坐ること

2018-10-10 | ブログ


いいから

しつこくしつこく。




やっぱりもう飽きたな

がやって来たら

そいつをしっかり見届ける。

たんたんと。



余計なことはせず

たんたんと。


腹が膨れて腹が凹み、息が入って息が出る。



飽きもせずに想いが現れ

居場所を探せず消えていく。観る。みる。







やっぱりもういいや

が現れたら

でしょうね、だよね、と見届ける。たんたんと。





身体がアピールしてきたら

連動する思考に注目し、思考を見張りながら

身体の好きにさせる。





たんたんと

腹が膨れて腹が凹み、息が入って息が出る。






今日はこの辺で

と思考が空気を読もうとしたら

そいつの首輪を外してあげて

どこでも自由に解き放つ。

気が済んだら

きっと気づきの床に静かに沁み入る。



たんたんと。







ゆっくり動く欲の影に

その気配に

そっと寄り添い消滅を見届ける。

虹の残り香をしっかりと嗅いでみるように

そこには

欲には実態というものが絶望的に無かったことを

突きつけられる。



そんな光景たちをたんたんと観る。





腹が膨れて腹が凹み、息が入って息が出ることと

同様に。みる。みる。ミルミル。






たんたんと

クリアに

シンプルに






極上の知識を放りなげ

至高の体験を放りなげ





それはもう

いいから

しつこくしつこく。










大丈夫。

モチベーションは後からついてくる











SUWARUtoKIMERU
sorosoro dousuka,
aete dousuka.


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2018-09-08 | メモ

【スペース】

何かを得たり得なかったり

停滞したり成長したりするようなこととは

全く完全に完膚無きまでに関係のない

ただの副産物、ただの存在、始まっていないこと

始まりようがないこと。


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mabanua

2018-09-02 | メモ


自分自身を客観的に見る時と同様に、

自分自身に〈あるいはシンプルな気づきに〉

"ただ気づいてみる"と意図した時も

様々なフィルターが繊細な味付けをしてしまう。


もちろんそれは普通のことで

味がしなければ何も味わえない。


ただ、

「味わおう」としない時、ここには何があるのか、

言葉の二歩前で出会う。


そして言葉の三歩前では

振り返っても言葉の姿は見えない。



所有者のいない至福

という言葉の匂いが

それ自身に出会う。










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ながいおだい

2018-08-23 | ブログ


落とし物センターに

とある一つの「知らんがな」

が届いた。



それを見たスタッフの皆は口々に「知らんがな〜笑」

「何やこれ〜笑」「絶妙やな〜笑」と

それぞれ持ち前のツッコミを披露した。




「落とし物」という設定が一つ付くことで

同じ物でもシュールに面白くなってしまう物のことを

スタッフの間では「知らんがな(シランガナ)」と

呼んでいた。




「南海さん、これお願いします。」


「南海(ナンシー)さん、頑張って!」


「ナンシー、よろしくな!」









ナンシーはここで働いて三年になろうとしていた。



これまで数多くの落とし物に出会って来たが

ここまで完璧な、いや味のある「知らんがな」に

遭遇したのは初めてだった。



見れば見るほど立派な「知らんがな」のためか

見ていると逆に満ち足りた気分になったり

どうしょうもなく憂鬱な気分になったり

"だから何やねん" とツッコミたくなったり

気づくと数分後にはもうこの「知らんがな」のことを

思い出せなくなったりもした。



" これは一体どういうことなんだろう "



ナンシーはいつものクセで

深く考え込むことろだったが

受取カウンターのベルがなったので

急いで「知らんがな」を整理棚に収納し

業務に戻った。









それから三ヶ月を過ぎた頃

「知らんがな」を落とした

と名乗る人物が現れた。




ナンシーは驚いた。


持ち主が現れたということよりも

あれほど素晴らしい「知らんがな」のことを

ナンシー自身すっかり忘れていたのだ。本当に。



なぜ、あんなものを忘れるんだろう?


