新潟中越地震被災動物支援ブログ

2004年発生の新潟中部地震による動物支援ボランティア速報 問合せ専用090-8805-6156

新潟中越地震 小千谷からの保護ワンちびちゃん

2004年12月31日 01時00分53秒 | Weblog
小千谷からの保護ワン、シーズーのちびくん
昨日、初雪の降った東京の公園を今日も元気に
走り回っています。
里親希望さんにトライアルの予定でしたが
去勢手術の縫合した場所が化膿してしまい
只今、通院中のため、すこしばかり延期となりました。
炎症を現在は、投薬にて治療しておりますが
長引くようであれば、もう一度縫合しなおした方が良いと
獣医の方から言われておりますが、去勢手術をうけたばかり
短頭腫ということもあり、麻酔でのリスクを考え
しばらく投薬で様子を見たいと考えています。
ちびちゃん&お預かりさんがんばって!

西湘どうぶつ愛護会 安西由美

新潟中越地震 余震

2004年12月29日 14時57分48秒 | Weblog
28日、昨日、18時30分に起きた震度5の余震。
私達が拠点をおく、小千谷の仮設で暮らす方に
電話で聞いてみると、小千谷は震度3と言う発表だったのに
ものすごく揺れました。と言う声でした。
震源に近い、魚沼にお住まいのボランティアさんも、すごく強い揺れを
感じたと報告してくれました。
やっと、仮設での生活もはじまり、雪が積もる前に温かな部屋で
新生活をスタートさせたばかりなのに・・なんともやりきれません。
ワンニャン達の中では、PTSDを抱えた子が多く
昨日の余震でまた、鳴き始めたり、食欲が落ちたりといった声が
あがっています。
新潟中越大地震とは、違う震源の地震なんですよね。
本当に本当に、もう安心して暮らさせてください。

西湘どうぶつ愛護会 安西由美

新潟中越地震 ボランティアとしての想い

2004年12月27日 14時47分21秒 | Weblog
仮設に入居したから、冬は大丈夫。そんな報道が多くなってきたこの頃です。でも、ご存知ですか、仮設さえなく冬を避難所でこさなくてはならない人達がいることを・・・「中越元気村現地発ブログ」を覗いてみてください。http://genkimura8.exblog.jp/

新潟で出会えた、ワンニャンたちからは大切なものをたくさん教わりました。現地で知り合ったボラさんたちも、とっても良いつながりができました。そして、ボニーちゃんとの悲しい別れもありました。「仮設に入居できたの」と弾んだ声で連絡を下さる被災者の方の胸には今、2年経ったら仮設を出なくては為らないという不安が、募り始めています。雪がとけたら・・春になったら・・・と一筋の光りを見つけようとする中で、湧き上がる2年後への不安。私達の活動は、これからが本当の始まりなのかもしれません。
被災地のみなさんが、幸せに年を越せますように・・・
1/4より、新潟入りします。
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スマトラ沖地震の映像が流れています。巨大な津波、ケガをし搬送される方・・・
新潟の山肌と重なり、胸が苦しくなります。
スマトラ沖地震により、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。どうか、これ以上被害が広がりませんように・・・

新潟中越地震 レナちゃんの里親さんより

2004年12月26日 09時59分46秒 | Weblog
完全に元気とはいかないけど、帰ってきて落ち着いて寝ています。
元気そうに見えていたけど、かなりのストレスが溜まっていると
先生に言われました。
飼い主さんから離れて知らない土地に来て、
知らない人達と一緒に生活をし、今までと違う食事と、
完全に生活パターンが変わるしで不安があったんでしょうね。
きっと我慢強い子なんでしょうとも先生が言っていました。時間が空いた時は、抱っこしてあげる事を多くしようと思いました。
先生がね、「新潟からよく来たね。縁があってこっちに来たんだから長生きして欲しいね。こんなに良い子の里親になれて良かったね。可愛いし、ここに居る時はとっても優等生なんですよ。」と言ってくださいました。ご心配かけました。
レナちゃんのかあさんより

新潟から里親さんに渡った15歳レナちゃん。
無事に退院できました。
愛護会がレナちゃんと出会ったときに真っ先に頭に
浮かんでしまった(ごめんなさい)のは、この里親さんでした。
「老衰も始まり、痩せてきています。それでも飼い主さんと
暮らせず外にいる子なんです。看取ってくださるボランティアをして
くれませんか?」という私の言葉に返ってきたのは
「偶然なのか、今日、母の飼育していた犬が亡くなりました
今、お寺なんですよ。だから大丈夫。母の部屋においてあげられる」と
お返事をくださり搬送となりました。
ご自身も愛犬を亡くされて辛いときに、新潟の子を暖かい部屋で
老後を過ごさせてあげたいと受け入れてくださいました。
レナちゃんの医療面でのサポートは、微力ながら続けて
参りたいと思います。
皆様からの善意がこうして、温かな部屋と愛情と医療への
カタチとなっています。本当にありがとうございます。
西湘どうぶつ愛護会 安西由美

新潟中越地震 ちびっ子ボランティア拳くんからの手紙

2004年12月25日 22時17分25秒 | Weblog
12/14から16までの3日間、愛護会に同行し
神奈川よりボランティア参加してくれた小学3年生の拳くんから
手紙が届きました。拳くんは、塩谷からのお預かりニャン
「ハッピーちゃん」の預かりボランティアをしてくれていました。
ハッピーちゃんの仮設への帰宅に行きたいと学校をお休みして
参加してくれました。2日目、川口町(震源地)の子供達へ
シャボン玉を届けようというボランティア隊に同行してくれました。

