒の色みたいなので作ってみたい」

「もう一回やらせて」と、すっかりこの実験に夢中になっていました。

結局、3回も蝋を溶かすことになりました。

 

火傷のないように慎重に扱っています。

 

ついでに実験の本に載っていた「バターろうそく」も作ってみました。

が、タコ糸にバターがついてしまっていたのかうまく燃やすことができませんでした。

いつも思いますが、失敗から学ぶこともたくさんあります。

 

3人とも算数タイムもまじめにがんばっていました。自分の思いこみに

引っかからないで、問われていることを正しく読みとって

考えていくのが今の課題です。



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