という訳で昨日の夜はNICO Touches the Walls TOUR2010 ミチナキミチに参加してきました。
武道館レポートでも触れましたが
今までワンマンライブをやったことのない土地のみを回る、というツアーですね。
最終日は私の出身地でもある横浜でした。
昼に新宿でライブを観た後に、急いでそこから横浜に移動してみなとみらい線で新高島駅へ。
昼のライブ終わりが4時半で、開場が5時半という1時間しか移動時間がなかったんですけど
それでも普通に間に合ってしまったのが素晴らしいですね。
やはり横浜に来ると無条件に子供の時の事を思い出してしまいます。
今回、そこそこ番号が良かったので、安定して観られる位置を早めに確保
最前でもみくちゃにされるのも選べたと言えば選べたんですけど
3日間連続でライブ参加してたので、そんな体力もなく。
とはいえ、最初の方あんまり空調効いてなくて、蒸し風呂みたいな状態になっていた為
きっちりと体力は削られましたが(笑)。
んでも怒涛のロックンロール週間の締めとしては、非常にふさわしいライブだったと思います。
更に貫禄ついた?
NICOのメンバーと演奏。
一曲目は「芽」で堂々のスタート。
そこから「N極とN極」で勢いをつけ、光村の「ヨコハマー!!」という叫びで会場の熱気も加速します。
それは、次の「B.C.G」で更に顕著に。
落ち着いて観られる位置、とはいえ周りの観客のテンションは凄まじくヒートアップしていて
後ろから人が突っ込んできたりと非常にハイパー、
メンバーの演奏も、激しいんだけど、どこか余裕みたいなものも感じられてそれもまた格好良かったです。
「横浜の人は、ミディアムも好きですか?」
ってことで「夏の雪」。この曲ライブで初めて聴いた。
「シャラルララ~」ってフレーズが印象的で、今でも耳に残ってますね。
そこから「Broken Youth」で一気にカッとばし
対馬くんがえらいニコニコ顔で叩いてたのがやたら気になりました。その他のメンバーも非常に楽しそう。
「横浜は、一回企画ライブをやる予定だったんですけど、その時坂倉が入院しちゃってて」
「だから今日の坂倉はめっちゃ気合が入ってます!」
ベースを鳴らしまくる坂倉くん
「あっ、もうその辺でいいから 笑」
っていう光村龍哉のMCもありつつ、ここからじっくり聴かせるモードへ突入
4人だけで演奏された「かけら」、初めて聴きましたがこれはこれで重厚感があって良いですね。
次の「エトランジェ」もそうですけど、スクリーンの演出と上手くハマっていてその意味でも最高でした。
「エトランジェ」はNICOのバラードの中でも一番ってくらい好きだから
個人的に演奏してくれて嬉しかった。毎回やって欲しいくらい。
古村くんのギターも相当極まってましたね。
その流れのまま、新曲「YOU」。
これが凄いポップな曲だったんですけど、その分メロディーの良さがクリアに伝わってくる感じで
私的にはえらい良かったですね。
「ダメな男のブールス~」って感じの歌詞が印象に残りました。哀愁的というか。
ここからちょっとだけアッパーモード、
「錆びてきた」でしんみりした会場のムードを少しだけ温めて
そのまま「武家諸法度」で再び以前のような熱気まで戻します。
そんなところでこのツアー恒例という、ノープランのMCコーナーへ。
「横浜は・・・意外と近いんでそんなに話すこともないんだよなあ~」
まあ新宿から1時間足らずで行けますからね(笑)。
千葉からも直通の電車通ってるし。
「・・・中華街?そういえばこのツアーで3大中華街制覇したんですよ」
って流れからメンバーに向けての質問コーナーへ。
古村くんは、3大中華街は?って訊かれて「横浜、長崎、山形」って言ってました。
って今回のツアー山形ねえじゃん。
ってメンバーからも突っ込まれてたし!
