虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

息子とおしゃべり

2010-06-29 20:24:10 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
夕食時、
「今日の現国の小プリントで取り上げられてた文、けっこう面白かったよ。
設問はアバウト過ぎて、答えにくかったんだけどさ」
と息子。
「今の日本は、思考停止したまま何も考えなくても生きていけるほど、
合理的な世界を作りすぎてしまったんだってさ。
財産のある上の人に、従ってさえいけば暮らしていける封建社会ができがっちゃってるのが、現代社会の無気力の原因じゃないかってさ。」
「オートマチック車に乗って生活してるみたいな人が多いってこと?
自動操縦で進んでいける……と?」とふざけた質問をすると、

「そう。きっとさ、政治に無関心な人が多いのも、そこに原因があると思うよ」という返事が返ってきました。
「だってさ、見えない部分でそんな封建社会ができあがってたんじゃ、
たとえそれに保護されているとしても、
自分の側から何か発して変化を起すなんて不可能に思えてくるじゃん。一個人が何しても無駄って思ったら、
投票に行く気も失せるよね。」

「無気力の原因……ねぇ。
お母さんはさ、フランチャイズの店が当たり前になって、教育現場みたいな
人間とか個性とかを相手にしていく職場まで、マニュアル化というか、フランチャイズの店みたいに扱われてきてるのが、
やる気が萎える原因やと思うわ。
以前は先生にしても生徒にしても、もう少し個人として尊重されていたのよ。
自分の思想というか、自分なりの考えを持つ自由が許されていたと思うわ」
(家族と会話中の私の話は、飛び過ぎてて、意味のわからないものが多いのですよ~閃くと口にしてしまうので……)

「そうだな……。学校がフランチャイズ化してるっていうか、
先生は生徒を、生徒としてじゃなくてアルバイトとしかみなしてないのは確かだよ。
修学旅行に行ってもさ、学んで来いって言う割に、行った先で生徒が
どんなものを見て、何を体験して、何を学んだかなんて内容は
先生にとっちゃどうでもいいんだから。
集団移動の際、きちんとしてたかってとこだけ、
学ばせたいポイントなんだよ。」とぶつくさ。
夏バテ気味で、「調子でないな~」とぼやきつつ
受験勉強に励む息子。「調子でないの、ぼくだけじゃなかったよ。
友だちもみんなバテ気味だった。試験のこと思うと気が急くしさ」
「★はさ、テストの点なんて気にしなかった分、他人より
ダメージが少ない状態で勉強してこれてるんだから、
点のこと気にかけるのから気持ちを解放してみたら?」と言うと、

「そうしてるよ。歩きでいい。走ることとか考えず、とにかく歩いてく……と思ってやってる。
でもどうしてもさ、目標のことを思うと、これくらいの問題、簡単に解けなくてどうする?ってあせっちゃって、よけい解けなくなるときがあるんだ。
答え見るとさ、どうしてってくらいどれも簡単なのにさ、調子悪いときは、気持ちのせいで解けなくなるな。まぁ、またミラクルに解けるときがくるよ。」
笑いながらこんな返事が返ってきました。

受験って、苦しいけど、苦しい中で心を持ち直す方法を学んだり、
生き方を考える文章にであったり……。
それはそれでいいもんだな~と感じた会話でした。

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やんちゃくんをどうしつけたらいいでしょう?

2010-06-29 09:34:33 | 記事のまとめ(リンク)
声が大きい、自己主張が激しい、剣を振り回したり鉄砲のおもちゃで遊ぶのが好き、お友達からすぐ物を取り上げる、年中けんかしている、
親に言い返す、
物を取ったあと「●ちゃんのだよ。ちょうだいって取ってもいいのかな?」とたずねると、ちゅうちょなく「いいの!」と答える。
誰にでも話しかけていき、主張して、結局みんなからちやほやされがち

といったやんちゃタイプの子も、虹色教室には
たくさんいます。
私との相性が比較的いいので、虹色教室ではこのタイプの子の問題は
ほとんど起こりませんが、
親御さんのそうしたやんちゃくんへの対応には
「問題あり」と感じることが大いにあります。

私とその子で過している限り、快活さ、リーダーシップ、決断力、強い意志、
やりぬくエネルギー、何にでも食いついてくる好奇心、疲れ知らず、機敏、集中力、潔さ、

といったそうしたやんちゃタイプの子の良いところが全面に出ているのに、
お母さんかもしくは他の大人たちのいるところでは、

わがままさ、自己コントロールができない、乱暴、大人への反抗、無視。
強がり、かんしゃく、しつこさ、その場の快楽的な楽しみばかり追う
暴力的な遊びばかり好む、あまのじゃく、

といったやんちゃくんの負の部分がどんどん引き出されてくることがよくあるのです。

どうして、同じひとりの外向型のやんちゃなタイプの子が、
こんなにも良い子であったり
困った子であったりするのでしょう?


