時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

横浜・鎌倉ミニ紀行-4~こだわりの手作りジェラートとの邂逅

2014-05-30 18:37:43 | 関東/日本
 初夏の陽気の下、喉の渇きに耐えながらアイスを求めて鎌倉の街中を彷徨い歩きw、1軒のジェラテリアヘと辿り着きました。

 材料、レシピ、伝統的な製法…と、ジェラート作りの全てに目を配るこだわりの手作り、ということで評判のお店らしく、お店の前には行列が;
 いつもの私なら、行列を目にした瞬間にパスするところですが、前のお店の売り切れ閉店が、私の中の「アイスを食べたい執念w」に火を付けたらしく、せっかく鎌倉に来てこの後の予定もないことから、長時間待ち覚悟で行列の最後尾に立ちました(^^;)

 お目当てのジェラートを得るまでに、実際かなりの時間を要しましたが、お店が提供する「昔ながらの手作りジェラート」への絶対的な自信は伊達ではなく、「並んで良かった!」と心から納得した逸品でした!

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 鎌倉駅から徒歩数分、小町通りと若宮大路とを結ぶ小路の一つに面して、「ジェラテリア・イル・ブリガンテ(Gelateria Il Brigante)」はお店を開いていました。
 小町通りから小径へ入ってすぐ、大勢の人だかりが見え、「あそこかなぁ…;」と思って近付いていくと、まさにそのお店でした。

 かなりの行列…しかも中々動きが鈍い;;

 いつもの私なら即座に踵を返すところですが、この日この時の私は体と心がすっかり「何が何でもアイスをいただく(@_@)」態勢になっていた模様で、気付けば行列のしんがりに並んでいましたw



 「昔ながらの手作りジェラート(il gelato artigianale di un tempo)」というお店のこだわりも誇らしげに掲げられていた、店名を銘したプレート。

 店名の「ブリガンテ(brigante)」とは、元々は19世紀に時の権力に抗して蜂起した南欧の貧しい農民を指す言葉で、「いたずらっ子」の意味でも用いられるとか。
 因みに、このお店の陽気で真面目なイタリア人シェフは、南イタリア出身とのこと…彼が「Il brigante」かどうかについては、ノーコメントということにしておきましょうw



 長い行列は、中々前へと進みません;
 その理由は、かなりの時間を経て列の真ん中程まで進んだ頃に、明らかとなりました。

 お客さんは、メニューの看板や張り紙、ショーケースを見ながら注文するのですが、こだわりのお店らしく、ジェラートの組み合わせで本当の美味しさを味わってもらうべく、イタリア人シェフとお客さん一人一人とが相談しながら注文内容を決めていくという販売スタイル。
 冗談や軽口も交えた軽快な会話ながら、お客さんの希望を聞いて自信を持って奨めるジェラートについてのアドバイスは真剣そのもの。
 一人のお客さんにジェラートを手渡すまでに、大体5分は掛かっていたでしょうか。



 看板には、どれも美味しそうなメニューがズラリ(^г^)
 このお店では、ジェラートを最大限美味しくいただくために、相性の良い2種類の盛り合わせでジェラートを提供しているとのことです。



 もちろん、このお店のこだわりもしっかりアピール。
 イタリア人シェフの、ジェラートに対する深い愛情と思い入れが伝わってきます^^

 「ここでしか味わえない究極のジェラート」との出逢いに、期待も高まります♪



 「究極のジェラート」達が出番を待つ、お店のショーケース。
 手で良く練られているのが素人目にも分かる、美味しそうな珠玉のジェラート達!

 ショーケースの上に貼られていたメニューにも目が留まり、私の注文(盛り合わせの内の1つ)が決まりました♪



 私が決めたのは、「カラブリア産ベルガモット(DOP)(Bergamotto di Reggio Calabria DOP)」。
 カップに入っている、下の白い部分のジェラートです。
 上の、黄色いジェラートは、ベルガモットとの相性の良さでイタリア人シェフが奨めてくれた、「カラブリア産柑橘(Agrumi di Calabria)のシャーベット」。
 この日は、マンダリン(Mandarino)でした。

 撮影を忘れましたが、ショーケースの上のガラスに貼られていたベルガモットのメニューには、確か「苦みの効いたしっかりした酸味」のような説明文があり、これが決め手となりました!

