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虹色の花

ヘミシンク日記始めます。
ヘミシンクの感想、ガイドとの交流を書いてます。

このブログは・・・。

基本的にヘミシンクを聴いた感想を書いています。ゲートウェイ6巻セットは2011年1月に購入しました。初心者なため、妄想全開な内容の記事等あるかもしれませんが、記録の為に一応書いてます。

虹色の花と空模様

2015-05-27 21:49:54 | 頂き物

先日、オーダー作品【Wand - Story for you -アンデルセンの魔法のペンをオーダー注文して頂いたお客様から、小説を頂きました!(ノ´∀`*)


それが、なんとなんと。
このブログの魔法使いの物語を読んで、書いていただいた小説でした!(超ビックリ)

魔法使いの物語2

これの、お客様目線での物語を頂いてしまいましたぁぁぁぁ!!(*´Д`)
ありがとうございますーーーー!!!!(ノ´∀`*)

ていうことで、許可を頂いて、こちらのブログでも掲載させて頂きます。m(__)m


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虹色の花と空模様


*

dear フレデリック

随分と長く共にいるような気がします。

しかし日記帳を見返してみるとそうでもないことがよくわかり、驚きました。
最初こそすれ違い、引っかくようなケンカばかりも多い私たちでしたが、何度も話し合い、ゆっくりと歩みを進めてきました。
燃え上がるような、とは言えない関係です。
騒ぐような、とも言えない関係です。べったり、なんてもってのほか。
ただ隣にいて作業の捗り具合を確認して、あとは気が向いたときの返事を待つような、曖昧でふわふわした、だけど私にとって不思議と居心地のいい関係です。

友情でも、恋でも、好敵手でもないのに、お互いのことはきっと誰よりも近くに感じるのでしょう。





思わずため息をついてしまった。

こんな綺麗なアクセサリーがたくさんあるのに、私ったら何でこんなにもやもやしているのかしら。

軽く両方の頬を叩いてしゃきっとさせる。

最近気分が盛り下がると、必ずといっていいほど寄るのはお気に入りの装飾品のお店。装飾品、と言っても幅が広く、イヤリングからペンダントトップ、髪留めからブローチまで。そしてこれらすべてが店主さんの手作りなのだ。
店主さんは商品売るために妙に熱い会話や勧誘をするわけでもないから、じっくり見て自分で納得してから買いたい私はついつい長居してしまう場所だ。

ただ、今回ばかりはその静寂が私にとって仇となっていることも、同時に強く感じていた。

……聞きたいことがあるのに話しかけられない。

気づかれないように店主さんを見ると、なにやらしっかりした表紙の厚い本を読んでいる。
魔術の専門書か何かだろうか。
どう見ても本の世界に入り込み、何だか話しかけづらい。というより申し訳ない。

話しかけようかどうしようか迷っていると、視線に気付いたのか店主さんがこちらを見た。

「何か、お探しで?」





あなたが覚えているかはわかりません。

でも、あなたが作ってくれたあのライオンのぬいぐるみは私にとって大切なものです。
あの愛らしいぬいぐるみはいつでも私の枕元に置かれています。

お金がない、とあなたはよく言います。まったく、そんな嘘をつかないで欲しいです。
私からすればとんでもなく、けちんぼ。私が「これいいよ」と言ったって「また後で」って言って忘れます。
そのくせ、自分の大好きなものにはすぐに飛びついてやたらお金をかけるんですから。ちょっと悔しいです。
そのせいなのか何なのか、大体あなたからのプレゼントは手作りのものでしたね。

よく考えたら、あなたは無から有を生み出す天才でもありました。

あなたは、ペンと水彩絵の具で世界を作ってきた素晴らしい画家だからです。





思わず面食らってしまった。そして、気付かれるほど直視してしまったのだと少し恥ずかしくなった。

「すみません、読書の邪魔をして」
「こちらこそ。これでは職務怠慢でしたね」
「いえそんなことは……」

気まずいような、気恥ずかしいような、何とも言えない気持ちに挟まってうまく言葉が続けられなくなってしまった私を見兼ねてか、もう一度聞いてくれた。

「何か、お探しで?」

私も気を取り直してまっすぐ店主さんを見る。

「プレゼントを探しています。男性、なんですけれど」

どちらかと言えば、きらびやかで可愛かったりするものが多い店だ。
でも、たまに店主さんの気まぐれなのか、透き通ってまっすぐな作品もあることは知っていた。
その作品の写真を見せたとき、彼がすごく感動していたことも覚えている。

