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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

ともしびちゃんが来た!

2014-06-04 09:00:00 | Weblog
先週の月曜日、早朝
「今日これから、ともしび(孫・仮名)と新幹線で帰るから!」
と娘から電話がありました。

すわ一大事! 結婚以来一度もひとりで帰省したことのない娘です。
夫婦喧嘩でもしたのかと心配しましたが、仕事の打ち合わせが盛岡であるとのこと安堵いたしました。
2・3日の滞在予定が、気がついたら1週間の長逗留。
ともしびちゃんとたっぷり遊ぶことができました。嬉しい誤算です。
突然の予想外の孫との対面に、婿殿のご両親もご満悦でした。

さて、ともしびちゃんを温泉好きの子どもにしようと目論んだオットー。
毎日夕食後はみんなで近くの温泉に出かけて過ごしました。
神妙な顔でお湯に浸かっていたともしびちゃん、果たして気に入ってくれたでしょうか?
「おじいちゃん、温泉に連れていって!」
もう少し経ってそんな愛らしいことを呟いたなら、オットーも大いに相好を崩すことでしょう。


実は私には、娘たち夫婦の帰郷の度に悩んでしまう問題がひとつあります。
それは・・・滞在期間中の実家・婚家への宿泊日数の配分で、これが結構な難問なのです。

(1)両家に公平に配分すべきか?
(2)婚家の方の配分を多くすべきか?
(3)妻の実家の方の配分を多くすべきか?
(4)せっかく帰ってきたのだから全部実家に配分すべきか?


子どもたちの意思を尊重して好きなようにさせるとよいのでしょうが、結婚後、このスタートラインを間違えて不仲になった嫁、姑はたくさんいます。
最近では夫の実家のことを義実家などと呼び訪問を嫌がる嫁が増えているそうですが、この程度のストレスを道連れに結婚生活を送れないようでは大人の女性にはなれません。
各家庭によって抱えている事情は異なりますが、縁あって親戚になった婿殿の実家とは不要なトラブルを抱えたくはありません。
ここは嫁の実家が婚家を気遣い、適切な判断をしてうまくまとめるべき問題ではないかと思うのですが、私も理性と感情の狭間で揺れることが多々あり、正解が見つからないのが現状です。

「結婚した息子が嫁の実家の近所に住み、嫁の母親に孫の面倒を全部任せ、実家には全然顔を見せない。」
と嘆いている母親たちが私の周囲にもたくさんいます。
嫁の実家だけがこのような特典(かどうかはすこぶる疑問)を与えられてよいわけはありません。
一体ベストな方法はどれなのでしょう。

今回は婿殿不在だったので、娘は婚家には遠慮して宿泊しませんでした。
当人はきわめて自然流に振る舞って時々婚家に顔を出してはいましたが、あちらのご両親はもっと孫と一緒の時間が欲しかったのではないか、はたしてこれでよかったのかどうかはちょっと気になりました。

ともしびちゃんが誕生する前の娘たち夫婦は、帰省の折には日中はそれぞれの実家を行き来して過ごし、夜になったら別々に別れて自分の家でリラックスするという画期的(?)な方法を編み出しました。
そんなやり方があったのかと、我ら古き親世代を驚かせたものですが、慣れてみれば確かにこれは大変合理的な方法でした。
今まではそれでよかったけれど、しかし今後は両家においてともしびちゃん争奪戦が勃発するかもしれません。

一体どうすればよいのでしょう?
何かよい考えはないかとそれとなく訊ねてみたら、娘はいとも簡単に言ってのけました。

「私たちはそれぞれの実家に。ともしびだけ交互に両家を移動したらどうかしら?」

ああっ! これはまたなんと斬新なアイディアでしょう。
我ら古き親世代には絶対に思いつかない方法です。
現代の若者たちのライフスタイルはかくもクールであります。





           


               [盛岡市動物公園に行きました]