虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

発達障害に似ているけれど、発達障害ではない子 ちがいの決め

2019-05-18 19:45:39 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

この記事をお探しの方がいたのでもう一度アップします。

 

『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』(十勝むつみのクリニック院長 精神科医 長沼睦雄 )

によると、感覚刺激に対する過敏性を持った「HSP](非常にセンシティブな人)

自閉症や多動症という発達障害と呼ばれてきた人々(現在は社会の中で生活できる人も多いことが判明したため

神経発達症群と呼ばれるようになったそうです)

はとても似ているところがあるそうです。

不安が強く敏感すぎるHSPは自閉症に、

好奇心旺盛で新しいもの好きのHSS(遺伝的な気質のひとつで、新しくて強い刺激や激しい刺激を求める

タイプで、HSPであり、HSSでもあるという人はけっこういるそうです)

平面が苦手で立体に強い学習症はHSP・HSSに

似ているところがあるそうです。

 

発達障害(神経発達症)もHSPやHSSも

生まれ持った神経の特性で、生まれた後の影響を強く受け、客観視が弱く、

主観的なものの見方が強く、対人関係やコミュニケーションに弱さを持つところが共通しているのだとか。

 

でも、明らかに違うところもあるそうです。

それは共感性をつかさどるミラーニューロンシステムの働きや感情や感覚に使われ方

HSPでは強く、

自閉症で弱いことだそうです。

 

さまざまな神経ネットワークの結びつきHSPでは強く

自閉症で弱いことが予想されるそうです。(HSPと発達障害を合併しているような子もいるそう)

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ほとんど引用ばかりの文章で申し訳わけありません。

関心がある方はぜひ先に紹介した著書を手にとってみてくださいね。

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種まき期間なしに学ばせる弊害について

2019-05-18 12:56:18 | 日々思うこと 雑感

過去記事なので、現在の状況(ソフトの監督の話や児童館の話は過去のことです)

と異なる記述もあります。

 

★手を出さず 口を出さず がまんするための施設? 
★手を出さず 口を出さず がまんするための施設? 2
の続きで、
またまた、うちのダンナさんの話ですが……
少し前まで、近所の小学生のソフトボールチームの監督をしていました。
(ソフトがうまいからではなく、世話する人が少ないので、借り出されてます~)
それが、毎度、同じパターンのぼやきで悪いのですが……
監督をし始めた頃から、年を重ねるごとに、
新しいタイプの子が増え出して、「ちょっとな~う~ん、これは困った」という
事態に遭遇していました。

どんな風に新しいかと言うと、
最初から、「1からきちんと学ぼうとする子」というか……
親が「1から正確に学ばせようとする子」が多くなってきて、

大きな子の真似っこをして、
バットを適当に振ったり、ボールをでたらめに投げたり、友達同士でスポーツにはならないけどそれの真似事のようなことをしていた

だらだら期間……あこがれたり、失敗したりする期間がないまま、

「最初から上達目指して習い事のようにスポーツを始める子」が増えてきたということなのです。

それのどこが困るのかというと、
本当は大人にあれこれ指図されず、適当にボールやバットを扱ううちに、
「自分はお兄ちゃんたちのように上手にできていないな」と気づき、
「上手になりたいな~」という憧れが生まれ、
「どうやったらできるようになるのか」と試行錯誤して、
しまいに、大人のアドバイスを聞いてきちんときいて、やってみようとする態度が生まれてくるものなのです。

が、この「適当」な、「子どもに自由にさせる」
種まき期間というのがないままに、

最初から大人の指導が入るものですから、

「こういう風にしてごらん」と言われると面白くなくて反抗するか、
一生懸命、教わろうとはするものの、
ちっとも楽しそうじゃないのです。
「ソフトボールは好き?」とたずねると、首を振るそうです。
そうやってイヤイヤやっているので、親が叱ります。
すると、余計に
スポーツ全般が大嫌いという態度になって、
結局、上達しないままやめてしまうのです。
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私は児童館などで、絵や工作を教えていたのですが、
子どもに自由にめちゃめちゃな作品を作る時期を通らせず、
「さあ、先生に教えてもらいなさい。先生のするのを見なさい」という
親御さんの子で、
最終的にすばらしい作品を製作するようになった子はいませんでした。
上手に作るようになる子は、
下手な期間が長いのです。それでも、自分ではとても満足していて、
ぐちゃぐちゃしたゴミのような作品を、
大切そうに抱えて帰るのです。
教室をしていたとき、いきなりすごい作品を作り出したのは、
上の子の教室に付き添ってきていた妹ちゃん、弟くんたちです。
この子たちは自由に好きな遊びをしていただけですが、その間にも、
大人の指導が入らない種まき期間を
たっぷり体験していたのでしょう。

時計の読みにしても、長い期間でたらめな読み方を続けつつ、
時計を読む振りをして遊んでいた子は、
時計を読むだけでなく、時間を扱う難しい計算もできるようになっています。

スポーツでも、絵画でも、学習でも、
子どもの中に、「できるようになりたい」「上手になりたい」「どうすれば上手になれるかな」という
あこがれが育ってくる前に、
上手にさせよう、教えようとするのは急ぎすぎではないでしょうか?

私たちにしても、食べたくもないのに、勝手に口に食べ物をを運ばれて、
買いたくもないのに、無理やり買わされれば、
意欲自体が薄れていくことでしょう。

私は、0~3歳の子用の算数教室もしていますが、
それは乳幼児に「どうやって算数を教え込むか」というテクニックを教える教室ではありません。
子どもの中に自然に発達していく数学的な感性を、どうすればつぶさないでいられるのか、
育んでいけるのか、を伝えるものです。
子どもが本来持っている「学びたい」「成長したい」という気持ちに寄り添うには、どのように接すればよいか
を学んでいただくクラスです。

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