小学3、4年生の子たちのレッスン。
角度にしろ、距離にしろ、分数にしろ、
バラバラの知識としてはけっこう知っている子どもたち。
それらを統合させた問題にチャレンジしました。
時計の長針と短針の間の
角度を求める方法です。
折り紙の帯が、1時間として……。
20分に色をつけていろいろ考えてみます。
★ 20分を分数で表わすと……?
1時間を1とすると何分の何?
★ もし1時間に30㎞進む乗り物があるとすると、
20分だと何㎞進む?
★ 時計の長い針は1時間に360度進みますね。
20分だとどれだけの角度進む?
★ 時計の短い針は1時間に30度進みます。
20分だとどれだけの角度進む?
「わからない」と困っていた子に、お友だちが説明していました。
「わかった!!」ということです。
ビー玉コースターを作ってありったけビー玉を転がした1年生たち。
そこで算数クイズ。
5つかぶせてあるトンネルの屋根を一枚はずしてみると
3つと半分ビー玉が見えました。
5つのトンネルの中にあるビー玉は
全部でだいたいいくつでしょう?
(なぜ「だいたい」なのかというと、ビー玉のサイズが微妙に異なる上、「半分」というのは
目で見た判断だからです)
日常の中には、こうした算数の問題がいっぱい潜んでいます。
こうした問題を、ひとつひとつのトンネルの屋根を指さしながら、
数え上げながら考える力が育っていると、
分数の学習などに移った時もすんなり理解に達します。
自分の知恵を絞って解けた瞬間の子どもたちのうれしそうな表情は格別です。