100年前の「明治の三陸」写真帖 明治の大津波から復興した三陸の姿を伝える

明治45年(1912年)に刊行された「写真帖」掲載の岩手県三陸沿岸の貴重な写真や資料を順次公開

VOL44  明治の学校14 「種市尋常高等小學校」(九戸郡種市村)

2014-09-26 10:26:26 | 明治の九戸郡(現久慈市他)

「種市尋常高等小學校」 (旧種市村)

(現 洋野町立種市小学校)

 種市尋常高等小学校は、明治10年(1876年)11月16日に旧種市村横手の民家を借りて公立荒津内小学校として1学級児童42名で開校しました。その年12月に同村荒津内に4間×7間の校舎を新築移転しています。その後明治36年(1903年)に横手区前田平に校舎を移転し、翌37年に種市尋常小学校と改称し、明治44年(1911年)に北側に校舎南側に住宅を増設しました。(なお校舎は昭和44年に現在地に移転、旧校舎があったのは住所から推定するに現種市病院敷地と思われます)

 写真は増設後の校舎の姿で、3棟の建物が見えます。手前は砂浜のようで海岸線が間近に迫っていますが小高い段丘上にあり、今回の東日本大震災の津波も種市病院までは押し寄せて来なかったようです。

 なお種市村は、昭和26年に町制を施行し、平成18年に大野村と合併して、洋野町となっています。

 

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