息も絶え絶え~大学末期編~

期末ではなく、末期です。

やばいやばい

2004-12-25 | 2004クリスマス
挨拶とか知ったことか。
今晩は、管理人@「KAWAISOU RADIO」おもしれー です。
推奨ツッコミは早く書けよ!です。

さて、大トリ、言わずもがなお分かりでしょう「小西真奈美」で!多分テンパった文章だから前置きしておきます。短いけど濃いよ!あと、途中で出てくる小西真奈美は「こないだのミラクルタイプに出てきたサンタ姿」をイメージすると良い!

「サンタさん」
彼女と付き合い始めて初めて迎えるクリスマスなのに、なんという事か仕事が延びて延びて彼女が待つ僕の家に着いたのは23時過ぎ。怒っているだろうか?怒っているだろうな。今朝家を出る前、早く帰って来るよ、って言ったらすっごいニコニコしながら「うん!」って言ってたしな。
おそるおそる、ドアを開ける。・・・真っ暗だ。うわーやっちゃった、と暗闇に向かって呟き、電気をつけながら通路を進む。心のどこかでクラッカーが鳴って笑顔で彼女が飛び出てくるのを期待したりもしたが、リビングの電気をつけて自分の身勝手さをトコトン呪った。そこにはシチューや七面鳥を小さくしたの、綺麗なサラダ、おそらく手作りだろうと思われるケーキが乗っかったテーブルに、ふわふわの赤と白で出来たサンタの格好をした真奈美が突っ伏して寝ていた。心底、申し訳ないな、と思った。
ヨル「真奈美・・・。」
そっと、後ろから抱き締めた。そして、起こしてはいけない気がして、毛布を掛けた。
大してお腹は減っていなかったが、真奈美の温もりが少しだけでもいいから欲しくって、冷め切った七面鳥を温めて食べようとキッチンに行った。レンジに皿を入れてスタートボタンを押してレンジが音を立てて回り始めると、涙がこぼれた。すごく虚しくなった。愛する彼女が側にいるのに、きっとずっとずっと待って居てくれたのであろうに、僕ときたら・・・!悔しかった。明日、何て言って、どの面下げておはようを言えばいいのだろう。すると、背中に急に感触が。振り向くと
真奈美「おかえり」
ヨル「・・・!ま、真奈美ぃ。。。」
真奈美「ごめんね、サンタさんが帰って来たら変な格好して驚かせてあげようと思ってたんだけど、なかなか来なくって。で、あ、寝てない子の所には来ないんだ、って思って!寝ちゃったの。ふふ、そしたら、ちゃんとクリスマスのうちに来てくれた、、」
ヨル「ばか・・・」
こいつはいつも、いつも、何でも自分のせいにして、謝って、俺に気を遣って、許されて、救われるんだ。
真奈美「おや?サンタさん、泣いてるぞ?ご飯食べまちゅか~??」
ヨル「・・・。僕のトコロにはサンタさんが来たのにプレゼントが無いなぁ、と思って!!」
真奈美「ホントだったら、ご飯を食べて、ゆっくりしてプレゼントはア・タ・シって言おうとか思ったんだけど(笑)」
ヨル「・・・ご飯は、明日にしよう。・・・・・眠そうな顔してるし。。」
真奈美「え・・・?」
俺は真奈美をお姫様だっこしてベッドに連れて行った。二つベッドがあるが、二人とも一つのベッドに入った。そして、・・・二人とも笑って、抱き合って、眠った。



あとがき
時間が無かったの!でもいいと思う。

かわいそうそにっく

2004-12-25 | 2004クリスマス
スマップ?さんま?何ソレ、気持ちいいの?
今晩は、管理人@「食べれるの?」ではなく「気持ちいいの?」にしたあたり独創性が爆発していると言えるでしょう! です。
バイトで脳が破壊された模様ですよ。