私は現在の日本のお母さん、お父さんのこのやんちゃタイプの子に対する対応の仕方が
他のタイプの子の子育ての中でもきわだってまずい場合が、
よ~くあるからだと思っています。

やんちゃくんを相手するとき、周囲の大人がしるす必要がある態度は、

快活さ、リーダーシップ、決断力、強い意志、
やりぬくエネルギー、好奇心、疲れ知らず、機敏、集中力、潔さ

といった態度だと思っています。
やんちゃくんって親が、どうしようかな~と迷いのある態度で、
叱っていると、
相手の許容範囲の限界まで……時にはそれを超えて、
自分の我を通してくるものです。

大人がハキハキしない決断できない態度だと、その隙を
見つけてワガママの限りをつくしてきます。

けれども意志がはっきりしていて、ぶれたり揺れたりしない相手には、
気持ちがいいほど「潔い」態度で返してきます。

日本は、集団の色によって子どもに求める態度がコロコロ変わるので、
このやんちゃくんタイプの子が親から見れば最低最悪の態度を、一番得した、うまくいった方法と誤解して、習得していきます。

「やめなさい」と言っても、しつこく悪さを繰り返すときは、
「●と○とどちらがいいの?」と質問して、子どもに選ばせて、子どもが
選んだ方をぐずぐずせずに実行します。
そうしたとき、できるだけ創造的でユーモアのある解決法もひとつ用意しておくと、
子どものかたくなになった心がほぐれて、気持ちを切り替えて良い選択をしやすくなります。

日本風子育てでまずいな~と思うのは、こうしたとき、子どもが
大人がすすめる方法じゃないものを選んで、
最終的に悲しい損した気持ちになっているときに、
「ほら、お母さんが言った通りでしょう?」などと、いやみっぽく
潔い態度から程遠い言葉を吐いてしまうことです。
これだと、「どっちにする?」という質問の答えは、お母さんの気持ちや判断によってきまるもの……と教え込んでいくことになりますよね。

また、遊びのあとで、たくさんもめたけれど
子どもなりに我慢もした時間のあとで、
「は~ぁ~」やれやれ……といった、ため息のような
今日もあなたのせいで疲れたわ~というメッセージを送ってしまうことです。
それよりも、ちょっとでも我慢できたのならそこにスポットを当てて
自分のイメージを作っていきやすいように、
終わりには「きちんと良い判断ができたね。~のときは、お兄さんだったね」と誇らしい気持ちになれるような言葉をかけます。

そうしたときは私は、2つの視点でその子に接します。

たとえば、おもちゃを投げてふざけることを繰り返す場合、

投げるのをやめて楽しくおもちゃで遊ぶか、子どもにはつまらない地味な遊び道具と交換するかを選ばせる……など、まず子どもに自分で自分の態度を選んでコントロールできるような選択をさせて、悪いことが及ぼす悪い結果を体感させて、学ばせます。
そのかわり、いやみを言ったり、普段から実行しない脅し文句は使いません。

また、投げてふざけるには、
やんちゃくんの体力にすれば、遊ぶスペースが室内で狭すぎたり、
運動不足だったりすることがありますから、
その子にとって必要な環境が整うようにします。

また、大きな声を出す、投げるなどひとつひとつのことが、
より上手になって、上手にコントロールできるように教えます。

たとえば、剣やゴムでっぽうなどの使い方を教えて
危なくないように意識を集中して扱えるようにしていきます。

乱暴だから……とこうしたおもちゃを与えないでいると、
いつまでも力をコントロールできずに、めちゃめちゃで破壊的な遊び方ばかりしてしまいます。
そうではなく、遊びでも、スポーツでも極めさせて、
自尊心を高めて、自分の強い力を無駄に使うことのばかばかしさを教えるのです。

