超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

TRICERATOPS「mod surfer」@柏PALOOZA 11.8.4

2011-08-06 14:41:18 | ライブレポ





2日連続で柏にライブ観に行ってきました。まずは1日目、TRICERATOPSのワンマンです。



ええと、まずは書いておかなきゃならないのは
和田唱の声が本調子でなく
時折歌ってて苦しそうな時が多々あって。これは本人もツアーブログに書いてますけど。
では不満足なライブだったのか?っていうとね、これが結構満足出来ちゃったんですよね(笑)。
個人的にセトリがすげー面白くて
それだけでも楽しくて
和田唱もガムシャラに歌ってて、その熱量は十分に伝わって来たからね。単純なサマーツアーだったんで
全てのアルバムからバランスよく演奏してくれました。それが個人的に嬉しかった、かな。

にしても
他公演のライブレポも読んでたんですけど
日にちによってセトリが結構大幅に変わってますねー。
今回はここ一箇所だけなんですけど、ここまで変わるならもう一箇所ぐらい行ってても良かったかも。
とはいえ、この日はこの日で前述の通り中々新鮮なセトリだった訳ですが。

ってな訳でツアー中故にネタバレは注意です。以下つらつらと。





最近はずっとステージ衣装はスーツだったような気がするんですが
この日の和田さんは夏っぽいラフな衣装での登場だった。
そんな軽い雰囲気だったのに
一曲目から「生きているのさ その事だけでも祝おうか」と本気のメッセージを投げつける。
その次も彼の立場だからこそ生々しく響く「Jewel」と
ラフな衣装とは裏腹に
熱さを端的に魅せるステージングが続いていました。「Special K」でもそれは同様に
王道のロックの強みを十分に聴かせて貰いました。
この曲本当長い事演奏してますねー。インディーズ時代の曲なのに。凄いな。

「PYRAMID CRASH」で妖艶な大人のムードを聴かして(こういう曲は今の彼らならでは)、
非常に古い「僕が欲しいもの」・・・ってこれ3rdシングルのカップリング曲じゃないですか。
こんな曲まだやってるのか!
なんか懐かしい気分にもなったんですけど、実に幅広いチョイスだなあ、と。
「いい歌」っぷりを振り撒きつつ
「僕は僕さ!」の声が力強かった名曲「Fly Away」、
この日もドラムスの爆発力が尋常じゃなかった「I GO WILD」と場の雰囲気は徐々に盛り上がりつつ。


ここである種恒例のアコースティックコーナーを展開。
これまた懐かしい「GREEN」と
久々の超ポップな楽曲と歌を楽しみつつ
去年の柏公演と同じく北松戸の親戚のお話をしつつ
小さい頃に一度だけ柏に来て、デパートの屋上にペットショップがあって驚いた思い出等
今回も饒舌に話してくれたんですけど
ここで別れの歌を挟んできてそれが「Walk In The Park」。公園にちなんで
この辺で大きな公園は?そこをイメージして聴いて欲しい、との事だったんだけど
柏市民じゃないのでよく分からない私(笑)。
取り合えず千葉公園をイメージして聴いてましたヨ。
でも何気に凄く響き具合は良かったな。ハーモニーもバッチリでした。
ビーチボーイズのカバーを爽やかに歌い上げつつ、その後バンドに戻って「if」を甘く歌って
これまた懐かしい曲である「Believe The Light」を熱演。
この時から調子が悪いのに気付いたんだけど
そこを演奏の熱量でカバーしようとしてた気がする。で、出来てた気もする。

その後ドラムとベースでバンドセッション、
容赦なく叩きまくるドラムスに耳を奪われつつ(笑)
和田唱が復帰しての
前作の曲2曲はどっちもかなり熱量の籠もったパフォーマンスで
お世辞抜きに本調子でない事を忘れるくらい夢中になって聴いていました。
それは本遍最後の「Raspberry」でも同じ
週末近い空気を感じつつ、一体になって踊ったあの時間は本当に楽しかった。ありがとうトライセラ。


アンコールの「トランスフォーマー」は流石にキツそうだったけど
最後の「Any Day」では伸びやかな歌声を思いっきり披露してくれて
非常にいい気分でライブを観終えることが出来ました。
最後まで良い演奏と歌を堪能して
久々の柏ライブを後に。今後も柏に常連的にライブしに来てくれると嬉しいな。という事で〆。





セトリ
1.LOONY'S ANTHEM
2.Jewel
3.Special K
4.PYRAMID CRASH
5.僕が欲しいもの
6.Fly Away
7.I GO WILD
8.GREEN
9.Walk In The Park
10.Girls On The Beach(cover)
11.if
12.Believe The Light
13.Session
14.あのねBaby
15.WE ARE ONE
16.Raspberry
encore
17.僕らの一歩
18.トランスフォーマー
19.Any Day



毎年思うんですが
和田唱はどんどん大人っぽくなっていくなあ、と。
バンドとしても勢い重視ではなく
グルーヴ中心に聴かせる感じで、少なくともライブでは重厚って感じの演奏が楽しめますね。
ベースとかドラムもズシンズシン響いてきて気持ち良かったわ。

それと、PALOOZAはステージが観やすいし
そこそこ広いし、
音響も良さげだし、って事でやっぱいいハコだなと再確認。
使い勝手のいいハコなので今後も色々なバンドが訪れてくれるといいな。
そして最後まで熱演を聴かせてくれたTRICERATOPSも、また是非来年辺りにでも。





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