さて、早速いきます!今回のお相手は「上戸彩」。

「飢えと彩」

僕の職業はしがない物書き・・・と言えば格好は良いがつまりは無職だ。短期のアルバイトをして日々、食い繋いでいる。そんな無職の僕だって、何も考えてない訳じゃない。いつかは作家として飯を食っていくつもりだ。
何か書き物をする時、決まって通う喫茶店がある。「ナイト」という名前だ。よく売れた作家が若い頃を振り返って「いやー、コーヒー一杯で何時間も喫茶店に居続けてね!」なんていう話を聞くが、そんな過去の失礼を豪語してどうする、と思う。いや、嘘はよそう。実を言うと僕も売れた時のコメントに備えてコーヒー一杯で何時間も居座ろうとしていたのだが、
彩「ご注文は何にしましょう?・・・って決まってますね!いつものでよろしいですか!?」
ヨル「あぁ、うん。」
彩「はい!」
いつもの、というのはコーヒー・・・それとハンバーグ定食の事だ。どうしてそんな重たいモノをしかもフリーターの僕が頼んでいるか、というと訳がある。さっき注文を取りに来た彼女、この喫茶店のオーナーの娘らしく学校が長期休みに入ると毎日毎日ずっとお店を手伝っている。彼女、見た目はかなり可愛く小さな喫茶店なのに制服まで用意されており、それが彼女にとても似合っているのだが、看板娘になっていた。そんな彼女は、ハンバーグ定食を頼まなくてはならなくなった原因でもあった。
さっき話した「コーヒー一杯の伝説」を作ろうとしたのは今年の夏休み、と言っても世間的にはというだけで僕はバイトと執筆の変わらぬ日常だったのだが、の事であった。計画を思い立ったその日に喫茶店を探そうと歩き回って見つけたのがこの「ナイト」だったのだ。店に入ると彼女が一人で忙しそうに切り盛りをしていた。笑顔でいらっしゃいませ!と言った彼女にちょっと気取った声で「コーヒー」とだけ告げてどっかと一番奥の席に腰を下ろした。そして既に大物になった気分で鉛筆と消しゴムを二つずつ取り出し、大仰な態度で原稿用紙を広げた。そのうちコーヒーが運ばれて来たが顔も上げずに「執筆」に集中している振りをした。実際その時はもう名前も覚えていないが何かのコンクールに小説を出すつもりだったので陳腐な冒険小説を書いていたのだが。しばらくして昼時になると店も混んできた。しかしそ知らぬ顔で僕は書き続けていたのだが、急に机がバンと叩かれた。
彩「ねぇ、いつまで居る気!?あっちのお客様が二人ずつに分かれてカウンターに回ってもらったのに何とも思わないの!!?」
ヨル「・・・?・・・!!何だよ、僕だってちゃんとした客だぞ!?」
彩「コーヒー一杯で何が「ちゃんとした客」よ!ホラ、もう何も頼まないなら帰って!!」
ヨル「わ、わかったよ!じゃあこれ下さい!」
僕はショートケーキを指さした。
彩「何?250円のケーキでこれからも居座る気!?ふざけないでよ!」
ヨル「!!じゃ、じゃあこれ!!!」
その時指差していたのが1800円のハンバーグ定食だった。
彩「えっ?ホントに・・・?それなら仕方ない、わかった。でも、何にしてもカウンターの一番奥に移って。あそこならテーブル程とはイカないけど広くなってるから。」
ヨル「はい。」
周りを見るとマスターをはじめ、客も皆クスクス笑いながらこっちを見ていた。伝説として周囲に語るどころか知人には誰にも言うまいと思った。カウンターに移ってもうしばらくすると
マスター「彩が悪かったな、兄ちゃん!ハンバーグもポテトもサラダも全部大盛りにしといたから!ごゆっくり~!!」
ちらりと一人のウェイトレスに目をやると、腰に手を当ててふくれっ面をしていた。
しかしそのハンバーグは今まで食べたハンバーグ、いや料理の中で一番美味かった。美味さに対する驚きとウェイトレスに激怒されるという貴重な体験で頭が冴えたのか、その日は10時の閉店まで夢中で書き続けてしまっていた。帰り際、
