こもれび∽ゆらゆら

みったーの徒然のんびり日記。

記憶を遡って…(3)

2014-03-07 13:00:16 | Weblog
記憶を遡っての観劇日記。
やっと今年の観劇分にこれた。
これが書きたくて今までのを書いていたのだ。
今回の観劇日記は、PEACEさんの第9回公演『DIVE@LIVEー炎ー』。

PEACEさん主催になってますが、PEACEさん、進戯団夢命クラシックスさん、ASSHさんという三つの劇団がコラボした舞台なんです。
それぞれの劇団が魏・蜀・呉に分かれて、三国志の赤壁の戦いを繰り広げるというもの。
アクションとプロジェクションマッピングが注目の舞台でした。

魏は進戯団夢命クラシックスさんで、イメージカラーは青。
蜀はPEACEさんで、イメージカラーは緑。
呉はASSHさんで、イメージカラーは赤。

赤壁の戦いなので、三国志を読んでいる私としては蜀・呉が良いもんチーム、魏が悪いもんチームとイメージしてしまう。
三つの劇団がどう戦うのかとても楽しみでした。


【良かったー】
・客席や舞台を所狭しと動きまわるアクションは迫力あり。
 多種多様な武器の戦いもおもしろかった。
・技を発動したり炎を飛ばしたりといった細かい系のプロジェクションマッピングがキレイだった
・衣装がめっちゃ好み
・お得感満載だったアフタートークとスペシャルライブ
・キメポーズがかっこいい


【うーん】
・前の方の席はプロジェクションマッピングの効果がイマイチだったかも。
 全体が見える後ろの席で観た方の感想は良いみたい。
 動きのほとんどない背景的な映像は、もうちょっと色味がクッキリしてると良かったかなぁ。
・オープニングは音楽もあるからかセリフが聞こえづらい&不明瞭で何を言ってるのか分からない
・女の子2人がフライングしたけど、あたる照明が暗めだったためあまり目立たなかった
・呉の孫権、蜀の劉備のリーダー感が薄い。
 呉は周瑜、蜀は孔明のが目立ってたからしょうがないけど、それでも国全体を代表するカリスマ的なものを感じさせて欲しかったなぁ。
 力のある周瑜と孔明が従ってるんだよ?
 それを納得させるだけのものが欲しかった。
 部下と差を出すために、衣装がもうちょっと豪華だったら良かったね
・大事なものを守りたいという気持ちは分かるけど、軍のトップの周瑜自らが「小喬を守る」と言ったことで、その背中に背負っている“民”の存在が軽くなってしまった。
 周瑜が国を守ることを選び、まわりが「小喬を守る」と言った方が、呉が民を大事にしていることや「俺たち家族だろ?水臭いぞ」感が高まるかな。
 呉の人たちが言う“家族”って自分たちだけで民が含まれていない感じがした
・三国をそれぞれ際立たせるには時間が少ないかな。
 魏・蜀・呉それぞれを主役にしたストーリーがあり、集大成として今回のコラボ舞台があればもっと盛り上がった気がする。
 それぞれのストーリーでそれぞれが天下を欲する理由がもっと明確になれば、国ごとへの思い入れが深まる。
 でも大きなプロジェクトになるから難しいか。
 個人的に観たいだけ。