息も絶え絶え~大学末期編~

期末ではなく、末期です。

旅行記②

2004-09-17 | ぶろぐ
前日曇天のため寝すぎた我々。さて、二日目はいかに?

午前中。引率のM先生によるレクチャーを受けながらの施設見学。お勉強になりました。成果:フラウン・ホーファー線。(むつかしそうな単語を言ってみる)

午後。前日撮り損ねた画像の代わりに、天文台の方が前もって準備していて下さった画像を使って解析の練習。散開・球状星団のHR図を作成。この期に及んで「CD回すからこんなかに焼いてくれー」と提出を迫る熱血教師M先生。多分、高校で1番お世話になってる先生。担任でも部活の顧問の先生でも無いのですけど。

←そんな作業をする最中、ゼルドビッチな方が見えて講演をして頂ける事に!しかもそのネタというのがまだ学会未発表という。そんなこんなで詳しい内容は書きませんが、彗星のガス成分(核スピンの種類)を調べて年齢を決定するというもの。この方法を考案したことでゼルドビッチな方になられたそうです。こういう事を何で思いつくことが出来るんでしょう、尊敬モノです(^^;)ちなみにM先生は生徒の誰よりも質問をしまくってました。

夜。宿舎で「今日の予報は夜晴れだからねー」などという会話を交わしながらご飯を済ませる。観望棟に戻ると、そこは戦場でしたわぁびっくり。スタッフの方が「M先生、雲が来てるから編成できた班から観測して!」と手も止めず、顔も向けないまま叫ぶ。雲だけで無く色々なトラブルが重なって、僕らの班は「2号機勝手に使ってていいから!CCDはまだだけど!」という宣告を受けたっきり放置。お言葉に甘えて1億円のおもちゃで勝手に遊んでました。といっても既に雲は厚く、M13とベガを少し見たっきりでしたけど。。その後、撤収決定。「くそぅ、気象庁め。」と毒を吐く気象予報士の資格を持つM先生がそこにはいた。遠征してきたのに観測できずという最悪な結果に。そして、僕らを暇な夜が襲ったんだ・・・。

旅行記③へ続く

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