何かが上手になると、それまでのワガママな態度は
子どもにとってたちまち赤ちゃんぽい魅力の薄いものに感じられてきます。

強いエネルギーを抑えるのではなく、
磨きをかけて上手に扱う方法を教えるのです。

こうしたことは、方法ばかりにとらわれても
親がその「本質的なこと」を体得できないうちは
うまく子どもに伝わらないと思います。

やんちゃくんというのは、スーパーヒーローに育てる可能性と
悪のヒーローに育てる可能性の二つを持った子です。

もし大人が想像力を豊かにして、

子どもの中にスーパーヒーローの
性質のいくつかを見出して、それが育つスペースを与えずに、

悪のヒーローの部分ばかり指摘して、子どもをそちらに導いていくなら
そのようにしか「なりようがない」ですよね。

もし親御さんが「わたしはすなおでかわいいあかちゃんと、言うことをきくペットと、優しいお父さんとお母さんが登場する「ままごとあそびの世界」が好きだから、
ヒーロー物は私の世界の登場人物として認めない!」という
態度でこのやんちゃくんに接したなら、
やんちゃくんはこの「ままごと世界をぶっつぶしにくる悪のヒーロー」にしか
なりようがありません。

現代は、日本中の大人が、ガキ大将も、
やんちゃな子ども軍団も、汚れてどろんこの子も、
けんかばかりして次第に人の気持ちがわかってくる子も、挫折して根気を学んでいく子も「子ども」というイメージから、追い出し抹消して、

CMに出てくるキラキラ光る夢の世界の子ども
大人の話をワクワクして聞く子
素直でてきぱきした子だけ
しか認めませんというルールを、

お家でも公園でも幼稚園でも小学校でも勝手に作り上げて
子どもに押し付けがちです。

でもそれって、
日本にはウルトラマンもスーパーマンもいらない、「ママ」の言葉に
有無を言わずに従う子だけが必要です。

と子どもたちにメッセージを伝えていることにはならないでしょうか?

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「愛情の次にたいせつな子育てのルール」主婦の友社
によると、
子どもに接する態度で親がミスを犯すと、

子どもが「親の関心をひくための戦い」に夢中になって、
何を言っても聞く耳持たない状況に陥ってしまうことがあるそうなのです。

そこで、してはならない子育てのミスを紹介しますね。

愚痴をこぼす親(子どもの態度が悪いと文句ばかり言う親)

子どもは愚痴を言われるたびに、「ママはぼく(私)のことがいやなんだ。もっと悪いことをして、ママの注意をひかなくては…」と
なるそうです。

「なぜ、こんなことをするの?」と聞く親。
親の怒りを感じた子は「自分は受け入れられていない」と思い、
親が困っていると感じた子は「自分の方が優位な立場だ」と
思うそうです。

お願いをする親

子どもがやってもやらなくても同じ結果になる指示を出す親
「☆ちゃん。片付けなさい!」
☆ちゃん、無視。
「☆ちゃん、片付けなさい」
☆ちゃん、無視。
といった子どもに指示を出し、子どもが従わないことを容認していると、
「親が自分に要求することはあまり重要なことではない」と思うそうです。
徹底しない指示や要求を繰り返すと、子どもは親の言うことを
まったくきかなくなる危険性があるそうです。

予告を実行しない親

おどすけれど、おどしておしまい。
予告の乱用は、「親の言うことを聞くべきではない、と
教え込む」のと同じだそうです。

無視する親
問題行動を見て見ぬふりをするのは、
子どもの行動だけでなく人格を無視することにもつながります。

子どもを非難する親
脅かす親 罰する親
体罰は親子の信頼関係を破壊します。

こうしてミスを並べていると、ならどうすれば良いの…・?
と悩んでしまう方もいますよね。
↑の間違いを、「受容」や「愛情」と間違って捉えている
方もいるかもしれません。

今回はくわしく、正しいルールのしるし方を紹介できないのですが、
簡単に言うと…

子育ての基本は「愛情」と「手本」をしるすことなのだそうです。
でも、それだけでは子どもは言うことを聞きません。
そこで必要なのが、「しつけのテクニック」です。

こうした子育て技術を具体的に伝えていける子ども向けの施設ができたらよいな♪と思っています。

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教育の場で『地頭力』を育むには?  3

2010-06-29 07:02:59 | 教育論 読者の方からのQ&A
私はひとつのジャンルの本が、「面白かった~」となると、
同じジャンルの本を片っ端から集めて、読んでいく癖があります。

