超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 第7話「兄たちのAKIBA」 感想

2011-02-20 01:19:53 | アニメ





「俺は猫でシた!」by 岸川隊長





俺たちはみんな変態なんだ。ま、極論ですが正解でもありますよね。
みんな口には出さないだけで、どう考えても変態的な部分の一つや二つは持ってる。男女関係なしに。
それを出すか出さないかの違い。
けどAGE探検隊の皆さんは、観てるこっちがビックリするくらいにそれをストレートに出していて。
でもそれも一つの生き方ではありますよね。
いいじゃないですか。
一緒に笑って泣いて、ケンカ出来る仲間もいて。羨ましい限りですよ。
自分の妙な生き方を認めてくれる相手が居る。
そんな奴らに出会えたという事。
それはとっても嬉しいな、って。彼らもまた放浪息子なんでしょうね。間違いなくね。


個人的にAGEの皆は好きなんですよね。
だからこうやって丸々一話使ってフィーチャーしてくれてとっても嬉しかった。
またそれぞれの性癖がそれぞれで違ってるのもいいですよね。
確かに目指す所は違えど、みんな「エロが好き」って根底の部分は同じな訳だから。
そこを忘れると言い争いも喧嘩も起こってしまうけど
それでも大切な思い出や出会いを思い返せば大丈夫。結局、腐れ縁なのかもしれないけど繋がってる。
冷静に考れば非常にバカバカしい話なのに、何故か感動してしまったり。
まあそこには同時に「呆れ」も存在してますけどね(笑)。
 しかしでも誰が何に夢中になるかってのは分からないもんですから
あれはあれで間違った方向に進まなければOK、というか
その道を信じて突き進んでいって欲しいものですよ。誰にどう思われようが。
進んだその先に何もなかったとしても、何かに夢中になった季節時期は大切な経験になりますから。

とはいえオールジャンルエロなのに、苦手な分野はそれぞれであるんですね。
という事はみんなまだまだ道の途中って事なんですね。
今更引き返せないと思うけど。
流石に修輔ちゃんのス○トロは酷い・・・っていうか本当に好きじゃないんじゃないか(笑)。
それは抜きにしても
木の股がアレに見えて、とかぬいぐるみだとか猫だとか、やっぱり剛の者ではあるみたいです。
といいますか隊長普通に格好良くないですか?
その趣味を捨てればモテたりしそうなのにね。それでも漢の道を往く、って所が泣きポイントなのか。

話の粗筋としてはアキバにお宝さがしに来た4人が、途中フェチの食い違いでバラバラになるんだけども
結局はお互いの事を想って一つになるっていう。
「一人で歩いてたって・・・」って感じのセリフがありましたが、何を見るかではなく誰と見るか。
っていう正しい友情の形が垣間見れたのが面白かったですね。
雨の中捨てられた本探しとか、
「おかしいのはお前だけじゃない」って励まし合いとか、いちいち爽やかで逆にムカつくぜチクショウ(笑)。
いやでも思いっきり笑わせてもらいましたよ。
ちゃんと突き抜けてるのは偉いわ。





「真面目に変なことをやる」って行為の面白さが存分に描かれた傑作回でした。
バカバカしさがそこはかとない感動に変わるのは確かに気持ちが良いものですね。
それでいて何気に奈緒のお兄ちゃんに対する愛情も伝わってきたりね。
フェチ容認とか兄の様子を愉しむのも奈緒の特徴だけど、結局は最終的に自分=妹に帰ってきて欲しいんだよね。
それがよく伝わる回でもあったと思う。
本当は自分だけを見て欲しいって気持ちもあるのかもしれないですね。

しかし修輔は一日5回なのかー。
アキバの看板にヨスガがあったのは何かのサインですか?(笑)。