彩「お昼はごめんなさい。。」
と一言、明らかにマスターに言わされた感じではあったが、彼女は謝った。僕は何も言わずただ笑顔で返事をして、店を出た。
家に帰ると小説がテンポ良く書き進められた事への満足感に浸りながら一日を振り返っていた。うー女の子はやっぱり過激だな~、見ず知らずの他人にそれも客に対してタンカ切るんだものな~、でもしっかり謝るなんて可愛げはあるな。
しかし気になる存在となった。バイトが休みの月・木・土曜日に欠かさず「ナイト」に通うようになった。決まって昼前に行きカウンターの一番奥の席に座り、コーヒーとハンバーグ定食を注文した。最初のうちは僕も注文を取る側の彼女も気まずそうにしていたが、徐々に徐々にお互いに慣れ、近頃では「いつもの!」なんて飛ばせるようになっている。さらにさらに最近では関係のない会話まで交わすようになっていた。小さなお店、彼女は暇を持て余すことが多かった。
彩「・・・あの、今ちょっと良いですか?」
ヨル「は、はい!?」
彩「そんな怯えないで下さい、、えっと国語の宿題で作文が出たんですけど、ちょっと読んでもらえませんか??」
ヨル「??あ、あー、僕なんかでよければ構いませんけど。」
彩「ホントですかー!?お願いします!!」
はじめの会話はこんな感じだった。嫌な気はしなかったし、調子に乗って鉛筆で薄く添削なんかもしてやった。作家気取りで。
最近では僕が原稿用紙に向かっていると
彩「いつも何書いてるんですか~?」
なんて言って覗き込んできたりする。苦笑いしながら小説だよ、作家になりたいんだ、と説明すると彼女はほー、と口を丸くして見せた。僕は笑った。彼女も笑った。
こうやって会話をするようになると、お互いの悩みや夢、彼女は女優になりたいそうだ、など色々知り合った。それと、今まで見ていた完璧な営業スマイルとは違う、ちょっと悪戯っぽい笑顔を見るようになった。日を追うごとに彼女の存在は胸の奥で大きくなっていった。
話に出た夏のコンクールはどうだったかというと・・・全然だった。佳作にも入れず。陳腐な冒険小説、と言ったがどういう話だったか言おう。ある国のお姫様がさらわれてそれを一人の剣士が助けて最後は濃厚なラブシーンでハッピーエンド、という説明するのも恥ずかしい薄いストーリーだ。
今僕は年末が締め切り、年明けに大賞が決定されるコンクール懲りもせず作品を出そうとしていた。しかもあの駄目冒険小説を基に、だ。いやいや、しかし前と違うのは、正義の味方をもう一人増やしたのだ。いつも剣士の側にいる女剣士。家に居る時にこの案を思いつき、一気に人物設定を紙に書きなぐって物語を0から進め直したのだが、家より「ナイト」で書いている時間の方が長くなり、いつしかその女剣士はその喫茶店で一人しか居ないウェイトレスを表してしまっていた。そういった人物設定の変更などもあり、物語の進行は滞っていた。26日に送らなければ締め切りに間に合わないというのに、今日はもう25日だ。切羽詰ると人間、さらに思考は鈍くなるもので、なかなかペンが進まない。
町はクリスマスモード全開だが、僕はいつもの土曜日と何も変わらずに「ナイト」に出掛けた。カランカランと扉を開けると、いつにも増して、というか誰一人客のいない空間があった。すると仕事を見つけて嬉しそうな彩が
彩「わー!来てくれたんだ!・・・うん、クリスマスとか縁なさそう。」
ヨル「っ、うるさい!君こそ彼氏の一人もいないのかね?」
彩「!!私は暇なんじゃなくて仕事をしてるの!!」
ヨル「へぃへぃへぃ。じゃ、いつもの奴お願いしまーす。」
彩「もーっ!はい、ただいま!!」
