アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

りんごの皮と芯で作ったシロップ

2010-01-22 00:13:26 | 手作りのたべもの
 ジャムメーカーを立ち上げたばかりの友人のKさんから、りんごの皮と芯のジュレの作り方を教わりました。
 
 信州のYさんの低農薬りんごでしょうが入りジャムを作ったときに、皮と芯が大量に残ったので、試してみることにしました。

 ジュレとジャムとの違いは、果汁で作るか、果肉で作るかの違いだとか。でも、このりんごの皮と芯のジュレは果汁ですらありません。ほんとにできるのだろうか、と半信半疑で仕事をはじめました。

 ジャムには、正味3.5キロのりんごを使いました。汚れや腐ったところを除いても、りんごの芯と皮はこんなにたくさんあります。

 まずひたひたに水を入れました。しばらくつけておいてから火にかけます。

 皮の色が白っぽくなるまで煮ます。皮の赤い成分が水に染み出ます。草木染めで、ブルーベリーの小枝やピラカンサス、桜の落ち葉などで、赤っぽい色を染めるときと同じです。煮出すと、しだいに枝や葉の色が薄くなってくるのです。

 ザルに布巾をしいて、漉します。そして、漉した汁を半量になるまで煮続けます。

 長い時間がかかりました。色がすこし濃くなってきました。
 
砂糖の量は好みで。煮詰めた汁がだいたい2リットルくらいだったので、20%にあたる400グラムの粗糖を加えました。そしてまた、ひたすら煮続けます。

 だいぶ煮たので、色は濃くなりましたが、「ジャムのようにパンに塗って食べたらいい」とKさんが言うほどの濃度にはなりません。あきらめました。

 シロップとして使う事にしました。なめてみると、とてもあまい! 粗糖が多すぎたようです。でも、りんごの香りがほんの少し残っています。紅茶に入れたら、上品な甘さになりました。ケーキに入れてもいいかも。
 

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