「でも、勘違いしないでくださいね? どう転んでも恋人じゃないです。しかも強くこだわりがある人だから、どう選べばいいのかわからなくって」

「本人は?」

「離れた土地にいます」

「ここに呼ぶのは無理、ですか」

店主さんはしばらく考え込んでいた。

「その人は絵描きなんです。しかも空の絵しか描かないし、自分が興味がないものはどんなに素晴らしい対価が払われるとしても絶対受け付けないし」

変人、という言葉を使いそうになって一旦口を閉じた。変なんて言葉を使いたくない。変だの正常だの、そんなの個人の基準から外れただけのただのずるい物差しだから、使いたくない。

「空の?」

「ええ、空の絵を」





とんでもなくわがまま、とんでもなく守銭奴。プライドと理想ばっかり高くて本当に何度殴ってやろうと思ったか。

なのに馬鹿みたいって思いながら、全然嫌いになれません。

私は結構短気です。短気というより、すぐに諦めて逃げ出してしまいます。人間関係でこじれれば特に。
でも、逃げようとする私を何度も引き留めて、落ち着くまで待ってくれたのは他でもないあなたでした。

すぐに結論を出そうとしないで、待たせてくれたってかまわないと言ってくれたのは、あなたでした。

ずっと自分の中で勝手に「周りは待ってくれない」というイメージを作って、それに従い息苦しさだけを感じて生きていました。
けれどどんなに時間がかかっても必ず答えを待っていると言われた時から少しだけ、楽になりました。





「その人は、見たこともないような空は好きですか? 絶対に美しいと思うかどうかは保証しかねますが」

「はい、きっと大好きです」

「じゃあ、ちょっと待ってて……」

そう言うとカウンターの内側でしゃがみ、何かを探しているようだった。しばらくごそごそと箱を動かすような音が聞こえて、再び店主さんが顔を覗かせた。

「これは、どうでしょう」

それは一つの大振りのダイヤモンドにフレームが付けられただけのシンプルなものだった。

「『これ』はあなたに差し上げます。今お得意さまに同じ石を使ったものを渡しているのですが、最初に試作品として作ったので飾りも何もしていません。これでよければ」

「いいんですか?」

唐突な提案に私は驚いた。それでも店主さんは頷く。

「ええ。貰ってください。ただしお願いが二つ。一週間後のとある時間に、このペンダントを空に掲げてください。そして、同じ時間にその絵描きさんにも空を見上げてもらってください。きっと誰も見たことの無い空が見られますから」

あなたにはペンダントを。あなたの大切な人には空を。そう言って差し出された作品を私は受け取った。





ねえ、私本当のことを言うね。

感謝している人がいるの。とんでもなくわがままで守銭奴でプライドと理想ばっかり高くて殴ってやりたくなる奴に感謝しているの。
おかしいでしょ? 私も笑っちゃう。

誰に対しても特別な態度を取らない、媚びない、そんなあなたが大切なんです。
またあなたは資料探しだの何だのといってふっと姿を消すんでしょう。いいわ、ずっとずっと待っててやるから。

私を待たせるならそれ相応の覚悟をして欲しい。
だから必ず、世間の誰もを唸らせる作品を作ること! それくらいしてもらわないと、気が済まないの。





「……わあ」

私は空をただ見つめていた。

何本もの虹の架かる、青空。
こんな光景、初めてだ。
確かこのペンダントの作品名は『虹色の花』だった。この作品のどの辺が花なんだろうと不思議に思っていたけれど、こういうことだったのか。

「フレデリック、見てくれてるかな」

ルーズな彼のことだ、絵に夢中になって見上げるのを忘れたと言い出したっておかしくはない。
それでも、私は満足だ。だってあいつが見たことのない空を私だけが見られたのだから。その時は容赦なく自慢しよう。

それも最高のからかい文句になるだろう。
私は紅茶の為のお湯を沸かそうと上機嫌で窓を閉めて台所へ向かった。




そして数日後、返事と絵はがきが届いた。
たった一言「最高の空をありがとう」という返事と、あの空を描いた絵はがきがポストに入っていた。

あの店主さんに見せに行こう。ありがとう、ちゃんと彼は見てくれましたって。

今日も店主さんは本を読んでいるのだろうか。



end

------------/

あとがき


小説のあとがき代わりに。
現在の魔法使いと過去に何か作ってた魔法使いって性格に差があると思うんです。
冷静に見られる現在と、過去の悩みの中にいたアルバートさん。
すべてわかった、もしくは問題から離れられた・冷静になれたからガイドとして動いているのでしょう。


「自分も、王女のように。
何かを与えられればよかった。

その気持ちを、どうして。
王女以外に、向けられなかったのだろう。」

ずっとこの部分、私には違和感があったんです。
作っている、そしてそれが商売として成り立った時点で物理的には「与えている」んです。
しかも「お得意様に配った」という時点で、お得意様がいると言う時点で、既に何度も来ている常連がいるのでしょう。
店を気にいってくれた人がいるのでしょう。
そして、客って本当に素直です。客が店に出来る復讐は「悪い噂を流す」「クレームを出す」などではなく、「そこから買わない・そこへは行かない」そして「店なんて無かったことにする」「無視をする」だと思うんです。

