崖っぷちロー

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東浩紀とプチ思想ブーム

2009-09-30 21:43:01 | ニコニコ動画・ネットとか
先日、朝日新聞の「プチ思想ブームの実像は」という記事を読んだ。

>暗くて重くて難解、そしてエラそう。
>そんな印象から、遠ざけられて久しい思想業界の周辺が、ちょっぴり活気を帯びてきた。
>思想関連の書籍がベストセラーになり、若手論客が活躍し、新たな学びの場も立ち上がっている。
>人々に届くカジュアルな手法を模索する「プチ思想ブーム」の実像を探った。

私個人としては、なんの引っかかりもなくすっと読めた。
某掲示板では、朝日新聞の記事であるということや「資本論」「マルクス」という固有名詞が上げられていることから、
サヨクを批判する書き込みがほとんどであった(記事の全文を読んでいないのだろう)。

ただ、この記事に対して、思想家(?)の東浩紀さんが結構否定的な反応をしている。
>どうも朝日新聞では「プチ思想ブーム」とか呼ばれて揶揄されているようです。

>しかし、ネットやサブカルの話題を扱っているだけで「プチ」と括ってしまう(裏返せば、
>マルクスとかデリダとか言っておけば重厚だということになる)ような偏見


この反応を見るに、
東さんは当該記事の後半部分に引っ張られて深読みしすぎているンじゃないかと思われる。
この記事、実際はかなり素朴な記事なんじゃないですかね?

また、「プチ思想ブーム」というネーミングにおける「プチ」のかかり方についても、
東さんは「プチ」が「思想」にかかっていると読んでいるんのだろうけど、
これも単純に「ブーム」にかかっているだけなんじゃないかと……。

***
この記事に関連した『ニッポンの思想』の佐々木敦批判も、
力みすぎていて佐々木敦さんのスタンスとかみ合っていないのではないかと思えてしまう。
まぁ、一介のニワカ読者には分からない事情があるのかもしれませんが……。