blog-cafe

マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

お洒落なかまぼこ工場

2011-01-26 10:00:00 | Weblog
 最近若い女性の間で、もの作りの現場を間近で見ることが出来る『工場見学』が大人気らしい。
小学生の頃社会科見学で、ノートと鉛筆を手にして真面目な顔をして工場訪問した記憶があるが、正直私はつまらなかった......
人気のある工場は半年先まで予約でいっぱいだそうであるから面白い現象だ。

 一体現代の若い女性は、工場見学の何に関心があるのだろう?
最先端の機械が繰り出す魔術のような技術に惹かれているのだろうか? それとも...
地道で確実で破綻のない作業を眺めていると気分が癒されるのだろうか?

 工場側も一般に開放することによってさらに企業努力をしなければならないし
レディスの訪問により若い男性社員たちは、きっと今まで以上に奮闘することになる(?)
『工場見学』に人気が出るのは、日本の製造業のさらなる発展のためにとてもよいことなのであろう。


 先日仙台に出かけた折り、【かまぼこの鐘崎】の工場見学が観光スポットの人気ランキング上位になっていたので、どんなものかと興味津々で立ち寄ってみた。
食料品工場は製造過程の見学だけではなく、試食、試飲、お土産、買い物も大いに期待でき、お得な気分を味わえる。
この日は残念ながら時間が遅くなってかまぼこ工場見学は出来なかった。
しかしここは、工場の他にも笹かま館・食品館・七夕館などの施設が充実していて、一大アミューズメントセンターになっている。



          

      (ワンクリックで拡大)

 さすがにかまぼこ工場だけあって、芸術作品は海や魚をイメージしている。


 井村隆さんのオブジェ、藤城清治さんの影絵などを眺めながら、心ゆくまで試食をしてお買い物を楽しむことが出来る。
施設の中は食と文化が見事に融合している。
井村・藤城の作品が本当に素晴らしく目を見張る。
その他おおば比呂司さんの絵画もあったし、七夕館は幽玄の世界に足を踏み入れたかのように美しかった。

 施設の中には、焼きたての笹かまが次々と出てくる機械があって、自由に試食することが出来る。
私はもう釘付け。ふんわりほかほかの笹かまのなんと美味しいこと!
ここまで顧客サービスしてくれる株式会社鐘崎に感動したnihao。
かなり儲けていなければ、ここまで徹することは出来ないだろう。

(岩手の小岩井農場も、いつでも乳製品の工場見学が出来る。
私も近くに行ったら立ち寄って牛乳を飲ませてもらったりしているが
かまぼこの鐘崎と比べたら...ちょっと負けているかなぁ。)
 
 かまぼこの鐘崎では、もの作りに対する頑固なこだわりがあって、全ての笹かまぼこ製品から保存料と澱粉を抜いて製造販売しているそうだ。
試食をたくさん食べさせていただきお腹いっぱいになったが、お土産もたくさん買い上げて帰途についた。