ペンダントを掲げてごらんなさい、素晴らしいことが起こります、そう言ったってアルバートさんを嫌いな人だったら信じませんし、しないと思います。

女王様のようになりたかった、与えたかった。それがアルバートさんの願いだったのだと思いますが、もう既にそれは叶っているのだと思います。女王様も「与えたい与えたい与えたい!」と思って与えていたのではなく「それが楽しい」や「気付いたら与えていた」のでしょう。アルバートさんもそれは同じではないのかと、一人の傍観者として思いました。
アルバートさんが納得しているかどうかはわかりません。ただ確実に喜んでくれた人はいます。

その結果が、あの文章でありこの文章です(笑)
あの虹は、アルバートさんから女王様へのメッセージでもあるのでしょうが、周りからアルバートさんへの信頼の証でもありますよ。
私は、そう伝えたかったのです。

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ありがとうございますつД`)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜
この小説を頂いたタイミングで、私のほうも魔法使いからの、サインや、シンクロ的なものもありましたが(笑)

ヘミシンク&過去生的な物語として書いた、魔法使いの物語。というのは、明確なビジョンや、ストーリーの細かい部分や
設定はわからないけれど、とにかく、ものすごいリアリティのある感情が浮かんで、この感情は一体なんなんだ?
ていうところから、ストーリーとして読める形にしたものでした。

それは、私の視点や目線だけのお話であり、あの当時は委託販売を始めてすぐくらいの時期でしたので。

魔法使いやガイドは、この物語を通して、作品を作る事に対しての、

自分自身の方向性や、目指すところ、作るモチベーションなど、技術を上げる事とは別の部分での
心の方向性を示唆されていた物語でもあったのかな。

と思っていたんですね。

なので、こういう形で、実際のお客様から、物語のお客様目線の物語を頂くというのは。

私にとっても、魔法使いにとっても、とても大きなことだったんじゃないのかなと思いました。


例えば、あの物語を書いていた時のアルバートの気持ちは。
とても、感情的に揺さぶられることばかりで。

ただただ、愛おしく。悲しく、苦しく求めるような気持ちに、翻弄されているような。
そういう気持ちが大きくてどうしようもない。

というところから、求め続けて、探し続けた結果、最後の最後に、後悔する気持ちが
要約すると、「与えられればよかったのかもしれない」という言葉になるんですね。


しかし、あとがきでお客様が書いてくださったように、「与えたかった」という願いは既に叶っている。

という視点も、なるほど。確かに、そうだなと思うんですね。

でも、きっと、あの時のアルバートには、それは見えてなかったし、
自分の中で納得や、満足できないものだったんじゃないのかなーと思いました。



だけど、あの物語を書いてから2年経って。

このタイミングでお客様の視点の物語を頂いて。

ああ、あの時のアルバートもまた、不器用ながらもお客様から信頼されていたのかもしれないなぁ。と。
アルバートは、あの世界で、ああいう風に、お客様と向き合って仕事をしていたのかな。

と、そう思えて、すごく嬉しかったんですよね。

私の視点だけなら、どれだけ物語の中にお客様がいようとも。
それはただの”妄想”や”理想”と同じになってしまうけれど。

実際のお客様から、こういうお話を頂くということは、とても大きかったです。

アルバートから、王女への想いと同時に。
周りから、アルバートへの信頼の証の、虹色の空。


私自身の心の方向性や、進もうと決めた道は、これでよかったんだなぁ。と。

2年前、物語を書きながら。
この方向で、頑張っていこうと決めて、本当によかった。つД`)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜

そう思いました。

そして。

――我が心の王女に捧ぐ――

この小説を頂く数日前に、この言葉が何度も浮かんでいました。

私の中の王女とは、お客様や、私の作品を好きだと言ってくださった人、全ての中に存在する象徴のようなものです。


ペンダントを空にかざして。
沢山の虹が、空を彩る。

その一人、一人の心の中に、王女の姿が見えていたのなら。

物語の結末は、もしかしたら、変わっていたのかもしれない。


でも、どちらにせよ。

作り続けることに、変わりは無かったのかもしれません。

だけど。今度はきっと。

深刻になるんじゃなく。

今の魔法使いらしく。最高に楽しく、微笑みながら。

いつも、王女に捧げるようなそんな気持ち。

王女が喜び、笑いかけてくれた事が、最高の喜びだった時のように。



これからも、頑張っていきたいと思います。^^


小説、ありがとうございましたぁぁぁぁつД`)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