最近のマイブームは、ビジネス書。

こういう本って、私の暮らしから遠くかけ離れている感じがして、これまでは
見向きもしなかったのですけど、
地頭力について調べ出してから興味に火がついて、
チームマネジメントの本やら、議論のルールの本やらリーダーシップ論、ロジカルシンキングのノウハウ、ビジネスシンク、建築家や実業家のお仕事論、プレゼンテーションの仕方やらコーチングやら企業戦略やら……
主婦の日常と何の接点もないようなものを、
あちこちからかき集めてきて読みまくっています。

「主婦の日常と何の接点もないようなもの……」と書いたものの、
これだけ面白くなって読みまくっているのも……

「接点がない」と思い込んでたけど、実はものすごく関係が深かったからで……

これまで解決不可能だわ……とあきらめかけていた
身近な「あの問題」「この問題」に、
解決の糸口をしるす光明がさした気持ち
なのですよ。

今、一番、私が頭を抱えているのは、
教育の場で『地頭力』を育むには?  2コメントで代表されるようなものです。

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そういった子供らしくさせられるシーンがあったとしても(児童館や公園等等)、
書かれている通り親が牽制してしまい、子供同士で解決するということが難しくなっています。
また、最低限以外は関与しないという気持ちで行っても、
『けんかを止めない親は非常識』という雰囲気がなんとなく出来ている(決して険悪にでなく、当然のようにそうなっている)ので、ことある事にお互いの子供の気持ちを代弁する方も多いです。

余程手を出して怪我でもしそうな場合は別ですが、取り合い位で親が即立ち入るのはどうにかならないものか・・と思いつつ、どうにも出来ない状況です。
周りと一緒に成長出来ないものか。

子供が自由に友達関係を築けていけそうな施設がどこかにないかな、と考えておりますが、
ど田舎にある実家に帰るのが今のところ一番ましな考えっぽいです

先生、身近な施設や公園でこんな感じで子供を見守れますよ♪
というアイデア等がありましたらまたお教えください

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以前、私も↓のような記事を書いているんですが……ずっとこの十数年、悩んで考え続けているものです。
実際、いろんなグループに入って支援の活動をしてみたり、
親同士の会議に参加したり、わが子や生徒の子を通じて、園や学校の姿を観察したりしているけれど、
年々、幼児や子どもをめぐる環境は悪化する一方。

もはや個人の親や、支援者や教師がどうもがこうと、
解決が不可能なようにも見える問題も山積みだったのです。
手を出さず 口を出さず がまんするための施設? 
大阪に(日本に)こんな子供向けの教育施設が欲しい!!
大阪に(日本に)こんな子供向けの教育施設が欲しい!! 2

「施設」なんて言葉を聞くと、大金つぎこんで、
新しい箱物作らなきゃならないようなイメージがあるのですが、
近所にある老朽化した児童館でも、子ども向け施設でも
経験のある職員や支援者が、親たちと
子どもの身体、心、知能、社会性の発達を育む最適な方法を
共有しながら、学んだり、問題解決したりさえすれば
できていくことなのです。

そして、数年前まで、そのようにきちんと機能している子どもの集まる場をあちらこちらに
見かけました。

が、そうした蓄積した知恵や長い時間かかって作られてきた人の関係を、

ある日、突然、人事異動があって、
児童館の館長が、育児や幼児教育に熟練した館長やスタッフから、
老人介護施設で仕事をしてきた方やら、事務員のようなパソコンの前から動かないようなスタッフに変わって、
館内はおもちゃの貸し出し施設と化しちゃう……ということが起こっているのですよ。
あっちでもこっちでも……。

そんな形だけの施設が増える中で、
幼い子を育てている方々が、
周囲に遠慮して、子どもの社会性の発達に良くないとわかっていながら、手出し口出しの多い過干渉な
子育てをせざるえなかったり、
子どもへの接し方をちょっとアドバイスしてもらう場が減ったため、
ネグレクトに近い放任になってしまっている現状があるのです。

話が硬くなっていますが、次回に続きますね。
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