にいや徒然エッセイ

「あめつち」に響く歌声の持ち主、シンガー・ソングライター「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

麻呂の受難

2019-12-04 | 半径30メートルの事件

会陰ヘルニアの麻呂は

お尻の穴が横を向いてしまって

排便困難になった。

踏ん張っても〇ンチが出てくれない。

1日10回以上も外に駆けだしては

踏ん張っていた。

見かねて思い切って私が

指をつっこんでみたが

うまく掻き出せない。

指の先にはたくさんの〇ンチが

詰まっているのが分かった。

匙で掻き出したいくらいだった。

そこからさらに丸2日

玄関から出たり入ったりして

落ち着かない麻呂だったが

やっと成功!

そこから更に3回排便をして

翌日も朝昼晩!!

すっきりした麻呂は

それまで折りたたんでいた尻尾を

ピン!と上にはね上げて

ルンルンという勢いで飛び跳ねた。

 

近い将来もっと困難になるだろう。

今のうちに対策を聞いておこう

と思ったし、

酷く咳き込んでいたので

もう一度心臓を診てもらった方が良いと

思っていた。

彼が苦しんでいた真っただ中に

動物病院をネット予約したが

なかなか予約が取れない人気の病院。

排便が完了した翌日に診察に

行く羽目になってしまった。

 

暇をもてあましているばーちゃんは

行く気満々。

「早く早く」と例によって

急き立てるばーちゃん。

2時間半前に出て途中でパンを食べた。

18時前。

病院に着いたら夜だった。

待合室に巨大な犬がいた。

緊張する麻呂。

55キロの室内犬なのだそう。

保護者?同士の会話を聞いた。

巨大だけれどおとなしいので

麻呂もじきに落ち着いた。

抱っこが嫌いなので椅子に一人でお座り。

その姿にほほえむ人が何人かいて

和やかだったところへ

大きな若い犬が乱入してきた。

落ち着きない彼と声におののいた麻呂は

外に飛び出して行くところだった。

ガタガタと小さく震えている。

絶好調でどこも悪くない麻呂を

無理に連れてきて

かわいそうなことをしたと後悔。

抱っこすると「おうちに帰りたい」

と全身で訴えていた。

一緒に泣きたくなった。

 

診察の順番が来た。

「絶好調で来てしまいました」

と開口一番にいう。

あまりに苦しんだので

人間用の便秘薬の10分の1を与えた

と恐る恐るいうとOKなのだそう。

ほほーそれは良いことを聞いた。

せっかく遠路を来たので

「あのー首輪がきついでしょうか。」

と聞いてみた。

きついですね~と指摘された。

ほほ。

 

この病院の女医さんは

ピアニスト・妙さんの妹さん。

甥のひとりが憧れた北大獣医学部の

卒業だそう。

獣医の道をあきらめた彼は悪徳官僚だ。

獣医さんを見かけると

いつもそのことを思い出すのだった。

もしかの時の2万円を握りしめて行ったが

800円少々。

ありがたくも長閑な一日が終わった。

 

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