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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

新婚ほやほや

2008-07-05 12:15:08 | グルメ
 
                


 これは?
別名海のパイナップルとも呼ばれている三陸名産の『ほや』である。
鮮度が命の海産物なのであまり流通していないため、東北地方以外の人には知られていないかもしれない。
1個100円前後という安さだが、都市部の料亭などでは珍味として高級料理に属している。
好きな人は大好きだが嫌いな人は絶対に食べられないという独特の苦みと香りがある。
栄養価は大変高く、アルツハイマーの予防にも効果がある食品と注目されているらしい。 それは嬉しい!


             

 
 わかめと胡瓜を合わせた酢の物が一般的だが、今回はnihao流のアレンジ料理を紹介してみよう。
写真左は電子レンジでチンしただけの『蒸しほや』
苦みが消えて食べやすくなる。ほやの殻もチンして器にする。
右はさらし玉葱とインゲンを合わせた『ほやのマヨネーズ和え』
二種類ともひと味違ったほやの風味が楽しめる。

 岩手に住んで30年、初めてほやを口にした時は吐き出してしまった。
やっと食べられるようになったのは10年後。
北海道から訪ねてきた飲んべえの父のために、この世にも不思議な形態の生物を勇気を出して調理してみたら平気になった。現在は大好き。
私はほやを『新婚さん』と呼ぶ。もちろん.....新婚ほやほや!
                 
     

 写真は、新婚ほやほやとは言い難い娘夫婦の新婚旅行土産。
2年前に結婚した娘たちは、生活の基盤を作るのに忙しく新婚旅行にもでかけられなかったが、やっと余裕が出来、4日間の休みをとって車で関西方面に出かけてきたらしい。
倹約旅行だったと思うが、行く先々で婚家と我が家のためにその土地の名産品を買い求めて送ってくれた気持ちが嬉しい。

 省みて私の若い頃は.......姑にも実家の母にも甘えっぱなしで、こんな気の利いたお土産など送ったことなど一度もないことを思い出した。
今さら反省しても遅すぎるが、しないよりはした方がいいだろう。
娘夫婦のお土産を仏壇に供え姑に深くお詫びをした。

 ところで宅配便の送り状をよく見たら、送り主の名前が娘の名前になっている。
ああ、これは......!
娘よ、ここは婿殿をたてて婿殿の名前で送るべきである。
そうすると婚家のご両親は嫁の気遣いを大層喜ばれ、あなたの点数はもっともっと上がるはずである。



失礼千万!

2008-07-03 10:30:12 | Weblog
 昨日ガソリンを補給したら1リットル177円だった。
岸壁釣りに取り憑かれ、家計を顧みず秋田詣でを繰り返している夫の先月分のガソリン代は2万5千円。
食品も然り。諸物価の高騰は家計を直撃している。

 夫は再就職したとはいうものの、三日行っては四日休みのような仕事だから戴くものは当然少ない。
夫の手当は食費にまでは回らないのが現状である。
そこで当てにしていた年金だが......なぜ出ない?

 偶数月に支給されるはずの年金、4月には出なかった。
慌てて確認したら退職初年の場合は6月から支給とのことだった。
6月までは仕方ないと貧乏生活に耐えていたが......やっぱり出ない!

 我が家は既に3ヶ月間も食費ゼロ家計で、M嬢のバッケと弟が送ってくれたアスパラと、岸壁の男たちから貰った魚で難局を乗り越えてきたようなものだ。

 この我が家の危機的状況に際して
「役所も忙しいし、おそらくみんなまだ支給されていないんだろう。
そのうちまとめて出てくるから心配するな!」
なんと夫はのんびりと構えていることだろう。
いくら頼んでも問い合わせてみようともしないのである。
なにか、クレームをつけたり問い合わせをすることを厚かましく恥ずかしいことと考えている節がある。

 仕方ない。私がする!
夫の年金は全部ワタシのモノだもの。
しかし.......「ご本人様ではないですね。」
と冷たくあしらわれ返す言葉もなく意気消沈。
妻は夫の年金に関して問い合わせてはいけないのだろうか?
余談になるが、妻が一定の条件下で支給される加給年金というものがあるらしいが、私はこの『かきゅう年金』のことを
「取り急ぎ些少ではありますが奥様にも差し上げます」
というイメージで解釈していたので『火急年金』か『下級年金』だと思っていた。
ジョークではない。マジである。

 さて私があんまりうるさくせっつくので、渋々と夫が電話をかけた。
すると......退職者が多すぎてデーター処理に手間取っていて、なんと夫のデーターもまだコンピューターに入力されてもいないことが判明した。
8月までには必ず全額支給しますという回答だったが、これを聞いて怒り狂ったのは私だけ。
生活権を侵害したまったく失礼千万な話なのに
「おい、ちゃんと出ると言ってるぞ。よかったな!」
危機感のない夫の言葉は、なんとも腑抜けで情けない。

 まだしばらくの間は、まさかの食費ゼロ生活が続くことになった。
こんなことになるのなら、花壇を全部畑にしておけばよかったと悔やまれてならない。


粗製濫造

2008-07-01 10:40:08 | 手仕事
 久しぶりに『襟つき袖つきソーイング』をしてみた。
夏の代表柄の水玉の......何というか......ロングブラウスと言おうか、ミニワンピースとでも言おうか......。
スパッツと組み合わせてみたらどうだろう?


              


 最近、ワンピースの下にスパッツを穿いている若者たちを観察しているうちに、このファッションの合理性に気がついた。
①体形を気にしなくてよい。
②活動的。姿勢や行儀を気にしなくてよい。
③防寒・防冷房に適している。
④オールシーズンで着回し出来る。

 私は夜寝るときはスパッツ派なのだが、この洋服のお陰で日中も堂々とスパッツ派でいられる。
きついジーンズとおさらば!
一日中心身の弛緩した快適な状態(?)を楽しめそうである。

 ところで今回のソーイングは珍しく上手くいって自分でもビックリした。
私の洋裁は、印をつけない、仕付もしないという早業荒業の適当仕事なので、最後に寸法が合わなくなってあたふたするのが普通である。
しかし今回に限って、なぜか気持ち悪いほど1ミリの狂いもなかった。
適当仕事もついに名人芸に達したか?

 私の母は几帳面な人でいいかげんな仕事を嫌っていたが、私はその遺伝子を受け継がなかった。
「あんたの作り出すものは、みんな粗製濫造ね!」
と、よく手厳しく注意された。

 しかしよくもまあ、粗製濫造(お粗末なものをむやみやたらに作ること)だなんて言ってくれたもんだ。
母だからまだ笑って許せるものの、他人から言われたりしたらちょっと立ち直れないかもしれない。
でも自分で言うのは平気。うん、確かにその通りだ。

 若い時は、有り余る手仕事へのエネルギーをすべて粗製濫造に費やしてきた。
そして今はそんな元気も失って......自慢にもならない粗製寡作である。