他は、3大映画祭は?って質問に対馬くんが「カンヌと・・・」ってずっと熟考してたら
光村「じゃあ今思いつくの言ってみ?」
対馬「いや、さっきからアイヌって単語が頭から離れなくて」って言ってたりしたんですが
光村「実は俺も出てこねぇんだよ」
光村「カンヌと、べネチアと・・・後もう一つなんだったっけ?」
お客さん「ベルリンー!」
光村「あっ、そうだった、ベルリンだったわ」
ってやりとりが今思い出せるところですかね。というか途中から横浜関係ねえ(笑)。
ランドマークタワーの名前を出したところで本格的にグダグダになるムード、
それに気付いたのか持ち直してニュー・シングルの話題に移行するメンバー
「タイトル曲発表の前に、もう少しロックやっていいですか?」とコールし
そのまま再びロック・モードに移行。
うーん、誤魔化されましたが、何気に臨機応変な対応(笑)。
そんなノープランなMCを払拭するかのように
どんどん濃度を増していく会場の雰囲気
「バニーガールとダニーボーイ」では恒例のレスポンスも挟んで
見事なロック・スターっぷりを発揮してました。
「THE BUNGY」では途中光村vs古村のギター対決があったのが個人的にツボでしたね。
多分、この曲の最中だったと思いますが・・・ちょっとうろ覚え(汗)。
新曲「サドンデスゲーム」も披露、何気に定番だったらしいですね。
この曲は、アレンジが非常にロックンロール的で
ライブで聴いた限りだとNICOの硬派な一面が目立っているような曲でした。
んで、後々にこの曲がシングルで切られることも判明、
久々にこの系統の曲がシングル、って事で何気に楽しみですね。
ツアーがすごく楽しかったって事と、
またこのツアーの続編をやりたいって事
また横浜に帰ってきたいって事を告げて、
「Aurora」のフルバージョンと、「ホログラム」を演奏して本遍終了。
「ホログラム」終わりって、何気に新鮮だなー、とか思いつつ。
実に良いライブだったと思います。
しかしまだまだライブは終わらない、アンコールも敢行です!
「ダイバー」っていうシリアス目の新曲を披露した後
「GANIMATA GIRL」で一気に祝祭ムード、
でも締めは「トマト」でどっしりと、圧巻のラストって感じで
音源よりも長く長く演奏してたのが印象的で、そのバンドグルーヴの高まりっぷりも素晴らしかった。
今までの「トマト」の中でも随一の出来だったかと。
2時間半のライブだったんですけど、実際はそれ以上の時間に感じたくらい濃厚なライブだったと私は思いました。
それでいて、どことなく貫禄みたいなものを全編を通して感じたのも印象的でした。
また一回り大きくなった、みたいな。
って言うとちょっと偉そうなんですけど。
でも、勢いだけじゃないぜ、って部分をいっぱい感じれたのは収穫だったと思います。
これからのリリース等が更に楽しみになった感もありつつ。
それで、秋には旧渋谷公会堂でワンマンライブ、って事で。
今年はえらい精力的に動いてますね。
話題にこと欠かないというか。これもまた行ければ行きたいと思ってます。コンセプト的なものになるらしいし。
最後にセットリスト
1.芽
2.N極とN極
3.B.C.G
4.夏の雪
5.Broken Youth
6.かけら
7.エトランジェ
8.YOU(新曲)
9.錆びてきた
10.武家諸法度
11.風人
12.バニーガールとダニーボーイ
13.THE BUNGY
14.サドンデスゲーム(新曲)
15.そのTAXI、160km/h
16.Aurora
17.ホログラム
encore
18.ダイバー(新曲)
19.GANIMATA GIRL
20.トマト
こうして昨日のある意味ハードなスケジュールは無事に遂行する事が出来ました。
一日2回はやっぱキつかったけど、
誠意のあるライブはやっぱり観てて気持ちが良い。
元ハマっ子としても、数ヶ月ぶりに横浜の空気を感じれて気分良かったです。
という訳で、これで怒涛のライブ週間も終わりですね。
毎度の如く、最後まで読んでくれた方本当にありがとう。