拳くんからの手紙(原文まま)
安西さん、新がたへつれて行ってくれて、
ありがとうございます。
ハッピーちゃんの所に行くか、田むぎ山へ行くか
考えて時間がかかったのは、両方行きたかったからです。
ハッピーちゃんが、家族の所へ帰るから、ぼくはかなしく
なかったです。うれしかったです。

おじさんの車に乗って行く時に、いろんな場所を
見ることができました。がけくずれになって、線路が
うまっていたのを見て、こんなふうになってすごく
怖く感じました。小さい子たちがいる場所へ行って
シャボン玉をやって、楽しく遊んでくれました。その後、
学校へ行って、またシャボン玉をやりました。
学校の人たちも楽しく遊んでくれたのでうれしかったです。
遊ぶ所が少ないからかわいそうと思いました。
帰りの時、道路がくずれていて、それを見て
じしんは、こんな風にしちゃうんだなーと思ったし
たて直さないといけないし、かわいそうと思いました。
また、行けたらもっとお手伝いをしたいと思います。
だから、またつれていってください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

拳ちゃん、お手紙ありがとう。「ボクは動物達の世話をする」と
決めて新潟入りしましたね。それでも、シャボン玉隊に行っておいでと
言ったのは、きみに、震源地で暮らす同じ世代の子供たちを
見て欲しいと思ったからです。
帰り道「また行きたい」と言ってくれたキミの気持ちが
とってもうれしかったです。拳ちゃんの手紙に添えられた
お母さんからの手紙には、きみが新潟のお友達と遊んじゃったから
お仕事してないんだと落ち込んでいると書かれていました。
拳ちゃん、キミが川口の幼稚園や学校に行ったとき、
みんなどんな顔してくれたかな?
笑ってくれてたよね!それがいちばん大切なお仕事なんだよ。
笑顔を贈れたキミは立派なお仕事をしてくれたよ。
ハッピーちゃんのお世話をちゃんとしてくれたのだって
立派なお仕事だよ。仮設に帰ったハッピーちゃんを見た
ハッピーちゃんのお父さんも笑顔だったよ。
おつかれさまでした。キミの心に残った新潟の思い出が
ずっとずっと大人になっても息づいていますように・・
また、行こうね。

動物愛護もボランティアも私達の世代で終わることは
困難です。次代を担う子供達に、想いを繋げて行きたい
そんな気持ちで、ちびっこボランティアを参加させています。
安西の息子も行きました。表現をすることは子供にとっては
難しい事ですが、こうして参加してくれているちびっこボランティア達の
心に残った「何か」が、幸せへの形に変わっていくと信じています。

西湘どうぶつ愛護会 安西由美

新潟中越地震 レナちゃんの容態

2004年12月25日 08時11分41秒 | Weblog
里親さんからメールが届きました

今日の先生のお話では、ご飯も食べれるようになり、
お散歩にも行けるようになったそうです。
(凄くゆっくりですが)
これからは、お薬を飲み続けなければいけないそうです。
今のところは、急に具合が悪くなる事はなさそうとのことで、
明日の夕方にお迎えに来てくださいと言われました。
お外ではなく、お家の中なので安心は出来そうとも言われました。
でも、なにぶん15歳という高齢なので、
若いワンちゃんよりも気をつけて欲しいと言われました。

とりあえずは安定してくれたようで、大好きなおばあちゃんが
待つ、お家へと帰れるようになりました。
考えれば、10/23の地震から、15歳のレナちゃんは
激変する環境になじもうと一生懸命頑張ってくれましたもんね
みんなが応援しています。新潟から、レナちゃんを抱っこし
車に乗ってきたボランティア一同も心配しています。
レナちゃん、里親さん頑張って!!

西湘どうぶつ愛護会 安西由美

新潟中越地震 里親さん宅へ行ったレナちゃん

2004年12月23日 18時48分19秒 | Weblog
地震により、飼い主さんが手放さなくてはならなくなってしまった
老犬「レナちゃん」は現在、里親さんの元で暮らしています。
その里親さんから、メールが届きました

☆里親さんより☆
レナが体調を崩して入院しました。(今日)
肺が広がっていないようで、食事も出来ずお水も飲むことが出来ません。
点滴で栄養をつけて、それから治療をしようと言う事になりました。
(母が心配のあまりベソかいてます)
明日の夕方、病院へ電話を入れる約束になってます。
心臓も少し弱っているようです。
まだまだ一緒に居たいので、元気になってほしいです。

老後、変わってしまった環境にも慣れ、
新しいご家族にもとってもなじみすっかり
おばあちゃん子になっているレナちゃん。
温かいお家と温かい家族が待ってるよ!
お願い・・元気になってね。

西湘どうぶつ愛護会 安西由美

新潟中越地震 山古志からのお預かりワンたろうくん

2004年12月22日 22時35分15秒 | Weblog
12/2に山古志村の方から、お預かりさんの元へ引き取られた
「たろうくん」が無事に飼い主さんの息子さんの家へ
戻られました。当初、春までのお預かりと言うお約束でしたが
息子さんが面倒を見てくださることになり、預かりさんが
お届けしてくださいました。
少しでも飼い主さんの近くに、いつでも会える場所にと
戻った「たろうくん」ですが、息子さんのお子さんは
アレルギーがあるということなので、今後もサポートして
参るつもりです。
次回1/4からの現地入りを予定しておりますが
その時、たろうくんの元と仮設で暮らす飼い主さんの元を
お尋ねしてまいります。
預かりさん、お疲れ様でした。
今後とも、一緒にサポートよろしくおねがいします。

西湘どうぶつ愛護会 安西由美