その後のその後

話しは土曜の夜にさかのぼる。

友達のところへ飲みに行っていた夫を迎えに行くため夜11時過ぎに子供をおいて出掛けた。
その際、またもや義父が玄関横の障子をすこーしだけ開けて出掛けるあたしを見続けていた。
気付いてないと思ってるんだろうけどバレバレ＆キモいですから！！
帰宅後。
酔ったまま風呂へ直行した夫。
しばらくして、階下の義父の話し声が。
風呂上りの夫にアタシの愚痴でも言ってるのかなぁ程度に思ったら、娘いはく
「お父ちゃんお風呂でねとるよ。」
とのこと。
はて？
義母（旅行中）にでも電話したんかな。
まぁ話し相手がおらんけん、義母にかけて（といっても時間は11時半をまわっていた）みたんだろう。

と思っていた。

翌日。
お寺参りに同行するらしい義父をほっといて娘二人を連れて出掛けた。
お寺についたらまだ誰も来てなかったから父に電話した。
そしたらなんと！
昨夜11時半過ぎに義父が電話した相手は父だったのだ。
夜分遅くに…
って常識を逸脱した時間帯だと思わない！？
父は前日から早朝の仕事でろくに睡眠していなかったため、土曜は9時には眠りについたらしい。
それを義父に起こされたのだそうな。
話しの内容はこうだ。

義父が寺の道案内をアタシに頼んだが、今になっても何一つ言ってこないから自分に来て欲しくないようなので、行くのはやめる。
アタシがお供えの花を買ってるけど、その中にシブキが入ってるが、シブキは今の時期のものじゃないから、父にアタシに気付かれないようにシブキを抜いておくように、と。

これを伝えるべく、11時半を過ぎたような時間に電話してきたらしい。

父は
「今回のことを言い出しなったのはおとうさんだし、うちが頼んだわけじゃないから来るか来ないかはもう好きにしてください。」
と言っておいたらしい。
「おれもまさかそんな夜中にかけてきなぁと思わんだけんなぁ…。」
と。
あたしもまさか相手が父だとは夢にも思わなかった。
だって、結構長電話だったし…。
でも、父の話しを聞くと
道案内をアタシに頼んだ
と言っていたらしいが、アタシは何一つ頼まれていないし、夫からも義父が行くとは聞いてない。
シブキをお供えするのが変なのか、とお寺の和尚さんに聞いたら
「そんなことはありませんよ。」
とにこやかに言っていた。

きっと。

義父は孫がおかしい、というより「娘さんがおかしいですよ。」と父に言いたかったんだろう。

父とアタシはそう思った。
だから孫も変になるって言いたいんだろうと。
寺も墓参りも終わったと父が義父には電話してくれた。
帰宅後。
玄関先で義父がいるのはわかっていたが無視してしまった。
顔を見るのも嫌だった。
父にはまた義父が霊がどうこう電話してきたら、取り合わず断ってもらうことにしたし、着信拒否でもしておいたら、といっておいた。

これで気が済んだとは思わない。
だって生きてる限り義父はあたし達に干渉し続けるんだろうから。
仕方ない。
そう思ってあきらめるしかない。
だって仕方ないんだもん。

でも。
アタシには義父と違ってあたたかいお友達がたーっくさんいるから。
大丈夫。
大丈夫だもん！