視察3日目は、横浜市の「よこはまウォーキングポイント」です。健康寿命日本一をめざした「よこはま健康アクション」の一つです。平成26年度から4年間の事業です。
18歳以上の市民を対象に、歩数計を無償配布。30万人の登録が目標で、現在、21万人をこえているそうです。歩数に応じてポイントがたまり、自動抽選で商品券等があたったり(3ヶ月で500人)、参加者全員で目標達成の月は社会貢献活動に寄付をしたり、専用ホームページに歩数等の推移や歩数ランキングを確認できたりします。登録者の多さがスゴイですね。
これは、横浜市がオムロン・凸版印刷と一緒にしている事業で、事業者は、歩数計の供給・インセンティブの提供、専用リーダーの設置・管理、システム運用等についてかなりの費用も出しておこなっています。プロポーザルでの採用で、事業者サイドはノウハウや情報収集などのメリットを見込んでということでしょうが、横浜市の規模だからできることか、岡山市では私は聞いたことがありません。ちなみに横浜市は平成28年度は2億9000万円の予算で、多くが事務的経費です。コールセンターへのお問い合わせも多いということです。
写真は、10月31日に横浜市庁舎に登場したばかりの「健康階段」です。市内の魅力スポットなどのデザインを描き、楽しみながら自然とあがっていただくのが狙いということ。「歩くムーブメント」を広げるため、いろんなことを考えていますね。
資料が入っている横浜市議会の封筒をみたら、下半分が定型封筒として使える工夫です。まだまだできることがたくさんあると、はっとさせられますね。