虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

6歳までに資質を開発し、ハイレベルに発達させ開花させるステージ理論

2009-05-08 16:41:22 | 教育論 読者の方からのQ&A
心理学博士の鈴木丈織氏の提唱するステージ理論によると、
6歳までにしっかりと資質を開発し、ハイレベルに発達させ開花させることが
一人の人の人生を決定してしまうほどの実力の差となってくるそうです。

6歳までの「簡単な習慣」が子育ての決め手  鈴木丈織  PHP
には次のように書かれています。


同じ先生から同じ教室で同じ内容を同じような教育方法で同じ時間教えられたとします。
英単語テストは同じ点。
しかしスピーチをさせたら流暢な英語でしゃべる子、ジェスチャーまで平気で入れて英会話力はグンを抜いている子もいます。
国語も数学もトップクラスなのに、新しい教科の英語はまったくできない。
そんな子もいます。
この実力発揮の差異が生じることの根本に、
6歳までの「資質ステージレベル」が関わってくるのです。
資質ステージレベルは、より豊かな人格、より鋭い感性、より確かな知性にも及ぶものです。
その子どもの人生を豊かにするための全要因に影響を与えます。

資質ステージレベルって何でしょう?
「実力」とか「真の能力」と言い換えてもいいものかもしれません。

実力がある子は、たまたまさぼって悪い成績を取っていても、
気持ちを切り替えればすぐに良い成績にもどれます。
良い点を取るためや、IQを上げるために、
その準備をたくさんしたから出た良い結果と質がちがうのです。

子どもには胎児期から、ステージアップの要因は準備され、
基礎はできあがっているそうです。
生まれたあとに
親の影響力によって活性化されなくてはならないだけです。
磨かれ作動する必要があるのです。

ステージアップは5つの要素で決定するそうです。
1感覚的運動要素
2感情的行動要素
3表現的思考要素
4目的的操作要素
5知的創作要素

どれも先取り学習をしたから身に付く力ではありません。
5つの要素については次回にくわしく書きますね。


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