あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

鎮魂のコンサートin被爆建物

2021-08-05 | 私が歌手

原爆投下から76年の8月を迎えた1日。

「ヒロシマレクイエム・コンサート」

当日となった。

旧日銀へ朝9時集合。

合唱参加の5人と指揮者の

寺井さんも遠路島根県から参加。

会場設営と機材の搬入をしたら

まっさきに合唱練習を開始した。

全員参加はこの日が初めて。

しかも寺井さんは練習時に

ピアノ伴奏だったので、

伴奏あり指揮ありで歌うのは

なんと初めてだった。

本番まで4時間しかない。

1時間の練習を終えて

私のリハーサルを1時間。

そこからゲネプロで出入りや

使うマイクを確認。

この時点で本番を終えたくらいの

達成感と疲労感だった。

折しも雨が降らず連日猛暑。

コロナ感染も拡大傾向の中、

40人近い人が来て下さった。

今回もピアノ吉野妙さんは

安定した演奏ぶりと

超安定キャラで私の

ぺースメーカー♪

(←ご本人の意図ではない)

エレクトーン演奏の

倉田香織さんの音がこれまた

合唱にはまって,

素晴らしかった。

まるで教会の響きのようだったと

皆さん一様に感動されていた。

妙さんは香織さんの足さばきに

しきりと感動していた(笑)

合唱曲「声 三部作」は

原爆投下の実体験をお持ちの

森川定實さんの詩に

私が作曲させてもらった。

編曲は吉野妙さん。

今回もご子息の森川聖詩さんが

この為に神奈川から駆け付けて

下さった。

ひとことコメントをお願いした。

「声 三部作」でお父様の遺影を

ステージ方向に向けておられた。

私の胸に迫るものがあった。

森川さんは伝承者に認定されていて

被爆体験をお持ちの女性と

ご一緒だった。

「元安川」をその女性が

体を二つに折るようにして

じっと聞き入っておられる姿に

こみ上げそうになった。

特別な場所で歌う意義は大きいと

つくづく思った。

いつになく好評なコンサートだった。

客席の皆さん聞き入る

という感じ。

涙が出て仕方なかったと

何人からも言われた。

これまでとほぼ同じ歌を

もう15年歌っているが、

何が違ったのか?

皆さん興奮気味で

心から感動されているのが

伝わって来た。

私自身もかつてない静かな心で

より深く歌えた。

合唱は人数が少なかったので

演奏に負けていたのが

やや残念ではあったが、

「良くできた!」と皆さんに

褒めてもらった。

鎮魂と未だ心に傷を抱える魂を

癒すというミッションの

いくらかは成功したと思う。

何より無事に終えることができた。

一人ではできなかった。

スタッフ、出演者、そして

会場に足を運んで下さった皆様に

心から謝辞を述べたい。

「声 三部作」は今後も歌ってゆく。

参加して下さる人がもっともっと

必要です。

通年募集しますので、

どうか手を貸して下さい。

 


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