届いたいつものコーヒー、そしてやっぱり美味しいハンバーグを口にすると、それより何より彩と何気ない会話を交わした事で、気分が落ち着き、原稿用紙は驚くような速度でびっしりと埋まっていった。時折彼女はツマラナそうに僕に話しかけてきた。僕は応えたが、その間も腕は休ませなかった。8時になり、ちょうどその日10杯目のコーヒーを頼んだ時クリスマスプレゼント!と言って一緒にショートケーキを持ってきてくれた!僕は
ヨル「それじゃあ、僕からもケーキをプレゼント!だから一緒に食べよう?」
と言った。彼女はやった、ともう一皿出してきた。今度は腕を休めてケーキと会話に集中した。笑った。
すると、ある話が頭の中に急に浮かんだ。「主人公は愛する婚約者である姫を助けに行ったが、その道中苦楽を共にしてきた女剣士と最後は結ばれる。」
ケーキありがとう、と言うと再び原稿用紙に向かった。さっきよりさらに速いスピードで原稿用紙は埋まっていった。途中、これも陳腐と言えば陳腐だなぁ、と思ったが、夏とは違い、強く、強く、書きたい、という思いがあった。そして、ようやく書き終わった。ふ~、と大きく息を吐いて時計に目をやると10時40分をまわっている。
ヨル「あ、あれ?ここって10時までじゃ・・・??」
彩「君があまりにも恐い顔して書き続けたから私もマスターも何も言えなかったの!」
ヨル「え、あ、あぁ!ごめんなさい!!でも今明日までに書かなきゃいけない話が完結しました!・・・えっと、君に読んでもらいたいんだけど。」
彩「え?いいの!?じゃ、ちょっと失礼して・・・」
ヨル「あ、イヤ、まって。ここじゃなくって外でもいいかな?」
彩「えー?寒いし、いいじゃんここでっ。」
ヨル「んー、えっと・・・」
マスター「おい彩、作家先生がお願いしていらっしゃるんだ!いいからちょっと行って来い!!」
彩「お父さんまで何言ってんの~?わかったわよ、もう。」
ヨル「あ、ありがとう。・・・マスター、ありがとうございます!」
マスター「なあに!ただな、ウチの大事な一人娘だ。あんまり、変な事はするなよな??」
ヨル「あっ、いやっ、そんなつもりでは全然なんというかその・・・」
マスター「ハハハ!ほら行った行った!!」
外に出てから10分いやもっとか、それなりに時間が経った。彼女は読み終わった。
彩「ふー。良いと思うよ!ただ一つだけ言うとすれば・・・」
ヨル「その女剣士、君をイメージして書いたんだ。」
彩「へ?私?ウソ、そんなんじゃないよ私はっ!」
ヨル「いや、うまく書き表せたと思ってる。これだけは自信を持って言える!」
彩「えと、さっき私が言おうとしたのは、この主人公があまりにも君をうまく書き過ぎてるから知ってる人が読んだら恥ずかしくなっちゃう、っていう事なんだけど。」
ヨル「ん?それは別に自分を書いたつもりはないよ??全然違うじゃん!僕は筋骨隆々となんかしていないし、2枚目でもない!!」
彩「え、でも、真剣になって何かを書いている時の眼、雰囲気。似てる、って。」
ヨル「そ、そう?(照)・・・って違う。そんな事はどうでもいいんだ。僕の君のイメージはそこに書いた通りだ!好きだ!!大好きだ!!」
彩「そ、そんな!私は君の思ってるようなヒトじゃないって!・・・でも、私も貴方が好き!大好き!!」
ヨル「・・・えー、ホントに!ウソじゃない!?お店の収入源だからって無理してない!!?」
彩「そんなんじゃない!」
ヨル「そ、そうか。・・・よし、じゃあいつか結婚しよう!絶対売れてやるから!」
彩「・・・はい。」
電灯の下、二人はそっと誓いのキスをした。こっそりマスターが愛の証人になっていたことは、知る由もなかった。
その小説は惜しくも大賞には選ばれず銀賞に留まったが、大手出版社の目にとまり単行本化され、200万部を売るベストセラーになった。二人は幸せ。



