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日本の罫線と米国の罫線 2

2010-09-13 15:46:41 | 相場の張り方
アメリカと日本では、罫線そのものの使い方、考え方が根本から違う。
その違う罫線でアメリカの相場は動いている。テクニカル売買であり、ストップロス
所謂、損切りである。
投機資金が、いつまでもいないと言うことである。うまいとこだけ喰ってサッと逃げる。
引かされ玉を持って、いつまでも頑張るという傾向はない。

日本人は相場を楽しむのである。一種の娯楽である。
これは荘子思想の影響もある。相場は苦しむものである、利が乗れば乗ったで苦しい。
逆境にあればさらに苦しい。荘子は、苦しみの中に楽しみありを教える。

アメリカ人に、老子・荘子の思想は理解されない。なぜ苦しむのか?という。
利が乗って苦しいなどという考えは、とても理解できない。即刻利食いしてしまえ。
引かされ玉が苦しい、すぐに悪い玉を切り捨てよ。その通りである。。。

アメリカ人は、あっけらかんと玉を切る。
損してもコンピューターが悪いと割り切ることが出来る。
日本でも近年この傾向がある。海外が安いから仕方ないと諦める。

そういう罫線の使い方が必要である。
それこそ義理も人情も血も涙もない玉に切り方。ブチ切ってしまう訓練が必要である。

酒田罫線の「恋燕返し」とか「宵の明星」「鮎の友釣り」などと言う言葉は
アメリカ人には理解できないと思うのである。





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