 因みに、ベルガモットは、紅茶のアールグレイの香り付けに用いられています。

 順番が来て、ベルガモットを注文、イタリア人シェフから「かなり苦みと酸味があるけれど、大丈夫?」と訊かれて、「苦みと酸味大好き!」と答えると、凄く喜んでくれました♪
 シェフ氏曰く、独占的に仕入れているベルガモットのジェラート提供は、日本でここだけとのことで、もちろんベルガモットも自信作のご様子。
 「爽やかで強い苦みと酸味の余韻が30分位は口に残る!」との、力強いお墨付きまで断言していただきw、私の期待も益々大きく(^г^)

 それでは、イタダキマ~ス!!



 …ナニコレ…ごい美味しい~~!!
 ジェラートが舌の上で溶けた瞬間、ベルガモットのパンチの効いた強烈な苦みと酸味の虜になりました!苦いモノ酸っぱいモノ好きには、これは堪らなくクセになるインパクトです!!
 シェフ氏の断言は伊達ではなく、その爽快な余韻は食後いつまでも口の中に残っていました♪

 私には、ベルガモットだけでも充分に美味しくいただけそうでしたが、マンダリンの(ベルガモットに比べれば)マイルドな清涼感もまた、バラエティに富んだ酸味の美味しさを味わえて、本当にベストの組み合わせでした^^

 そして、決め細かく滑らかな、シャクシャクとした、上品な食べ心地も、衝撃的なものでした!

 …ジェラートもトコトンこだわると、他とはまるで違うものに仕上がることを思い知らされた体験をした、鎌倉のジェラテリアでした。
 行列ができると、ジェラートにありつくまでに長時間を要し(今回私の場合、順番が来るまでに約50分程掛かりました)、材料や製法等にこだわった結果として当然ながらコストも掛かり(2種類盛りのベーシックな価格で900円、メニューによって数百円程度の上乗せ)、「ジェラートにここまで掛けられない」という人も多いと思います。
 それでも、頑ななまでに伝統的なジェラート提供にこだわった情熱の結晶は、私には時間とお金を掛けるに値すると思えました。
 注文時のシェフ氏の気さくで真摯な会話や、別れ際にも「長いこと並んでくれてアリガトウ!」的なひと言等のちょっとした心遣いにも好感が持てました^^

 食べ物の嗜好は人それぞれの主観に基づくものですが、美味しいジェラートを食べたい向きには、このジェラテリアはその願いを充分に叶えてくれるお店であると思います。
 もちろん、メニューはフルーツ系の他に、ミルクやエスプレッソ、ナッツやチョコ系といったラインナップも充実、好みに合わせて様々なフレーバーを楽しめます♪

 私にとっては、鎌倉を訪れる口実に充分なり得る、衝撃的なジェラートとの出逢いでした。
 時間(と財布)の許す限り、これから関東滞在の際には鎌倉通いが増えそうな予感を抱かせたw、素敵なジェラテリア。
 素晴らしいジェラートを、ごちそうさまでした!!


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6 コメント

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Unknown (kiki)
2014-05-30 20:53:58
今日みたいに暑い日にはジェラート食べたい!!
私はたとえ目的のお店だとしても行列を見た瞬間に即パスしてしまう方・・・・。それでも昔よりは4、5人待ちなら待つ事もできるようになりました^^
50分も並んで頂いたジェラート、それはそれはとても美味しかった事でしょうね。私もこのこだわりのジェラートを是非いつの日か食べてみたいです!!