あとがき
最後のとかはひどいですね。「KAWAISOU RADIO」聴きながら書いてたらすっごい時間がオシててやばい!もうクリスマス終わる!うーわー!福助さん、お礼コメントとか後回しで(失礼)絶対もう一本は書き上げてやる!独り言いらない!!

塵は積もっても山にならない。

2004-12-25 | 2004クリスマス
「欧州リベンジ」、第一夜から爆笑しました。
今日は、管理人@ちょっと趣向を変えて です。
いや、単純に長文書いてる時間が無いだけ。ここらで流れを変えてみようとおもいまして!!

題して、「塵が積もれば埃」!!
短文を連発します。では早速。

黒木瞳に料理を作ってもらい、僕が一口食べる毎に「ふふ、美味しい?」って言われたい。

山口もえと痛々しいペアルックで手をべったりとつなぎ合ってブラブラしたい。

眞鍋かをりに眼鏡を掛けてウチに家庭教師に来て欲しい。別に教科は保健体育でなくて良い。

諸雑誌で猫系と称される山本梓とニャンニャンしたい(×)

若槻千夏とカラオケBOXに行きたい。別にBOXと付けたのは確信犯で単純にあの可愛い声で歌う歌が聞きたいだけですけど何ですかその目は?

満員電車、目の前には井上和香がっ!!

満員電車、目の前には杏さゆりがっ!!

大沢あかねとお化け屋敷に入りたい。雰囲気に便乗したい。

市川由衣と学校帰りにそのまま市民プールとかに行きたい。

寝起きの宮崎あおいと一緒にスープを飲みたい。


10人で留めておこうと思います。名前がわからないひととかいたら、うん、こんな時代だからググればいいと思う。ちなみに僕はいつもヤフる派です。

あとがき
特に感想はないです。この記事でTBしてしまった水族館-zoo様、お許しください(切実に)

書いた!

2004-12-25 | 2004クリスマス
さて、そろそろ脳細胞も限界☆かな?(←確実にやられてる)
今晩は、管理人@下ネタじゃなしに股間がやたら痛い です。
ホントすっごい痛い。やだ、性病かしら?(可能性ゼロ)下ネタなのかよ。

さて、そうだな、今日はバイトなんですが、今回の妄想記は「花の人」でお送りしたいと思います。運命的な出会いを描いた日のネタへ飛びます、読めばそれ以上の説明は要らないと思います。(どーん)

「花」

「あーもー面倒くさい。」
先の見通しを立てるのは良い事ではあると思うのだけど、しかしそれはそれで何をやらなきゃならないかが痛いほど良く分かるから気が重い。僕のバイトはそんな感じだ。別に難しい事をやれと言われる訳じゃないのだが、仕事量は半端じゃない。
ウィーン。さっきから自動ドアが忙しなく開閉を繰り返している。
「いらっしゃいぁせー」
今の仕事は接客では無いので特に面白いお客さんを観察することも出来ない。淡々と無駄を省いて仕事を早く終わらせられるか、その事しか頭にない。夕方6時半を除いては、だけど。
彼女が僕の心をショートさせて以来、入り口の自動ドアに目をやる回数は飛躍的に伸びた。6時半が近づくと、ウィーンと音がするたびに凝視する。しかしその割りに、これは自覚しているダメな性格なんだけれど、実際に彼女がスタタっと入ってくると思いっきりそっぽを向いてしまう。完全に変な人。あの日以来、気になるなという気持ちは大きくなったがそれに反比例して言葉を交わさなくなった。はぁ、それに彼女はいつ現れるのかわからない。ウィーン。今日は混むな。
「いらっしゃ・・・」
そうやって油断して全然違う事を考えている時に、いつも彼女は現れる。それに、おい、まだ6時じゃないか。相変わらず両手一杯に花束を抱えて小走りだ。いつものように、「小さい体で良くあんなに持てるなー。」と思っていると、いつもとは違い彼女はバラバラッと花束を落としてしまった。しかし両手は、それでもまだたくさんの花束で一杯だった。困った顔をしている。ヤマシイ事を考えるでなく慌てて拾ってあげた。
花の人「あ、すっ、すいませんっ、、」
ヨル「いいえ!花屋さんでバイト、っていうのも中々大変ですねぇ。それに今日、クリスマスですよ?」
何故か言葉が連続して口から出てしまった。二人とも、ちょっと驚いた。
花の人「えっ、あー、ハイ!・・・でも、うん、楽しいですから!」
この短い台詞の中でも、彼女の表情は休むことなく変わり続けている。困ったような顔からにっこりとした笑顔まで。
ヨル「・・・(惚)はい、コレ!いつもいつもご苦労様です。じゃ、お互い頑張りましょうっ。」
言ってから、しまったな、と思った。いつもいつも、なんて言ったら気持ち悪いじゃないか。
花の人「(笑)ありがとうございました!」
そんな僕の不安は意に介さず、彼女はまた笑って挨拶をして、小走りで戻っていった。そんな彼女を見送った僕はニヤニヤ笑いを隠す事が出来ず、たまらず店の裏に逃げた。
その後も来るかな、と思って期待してたものの、こちらの仕事が忙しく自動ドアの音にいちいち構っていられる状況じゃなかった。
閉店の1時間前に、店の外でごちゃごちゃ片づけをする事がある。この時花屋の方を見ると普段はもうお店の電気は消えかけ、花の人はおらず、主人と見えるおじさんが片づけを始めてる。それがわかっていながら、チラリと目をやった。
「あ。」
珍しく、花の人がいた。本当に珍しかったので、ビックリして目をそらす暇もなかった。じーっと見てしまった。すると、遠目だったので細かい表情など見えなかったが、おそらく困った顔をしながら、ぺこっ、とこっちにお辞儀をして、おじさんに挨拶をして帰っていった。
「・・・ぷっ。」
つい吹き出してしまった。だって、自分が物凄く滑稽な男に思えた。きっとアホ面だっただろうな、見つめるならもっとキリっとした顔で見つめれば良かったな、などと下らない考えを巡らせながら店に戻る。今度、何かキッカケがあれば花を買いに行こうかな、と思った。でもやっぱり止めよう、と即座に撤回した。
片思い、と言う奴は花を育てる事に似ているな、と思う。花を育てる時、僕らはその花が美しく永く咲いていられるように、水をやったり陽に当てたり風から守ったりする。しかしそれは勝手にやってる事であって、花がどう思ってるのかなんてわかりゃしない。片思いだっておんなじで、勝手に相手の事を色々と美化して良いトコを探して自分の中に存在を確立させようとする。
でも、こんな一見すると自己満足にしか過ぎない様な時期を経て、人は花を咲かせるのかな、と思ったりもして。



