虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

算数の世界と親しむ工作、知能パズルを作って遊ぶ 1

2014-01-16 13:14:53 | 初めてお越しの方

↑ 色と位置を推理する数学的なゲームにチャレンジ中

 


年明けに毎年、

ショッピングセンターで開催する工作会に、講師として招いていただいています。

今年の工作会のテーマは、

「算数の世界と親しむ工作、知能パズルを作って遊ぶ」にさせていただきました。


工作会のための案内文と当日の写真です。

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自分の手で、ルールのあるゲームや知能パズルを作って遊ぶのも、

空き箱や紙を切ったり組み合わせたりして新しい形を生み出すのも、

算数の世界ととても仲良くなるための近道になります。

2・3歳の子たちにも、簡単に作れて、楽しく遊ぶことができる、

どの子も笑顔になって算数の世界に親しむことができるような

工作の仕方を紹介できたらいいな、と思っています。

一つの紙箱も一枚の色紙も、少し手を加えると、算数の世界の魅力と不思議を体感できる

おもちゃに様変わりします。ちょっとしたコツを学ぶと、思わず数を数えたくなるしかけ、

計算したくなるようなゲーム、

論理的に考えていくよううながすおもちゃを作るのが易しくなります。

この工作会が、子どもたちにとって、そうした物を作っていく過程のワクワク感と

「数や図形やルールがある世界って、面白いなぁ!」という感動を存分に味わえるような

時間となることを願っています。

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夢中になって自分たちの作ったゲームで遊び、算数のクイズに挑戦していた、

子どもたちの姿に感激しました。

また、いっしょに参加していただいたお母さん方の

「何でも算数のゲームになるんですね」「こんなに簡単にできるんですね」

という感想もうれしいものでした。 

工作会の当日、紹介しきれなかった算数遊びの教具の作り方をいくつか紹介しますね。

 

 

↑ お菓子の空き箱2つを、それぞれ写真のように切って、一部に穴をあけて、

テープでつなぎます。

 

↑ 2人で対戦する数当てゲームを始めます。

手前の投入口に、5個ずつビー玉を入れます。

じゃんけんをして、負けた子が勝った子に、自分の1個ビー玉を渡します。

それを1~2回繰り返してから、相手の持っているビー玉の数を当てます。

 正しい答えを言えた方が勝ちです。

 

 

仕切りのある箱があるときは、

右から、1の位、10の位、100の位、1000の位として、

数を作る箱として利用します。

 

こんな問題にチャレンジします。

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☆ 3,4、5、6、8の数があります。

これらの数を使って、3ケタの数字を作ります。

一番大きい数を作りましょう。

 

☆ (上と同じきまりで)一番小さい数を作りましょう。

 

☆ 3、4、5の数があります。

3ケタの数は何通りできるでしょう?

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4ケタで最も大きい数作りにチャレンジしているのは、年中さんと年長さんたちです。

どの子も正しい答えが出せていました。

4ケタという言葉は、「何千、何百、何十、何……といった数よ」など、

わかりやすいように言いなおしています。


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