虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「子どもの世界から、想像力も創造力も思考力も全開にして本気で遊び込む機会がなくならないように」

2014-10-26 20:54:57 | 通常レッスン

 

年長さんのAちゃん、Bちゃん、Cちゃんのグループレッスンの様子です。

最近、教室では工作熱が再燃しています。

教室に着いた子どもたちに、「今日は何がしたい?」とたずねると、

元気過ぎるくらいの声で「工作!工作!」という返事が返ってきました。

「どんなものが作りたいの?自動販売機や自動改札機なんかを作るのもいいし、

遊園地やお家を作るのもいいわよ。お人形やペットやアクセサリーを作ってもいいし、

それ以外に好きなものがあったらそれを作ってもいいわよ」と言うと、

Aちゃんが、「福引のガラガラが作りたい」と言ってから、

「それとほかの全部、作りたい!」と言いました。

すると、Bちゃん、Cちゃんが目をキラキラさせて、

「わたしたちも、全部、全部作りたい」と言いました。

 

実は、教室の小学生の中には、

「どんなことがしてみたい?あんなのどう?こんなのどう?」と

関心を持ちそうな活動を並べながらたずねても、開口一番、

「何もない」「ムーリー」「面白くない、何もしたくない」と返す子らもいるのです。

そうした姿に度々胸を痛めているので、

「あれもこれもやりたくて仕方がない、やりたいことがいっぱいある」という

未知の体験に対する子どもらしい情熱を前にすると、

「子どもの世界から、想像力も創造力も思考力も全開にして本気で遊び込む機会が

なくならないようにこれからも地道にがんばっていこう」という思いを新たにしました。

  

福引のガラガラ作り。ビー玉が出てこなかったので、穴を大きくしているところです。

 

遊園地作り。

 

 

AちゃんもBちゃんもCちゃんも、算数の学習もいきいきと取り組んでいました。

「何番目」の問題の応用や四方からの観察の問題、

お金の学習(100円、10円、1円)など。

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午後にレッスンに来た小学2年生のDちゃんEちゃんとDちゃんの妹の年中のFちゃんも

今日やりたいことに工作を選びました。

Dちゃんは迷路、Eちゃんは巻き上げ式エレベーター、

Fちゃんは回転する遊園地の乗り物を作りたがりました。

 

さらにEちゃんは、エレベータの横にティッシュペーパーの空き箱で

マンションを作っていました。

 

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算数タイムにサピックスの通信教材(小学3年生 3月)の問題を解きました。

 

さんざん考えた挙句、物事をじっくり考える慎重派のDちゃんが、

「きっと答えはないと思う。だって、ありえないもん」と音をあげかけた問題。

二人の希望で、紙に図を書きうつして、再チャレンジ。

 

見えにくのですが、最終的に手で操作できる形のパーツを切って考えてみると、

解けました。