special thanks I wish I could fly!! まか様

あとがき 
これも笑って読むと良いと思う。これは別に強がりとかじゃなくて、よく読むと、よく読まなくても「何言ってんだコイツ(笑)」という部分を多数散りばめてみました。
まかさんは「片思い」というキーワードからここまで妄想の世界を発展させた僕を褒めると良いと思う。嘘。参加ありがとうございました!

醜態報告

2004-12-25 | 2004クリスマス
おぉ?何だ、今何も知らないでこのタイトル見てクリックした奴。別に今更彼女居ないよ寂しいよ☆なんてネタやる訳じゃないからなっ!(何怒りでしょうか?)
今日は、管理人@3時にベッドで休憩を取ろうなんて考えたのが全ての間違い です。
やばーい!眠っちゃったょ!!

さて、メモ帳に下ネタを書きながら眠っていたため、起こしに来た母親に内容を見られた可能性が非常に高いです!何で!何でスクリーンセーバーが掛かってないの!?(ママがきっと見たんだ)

うひゃ~困ったなー。夕方からバイトだし、10時からは「KAWAISOU SONIC」聞かなきゃいけないしな~。(×)

嘘です。自分から吹っ掛けたこの企画、1度目のTBが済んでいない人には死ぬ気でネタを送りつけます!!






二度目の方は、心をひろーくして待つと良いです>春日さん、よささん

嘘です。こちらも死ぬ気で書き上げます!よろしくお願いいたします!!それではっ!!!

途中経過

2004-12-25 | 2004クリスマス
何かエライ事になってきたよ!(今更)
今晩は、管理人@パソコンやってて頭とか眼が疲れるのは良いとして指が疲れたのはどういうわけだ? です。
打ちすぎ!打ちすぎ!っていうかすごい明日地獄説浮上なんですけど。

何って、現在記事を上げて下さってはいるけどこちらからのTBが済んでいないブログ様が2つ!これは申し訳ない、頑張ります急ぎます許してください!
で、問題はこっちだ。「明日に書きます。」が4つ!日に4つ妄想小説はシンドイぜ、母さん・・・。。ごめんなさい多分形式が途中から簡略化する恐れありです!あの、今日は午後から出掛けたんですけど、実は夕方には帰って来ててね、ぐうたらしてたんですよ。だけど明日はバイトなんだわOTL マズイっす!でも楽しい!

