虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

自分で計画して、あれこれ考えて、実行に移してみると、自分がどんな子なのかわかってくる

2016-08-01 12:51:43 | それぞれの子の個性と才能に寄りそう

小学2、3年生の女の子と年長(姉妹で参加の子の妹と同年代の子を集めています)の子らの

ユースホステルのレッスンに行ってきました。

 

今回、年長のAちゃんがオリジナルのくじびきを、小3のBちゃんが箸入れを手作りの占いつきの紙で包んで

人数分、持ってきてくれました。

年長のAちゃんは前々回のユースホステルのレッスンに参加した際、年上の子たちが

将来の職業占いを作って紙コップに入れて配っているのを目にしてから、それに憧れて、

前回のユースホステルにも手作りのくじ引きを持ってきてくれていました。

 

お母さんの話では、今回は何もいわないのでいいのかなと思っていたそうですが、

ギリギリになって、必死になってツノ箱を折ってくじびきを用意していたそうです。

ツノ箱にはひとつひとつAちゃんが数字を書いています。

Aちゃんはひとりっこですから、たくさんの大人や子どものために人数分用意するということが

とても新鮮なようで、「○人分で、足りるかな?」「○ちゃんがまだ来ていないから、来てから配らないといけない」と

言いながら、真剣な表情で人の出入りに気を配っていました。

 

 

小3のBちゃんが作ってきてくれたのは、箸袋。Bちゃんもひとりっこです。

ひとつひとつていねいに包んであって、包み紙の裏は

おみくじ占いになっていました。

 これを人数分用意するのは、どんなに骨が折れたことでしょう。

これをみんなに配るにあたって、最初Bちゃんはホワイトボードに

あみだくじを書いていました。

おそろしくたくさんあみだ用の縦線が書かれているなぁ……と眺めていたら、

数名の名前を書きとめたところで、線はきれいに消されてしまいました。

「Bちゃん、あみだくじはどうしたの?」とたずねると、

「やっぱり、やり方を変えて、並んでもらって配ることにした」とのこと。

確かに、その方が効率的です。

「臨機応変に!!よね。」というと、

(四字熟語のような)豆知識好きのBちゃんのこと、茶目っ気たっぷりな笑顔を返してきました。

赤い線はあみだくじ。

 

AちゃんもBちゃんも、自分で思いついて、あれこれ思いをめぐらせて、

一生懸命作って、自分の「こんなことしてみたい」を実行に移しました。

そうやって計画から実行まで、自分でやり遂げると、

その子のさまざまな面が見えてきます。きっと本人も、

親や周囲から受ける評価とは別の面で「自分はどんな子なのか」がわかってくるの

ではないでしょうか。

 

前回も今回もせっせとくじびきを準備したAちゃんは、

「自分の思いつきを大事にする子」で、「他の子のする面白いことにアンテナを張っている子」で、

「エネルギッシュに活動できる子」だとわかります。

「数字に親しみを持っている子」で、「頭の中でいろいろなことに思いをめぐらすことが好きな子」で

「自分が好きなことに存分に愛情を注げる子」「面白いアイデアで周囲を楽しませる子」でもあります。

 

おみくじつきの箸袋を配ったBちゃんは、「目立たないところにも気を配り手を尽くす子」で

「頭の中で考えをめぐらせるのが好きな子」で、「日常の些事にも、知識の世界にもユーモアを見いだせる子」で、

「知識に愛情を持っている子」で、「思いついたことを最後までやりとげる子」だとわかります。

「途中で無駄だと感じたら、自分で方向転換できる子」で、

「自分のやりたいことに全力を傾けられる子」で、「友だちや周囲の人を大事にできる子」でもあるのでしょう。

 

 

 

 

 

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