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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

這いつくばって

2008-03-14 10:30:03 | Weblog
 隣家の奥様のところに用があって訪ねました。
隣同士とはいっても顔を合わせるのは2ヶ月ぶりでした。
お部屋に1歩足を踏み入れた途端、なぜかクラクラッとめまいがしました。
隣家のリビング.......めまいがするほど美しく掃除されていたのです。
家具・調度品も高価なものばかりで、私は、古民家の屋根裏部屋からベルサイユ宮殿にワープしたようなカルチャーショックを受けました。

 隣家の奥様はとても働き者です。
ご夫婦と娘夫婦と孫たちの6人家族ですが、家事と孫たちの世話は、全部奥様の担当です。
朝は5時頃から台所に立って朝食の用意をし、孫たちが学校に行くのを途中まで見送り、洗濯、掃除、買い物をし、午後からは孫の習い事の送り迎えをし、夕食の支度をし、後片付けをし..........と、毎日八面六臂の活躍ぶり、しかも家事やつれした風情などひとつもなく、いつもお洒落できれいです。
もちろんこれだけ働けば、ぜい肉のつく暇もありません。
私は有り余る時間をもてあそぶだけで、一体何をしているのだろう?
 
 それにしても毎日大変忙しいのに、なぜ完璧な掃除が出来るのでしょう?
掃除の秘訣は?   「毎日30分の雑巾がけ!」
本当にそれだけ?  「それだけ!」
 
 以前私も、熱病に冒されたように掃除ばかりしている時期がありました。
午前中のすべてを費やして家中を磨き上げていましたが、この麗しき習慣は、長続きすることはありませんでした。
現在は、散らかればすぐ片付けることをモットーにして、テーブルや食卓、カウンターや出窓などには、極力モノを置かないようにしています。
視力の悪い人が訪ねてくると「まあ、きれい!」と言ってくれるかもしれません。
しかし『整理整頓』と『清潔』は、決して同義語ではありません。
掃除がいい加減なので、埃の堆積面積ばかり日々拡大されていくのです。

 隣家の奥様からよい刺激を頂いた私は、腰痛をかばいながら、久々に床に這いつくばって雑巾がけに挑戦しました。そして.......納得。

 下方目線になると、今まで気がつかなかったことが目に入ります。
部屋の隅々の汚れはもちろんのこと、テーブルや椅子の脚部の汚れ、ヒーターやテレビの下にたまっている埃などが、否が応でも目について見て見ぬふりは出来ませんでした。
ももちゃんの匂いも下に滞ることを発見!
ピアノの下から百円玉も発見!
床の水拭きはキレイを実感、掃除機や化学雑巾を使用した立ち掃除では得られない収穫がありました。

 問題点はただひとつ。
学習が習慣化されるかどうかのみ!