参加ブログ様一覧 25日午前2:35現在
金武と銀武 ひいる様
悲喜交々 春日さま
Pine Create,Inc よさ様
がびょ~ん!! A毛子様
シズブロ しずるく様
MILKCHOCOLATE JIJI様
☆★にゃははっ☆★ 水族館-zoo様
I wish I could fly!! まか様
眼をあけたまま夢を見る獣と戯れ言 福助様

私信
9つでしたテヘ→A毛子さんへ
メール送りました→ひいるさんへ
まか様、水族館-zoo様、急ピッチで書いております!っていうか順番一つよささんに持ってかれました!!(人のせい)

それでは、また!!

書き終わってみると、ドコがファンタジーか。

2004-12-25 | 2004クリスマス
ラピュタを少し見たら今度はファンタジックなのを書きたくなりました。
今晩は、管理人@趣旨からちょっとずつ、外れてはいないか? です。
大丈夫です、まだ理性は保っています(レベル低)

さて、ファンタジックなのを書く、としたらこの人でしょう!「大塚愛」

「捉われの姫と勇者と」
広い広い世界の隅っこに「ラブ・キングダム」という王国がありました。そこにはとてもキュートな姫、大塚愛がいました(強引)ある日、さらわれてしまいました。

愛「ん、んー?」
悪者1「お、ようやく眼を覚ましたか?気分はどうですかな、姫?」
愛「え、え、えー!?ここはドコ!!?って、何で磔にされてんのー!!?」
彼女は大きくて正方形のベッドに大の字に磔にされていたのです。手足は鎖に繋がれており、ちっとも動きません。
悪者2「貴女は、我々にさらわれたのですよ、姫。」
愛「っく、離してよ!」
ボス「そうしてあげたいのは山々なのですが、そうもいかないんですよ。我々は今莫大な身代金と投獄されている仲間の釈放を要求しています。人質は貴女だ。」
愛「そ、そんなぁ~!」
悪者1「しかしボス、相手も中々何も言ってきませんねぇ。」
悪者2「プレッシャーを掛ける意味でも、この姫、少しぐらいはいたぶってやってもいいですかね、ぐひひ!」
ボス「そうですねぇ、少し、ですよ。」
悪者1・2「おぉ、ボスのお許しが出たぞ!よ~し・・・」
愛「きゃ、ちょっと、やめて、あん、触らないでよ!!」
悪者1・2「く、この、おとなしくしろ!!」
絶体絶命かと思われたその時、扉が勢いよく開いた。
???「待て待て待て待て待て待てぇ~い!!」
悪者一同「誰だ!!?」
太陽の光が逆光となってシルエットしか見えないが、そこには一人の人間が立っていた。
???「姫にそれ以上近づいてみろ、斬るぞ。
怒りに満ちた声を重々しく吐きながらスッと一歩前に進み出ると、光も和らいで徐々に顔もわかるようになった。それは・・・
ヨル「王室直属特殊剣潜隊隊長・ヨル、見参!!」
愛「よ、ヨルさん~~!!」
王室直属特殊剣潜隊といえば、戦争における合戦はもちろん、1対1の近接戦、さらには潜の字に表れているように敵地に小数で潜入、迅速に作戦を遂行する精鋭部隊である。
ボス「階下の部下達はどうされたかな?」
ヨル「今も俺の優秀な部下が戦っている。作ってくれた道を、一人で上ってきた!」
ボス「ハハ、一人でとは、なめられたものですね!1,2、やってしまいなさい!!」
ボスの掛け声と同時かそれ以前に1の方がヨルに向かって突進していた。1は右手に1メートルほどの、左手にはなんと2メートル近くのトンファーをいつのまにか装備していた。低く、速い。応じてヨルも背中から細長い棒のような、しかし確かに剣と呼べる鋭利な面、というか線を持つ武器を抜いた。1はヨルに近づくほどより姿勢を低く、速度を上げてきた。そしてトトトンと間合いを調整してグッと踏み込んだかと思うと、長い方のトンファーを思いっきり振り回してきた。