ここまでこだわったジェラート店ではないですが、四条x西小路東方向北側にもイタリア人(系?)のジェラート屋さんがあります。私は甘すぎないここのジェラートが好きでよく行きます。
それにしても毎日暑いですね・・・・ジェラート記事読んでしまったから無性に食べたくなりました(笑)

kikiさん。 (taろう)
2014-05-31 00:23:00
本当に、このところ一気に日中は暑くなりましたよね!
この暑さは、正にジェラート向けかもしれません♪
私も、通常であれば行列を見ただけでパスしてしまう人なのですが、この店の前に訪れたアイス屋さんが売切御免で涙を呑んでいたので、何としてもジェラートにありつく執念の塊と化していましたw
ジェラートが出てくるまで1人当り5分として、10人いれば50分ですので、この日のような休日には、忍耐力がないと厳しい店ですが、待つだけの甲斐はあるお店で、食感と味は本物でした!
kikiさんも、機会があれば、是非チャレンジしてみてください^^
京都の美味しい情報ありがとうございます。
フルーツ系も多そうで、甘すぎずというkikiさん太鼓判のお店とあっては、訪れない訳にはいきません!!
来週あたり、早速いってみようかなぁ(^г^)
5月で30℃超えるとは…「ジェラートを食え」との、天のお告げかもしれませんねw
Unknown (プー太郎)
2014-05-31 00:40:05
taろうさんは洗練された味覚の持ち主だと確信しました。
私は苦味も酸味も苦手で紅茶のアールグレイの味も今一つ理解できないのです。
イタリア人シェフ、この味をわかってくれるtaろうさんのようなお客様にであってとても嬉しかったにちがいありません。
メニューを見てみましたが、凝ったフレーバーの数々。
このジェラートのためなら並びます。
ちなみに一人で2カップ買うことができるのでしょうか。わたしの食べる量ははんぱではないので、、、
プー太郎さん。 (taろう)
2014-05-31 01:18:09
食い意地の為せる技か、鍛えられたのかは謎ですがw、「美味しい」と感じることができる幸せを、このジェラートでも堪能させてもらいました^^
味覚というものは十人十色で、ある人には最高に感じられても、別の人には耐えがたいものであったりと、難しいですよね。
私は、味覚に関しても甘味よりは酸味や苦みを好むへそ曲がりなので、酸っぱくて苦いというベルガモットのメニューを見て、即決してしまいました!
いつまでも口に残るその風味の余韻が実に心地良い、私には正にどストライクな一品でした♪
こだわりのお店だけあり、メニューのレパートリーも豊富で、シェフが最適の組み合わせをアドバイスしてくれる会話も、待つだけの値打ちはあります!
1人で2カップでも大丈夫だと思いますよ…むしろ喜んでもらえるのではないでしょうか。。。
Unknown (タヌ子)
2014-06-01 04:59:25
前のお店に振られてしまったおかげで、絶品ジェラートが食べられたんですね。
でも、ここもいくつかのフレーバーが残り少なくなっていて、滑り込みセーフだったのかもしれませんね。
北海道物産展で白い恋人のソフトクリームを食べようと思ったら、軽く100人ぐらい並んでいたで、あっさり諦めたけれど、10人ぐらいだったら並びますよね。
それにしてもジェラート一つに5分かけて応対するイタリア人シェフ、商売っ気が全く感じられませんね。
好きでやっているからこそ、最高のジェラートが生み出せるんですよね。
また鎌倉に行く機会があったら、絶品ジェラート味わってみます。
でも、私も味覚が子供で、苦味、酸味は苦手だから、ベルガモットは食べられなくて、シェフはがっかりするかも。
タヌ子さん。 (taろう)
2014-06-01 16:06:09
仰るとおり、前のアイス屋さんが売り切れ閉店でなければ、こちらのジェラテリアの前を通ったとしても、並ぶことはまずなかったでしょう。
確かに、こちらもその日に用意した分を売り切った時点で閉店となるようなので、時間帯から考えても、結構ぎりぎりであったのですね。。。ラッキーでした^^
美味しい情報というのは、皆さんどこからか入手するもので、大抵行列の試練が待っているような気がします;
並び初めて10分位は、「ジェラートを渡すのにこんなに時間掛かるのか?」と少し苛つきましたが、イタリア人シェフのお客との軽妙なトークを見聞きして自分の順番が来ると、やっぱり楽しく話し込んでしまい、このお店はこのトークも「込み」なのね、と理解した次第ですw
トーク中にお客の心理を掴むあたり、このシェフ商売っ気なさそうに見えて中々の商売上手?!話術は流石のイタリア仕込みといったところでしょうか^^
ジェラートは間違いなく美味しいので、お時間のある機会に是非お試しになってみてくださいね!
甘味系のメニューも揃っているので、ご安心を!

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