日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

愛と哀しみのボレロ

2016年03月13日 | 映画
今日はちょっと
すごい映画を見たという気がしてる


題名だけは 前から知っていた
バレエものの映画 ぐらいに思っていたら
全然違った


3時間を超える映画だったけど
全然長いと感じなかったし
35年も前に作られた映画だってことも
若いリシャール・ボーランジェが出てくるまでは
忘れてしまってたくらいだった


第二次世界大戦前から大戦後まで
親と子 2世代にわたるドラマ
実在の人物がモデルになっているからか
ドキュメンタリーを見ている気にさえなった
成長した子の役を
親の役を演じた役者が演じていて
ちょっとわかりづらいところもあったけれど




どんな大義名分があろうとも 戦争には
NO!と言わなければならないと思った

原題の Les Uns et les Autres は
一方と他方 という意味
戦争中の自国側と相手国側という意味か
お互いから見た

邦題は まったく違うことになるけれど
この映画に描かれている愛と哀しみや
この映画でラヴェルのボレロが重要な役割を果たしていることを端的に表している

ボレロを好きな人は多いんじゃないかと思う
パッヘルベルのカノンに人気があるように

私は どちらも好きだ