超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

花咲くいろは 第10話 「微熱」 感想

2011-06-05 22:29:31 | アニメ





私がいなくても世界は回ってる。




いや、ある意味それってものすごく正しくて
事実その通りなんですよね。
誰かが一人居なくなったって人間はそこを自然に補填できる生き物だから。
死んだとかなりゃまた話は別、いやそれすらも越えていけるとは思いますけど
例え緒花があのまま去ったとしても
あの人たちの世界は平気で続いていて、そこに歪みなんてものは一切生じなくて。多分なんとかやっていける。

ただ逆に言えば世界自体は何の問題もないけれど
緒花自体の世界には問題があって
誰からも必要とされない恐怖があって。そこを埋めてくれるのが考ちゃんであると。
だから無意識下の内に彼の夢を見て、そこに逃げ込もうとした。
自分を無条件で受け入れてくれる人の所へ。


しかしだからといって緒花の存在が彼らに何の影響も与えなかったかというと
それは全然違うって言い切れるとは思います。
事実厳しかった女将さんも認め始めたし
次郎丸兄さんも兄さんなりの方法で励ましに来てくれた。
民子だって徹さんゾッコン説が本格的になってきたのにも関わらず、そこを曲げて励ましてくれたし
菜子なんかもう、言うまでもなく。
初めの頃の姿がウソみたいだ。
そうやってお互いに影響しあって、誰もが変わって行ったということなんです。
だから緒花の存在は間違いなく彼らにプラスになっているし、与えたものも実は大きいと思う。

結局、緒花の観点は極端過ぎると言うか
正論に拘って大切なものを見失ってたような気がします。
本当に大切なのは必要としてくれるか/してくれないか。
って考えると間違いなくしてくれてますよね。
それはお客さんも同じで。
一番のメインであるお客さんが必要としてくれる、これはとっても光栄なことですよね。
確かに緒花が居なくなっても地球は回るし、旅館だって回る。でもその分そこにあった色は失われる。

だから、その考え自体
ある意味では「ホビロン!」で。


ついでに言えば、緒花の最後のセリフにあったように「みんなが好き」と。
それは緒花自身も彼彼女らの事を必要としてる、ってこと。
そこもまたお互い様なんですよね。
だから、これからも空回っても転がりながら奮闘する緒花のままで居て欲しいな、と。

しかし徹さんの反応がめちゃめちゃ分かりやすくなっとるな!
なんか徹さんに萌えてしまうかも(笑)。
思春期の男子はいいじぇ。
もうそんな歳でもないかもだけど。でも、そのドキドキはよく分かる、つもり。

そんな緒花のセクシーっぷりにも目が離せない1話でした。






個人的に夢と現実がごちゃ混ぜって演出は大好きなんです。
ちょっと憂いを帯びた感じというか。
だからこの話も個人的には最高の話として成り立ってました。テーマ性も含めてね。
しかしどんどん良くなっていくね、このアニメ。
初期よりも評価がグンと上がりつつあるなあ。
初期も好きだったけどね。
でもそれよりずっと突き抜けた作品になって来てると思う。更に化け始めたか?

余談ですがタイトルでMOON CHILDの「微熱」を思い出しました。
他にそういう人いないかな。





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