ヨル「長いな!」
毒づきながらもヨルは、間合い的にはある程度の余裕を持って初撃を食い止めた。しかし威力は強烈で少しよろめいた。次の瞬間、初撃を食い止められた1が弾かれた勢いをそのままに利用してぐるんと回転しながら短いトンファーを繰り出した。とっさに防具をまとっている左の腕を出した。
がぎいぃぃん!
悪者1「へっ!!」
ヨル「ちぃっ!!」
ヨルは衝撃に弾き飛ばされながらも次の打撃、おそらくは長い方だろうと考えた、に備えて両の足を必死に地面に張り付けた。しかし1の方は初撃と違い大またでバックステップをとった。
ヨル「?・・・・・!!」
異変を感じた時には既に遅かった。視界に飛び込んで来たのは丸々と太った2の方が両腕に密着している短い銃口、口径はショットガン並みと見えた、がこちらを向いているという事だった。
ドン、ドン!!
ヨル「ぐ・・・」
必死に横っ飛びしたが一発右足にもらってしまった。
1・2「へへへ、もうお終いかぁ??」
ヨル「いいや、全て分かった。細い方、お前のトンファーがそんなに長くて良いのは2撃加えて逃げればそれで事足りるからだ。太いのは連射を必要としない狙いやすさと威力に従事した銃器しか装備していない。」
1・2「何をごちゃごちゃと・・・死ねや!!」
1が突っ込んできた。ヨルは左足だけですっくと立ち上がった。1がグングン迫る。長いトンファーが来た。それを受け止める。右足で。
めきめき・・・!
鈍い音がした。しかしヨルは表情一つ変えない。焦っているのは1だ。生身の足で受け止められた為、剣や防具など金属で弾かれた時の反動つまり推進力が得れていない。
ヨル「左肩がガラ空きだが、そんな重たいモノを振り回した後では簡単には立て直せまい。」
1「・・・!!」
ヨルは1の左肩を下から斬り上げた。更に胴がガラ空きになった1を返す刀で振り下ろし気味に突き刺す。そのまま1の身体を盾に、大ダメージの右足をもろともせずに2に突き進む。「盾」を持ったまま突進してくる相手に対峙したことなどない2は焦り、奇妙な絶叫をあげながら自らの持つ武器を使用した。1から血しぶきがあがる。ヨルは無言で1から剣を引き抜き、為す術のない2を斬った。
ヨル「機動力が双方無さ過ぎる、地獄から出直して来い!!
ふと姫の方を振り返ると、どうやらボスは逃げたようだ。急いで姫の鎖を切る。
愛姫「よ、ヨルーーー!!」
姫は飛んで、抱きついた。ヨルは笑ったような困ったような顔をしている。
愛姫「褒美に何でも希望を聞いてあげる!何がいい!?」
ヨル「・・・そうですねぇ、「LOVE JAM」のジャケットみたいに顔をジャムで汚して、それを自分が舐め取るというのは?」
愛姫「変態!でも、いいよ!私がクリスマスケーキになったげる(はぁと)」
ヨル「・・・では早速城に帰りましょう!」
城に帰って無事、ちゅぱちゅぱしましたとさ。



special thanks Pine Create,Inc よさ様

あとがき
えーと、推奨ツッコミは「クリントンかよ!!」でお願いいたします。舐めプレイ
で、書き終わった後に新たなコメントを発見したんですよ。ひいるさんの人の心を針でチクチク突くようなコメントに感じ傷つきながらもよささんの記事を見て驚愕。

せ、戦闘妄想が被ってやがるぜ・・・!(興奮)

あの、更新したのは1時間も僕があとになるので裁判沙汰になれば僕の敗訴は決定なのですが、ホントにずっと書く事に没頭してたんですよ!パクリ、ダメ、絶対!!本当に被ってただけなんです!!という訳で予定を変更して飛び込みでよささんの方にこの記事をTBします!!

それと「根本的にラブと戦闘の割合がおかし過ぎたでしょ?」、というツッコミは受け付けておりません、ご了承ください(どーん)