超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

花咲くいろは 第9話 「喜翆荘の一番長い日」 感想

2011-05-29 22:30:43 | アニメ





ボロボロになって駆け回れ。





文字通り、生き恥を晒し、鼻水を垂らし、傷も負った状態で
五里霧中に徹を探す緒花。
本当なら長いものに巻かれてりゃこんな辛い想いも恥も掻かずに済むのに
それでも這いつくばって、息切れするほど頑張ってしまう緒花の姿に感動した。

ぶっちゃけ立場としては祟子さんの方が上だと思う。
それにただ従ってりゃいい。
本当に?
自分より上の立場の人物が言う事が本当に本当なのか?
賢く計算高くやることが総てなんだろうか。
現実じゃそのパターンもあるでしょう。でも緒花はそれを許さなかったんですよね。
立場としては当然一番下っ端なのに
気づけば巴さんや徹さん等自分よりも先輩の心すら動かしていた。
それは女将さんの方針ってのも勿論含まれてるんだろうけど、それ以上に彼女のガムシャラな
なりふり構わない姿が彼彼女らを動かしたんだと思う。
あの目出度い場から一切の躊躇なくバイクを走らせた徹さんも
なあなあな態度だったが、一気に勘を取り戻した巴さんも、両方格好良かった。
当然自分の出来る事を最大限にこなした民子、菜子もね。
蓮さんだって完璧超人じゃない。
一人の人間だから。頼れる後輩が戻ってきて、息を取り戻したのは正直グッと来たねえ。
全員が全員自らを取り戻して
ビシッと一つの方向を目指して頑張っている。
ああ、なんて清清しいんだろう。

正直な話、涙とは全然別の意味で感動しました。素直で爽やかな感動。やはりこのアニメは話題性もあるけど
それとは別の、しっかりした部分で作られてるアニメなんだなあと思いました。
今までで一番良かった、と感じましたね。

現実の世界じゃ権力に屈してしまうなんて日常茶飯事ですよ。
だからこそ、こうやって権力に屈せず
自分たちの信念を貫き通す。
その姿勢の「正しさ」が自分の好みにフィットしたんですよね。その分次郎丸兄さんはヨゴレ役だったけど(笑)。
でも、全体的には本当にキレイにまとまりつつも
主張も感じさせるお話に仕上がりましたね。


一方で考ちゃんのペーソスがヤバいことになっとるね(笑)。
徹とはニアミス程度で防げたけれど
あんなに意気揚々として会いに行ったのに、まさかの通話だけで終わり。
家に居たのと変わんねー。
いや、でも間接的には大分作用したと思うけどね?
徹さんの緒花に対する好感度も上がってそうだし、結構心配な面もありますけど。
彼のバイト先の先輩の存在も気になるし、
こういう旅館外のドラマもまた気になる要素ですね。ワクワクしますね。あと心配も(笑)。

最後にはランキングに捉われず
本来の自分を出せた。
それが届いたっぽいラストの描写も、努力が報われたようでちょっと嬉しかったですね。
最初からそこ狙いはやっぱり緒花には打算的過ぎたね。
今回のような流れの方がやっぱ似合うわ。





という訳で大・満・足!って感じの1話でした。
こりゃあ手元に置きたくなるよね。




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2 コメント

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わかりますっ! (フューレ)
2011-05-29 23:18:31
こんばんわ♪

>涙とは全然別の意味で感動しました。
素直で爽やかな感動。

まったくもって、その通りでありました~
観終わった後になんとも言えないすっきり感。
孝ちゃん自身とか孝ちゃんの先輩とか気になるところもいっぱいだけど・・
とりあえず、これはこれで良かったな。と。
いやぁ~面白いですね。
ばんわです! (西京BOY)
2011-05-30 07:09:17
フューレさんコメントありがとうございます!
いつもTBありがとうございます。


今週の話は本当にスッキリしましたね。
先週からよく分からん圧力が掛けられていたんで、それを地力で打開できたのは
素直に感心できるなあ、と。
流れもまた心地良かったですね。

考ちゃんだけはちょっと浮かばれなかったですね(笑)。
その辺のシビアさも中々好きなんですが。
展開的にはかなりの期待トピックスなんじゃないでしょうか!


それも含めて、ホントに今後が楽しみですね♪
今週は文句なく面白かったです。

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