やはりどうしても考えずにはいられないが

今は受取カウンターで持ち主が待っている。


後でじっくりと考えてみなくてはならない。



どこかで嬉しさと寂しさが右往左往しながらも

整理棚にそっと収められている「知らんがな」を

久しぶりに見たナンシーは

思わず「知らんが・」と声に出しそうになったが

何とかこらえて慎重に整理棚から取り出した。


これだ。


他の追従をゆるさない圧倒的にシュールな落とし物

「知らんがな」



これ以前にもこれ以後にもお目にかかることは

出来ないであろう代物を眺めるような目で

見つめていることに気づいたナンシーは

一度大きく深呼吸をし、受取カウンターに向かった。



持ち主と名乗る男は

きちんとした清潔感のある身なりで

礼儀正しく椅子に腰かけ

ただ前方を見つめているようにみえる。


だが "何かが欠落している" とナンシーは感じた。


それが何なのかは全く見当もつかないけれど

人として生きる上で、なくてはならない何かが

感じとれない。

まさかこの「知らんがな」が・

いやいや、そんなわけはないだろう。



「落とし物はこちらでお間違いないですか?」


ナンシーが男に声を掛けると

少し不思議そうな顔をしてから声を出した。





はい。これで間違・・・あれ?


こんなんだったかな・・う〜ん


これしか考えられないしなぁ


でも・・なんか違うような気もするな〜


でも絶対これだしな〜




・・・どうしましょう?



「 知らんがな 」


その声が自分のものだと気づいたナンシーは

とっさに「はい?」と後ろを振り返って

声の主をだれかに押し付けようとしたが

ポスターの中で落し物防止を呼び掛ける

市原悦子に似た女優と

シンプルに目が合っただけだった。



・・あ、ですよね

「知らんがな」ですよね確かに。すみません。





「申し訳ございません・・なんと言いますかその・」



いいんです。

でも、僕も何でこんなもの三ヶ月も経ってから

わざわざ受け取りに来たんでしょうね・・何ていうか

その・・落とした感が無いというか

落としたはずなのに

まだ肌身離さず身に付けているというか

「でも、やっぱり落としたよな〜」みたいな


で、とりあえずこちらに来てみたんです。

そしたら、コレが待っていて・・

なんでしょうね、このつかみどころがないというか

落とし所が無いというか、落としましたけど・





「わかります。いや、

こんなこと言うのは大変失礼かと思うんですが、

何と言いますか・・その・・お客様の落とし物は

・・シュール過ぎると思うんです!

ものすごくシュール過ぎるがゆえに

逆に見逃してしまったのではないでしょうか?

・・実はわたしも最初に拝見した時は

とても印象深かったのですが

ふとした時にすっかり忘れてしまったんです。

何と言いますか

綿アメみたいにあっという間になくなって

あれ、この割り箸なんだったかなというような

違和感だけ残して綺麗さっぱり忘れていたんです。」



男は、ナンシーの言葉を聞き終わったあと

感心したような顔をしてから軽く笑い、

そして少し考え込むようにしてから

何かを思い出したように口をひらいた。



「例えばなんですけどね、とっても俯瞰的に見ると

この私の身体とかあなたの身体とか

それからこの思考も

その他のものと何も変わらずに

この日常の中にあるじゃないですか、

なんて言うか

そういう絶対的に "当たり前のこと" に

ものすごく驚いたことってありませんか?」




ナンシーは過去を振り返ってみて

それに近いことはあったような気もするが

とりあえず「すいません、よくわかりません」

と答えたが、男はナンシーの答えを聞いてか聞かずか

途切れなく続ける。



「実は私、それが当たり前だってことに気付いた時

一瞬一撃で打ちのめされまして

それでそんなことに気付かされること自体が

私の言葉やら観念やらの在庫を一掃してしまって

もう選択の余地も無く黙り込んでしまって、

もう喋ったり何やかんやする気も

それごと丸ごと飲み込んで、

色んな物事の重さみたいなもんを

まるっとぜんぶ無かったことにしてしまう

そんなようなことが起こったんです。」




「はい・・ それが、なにか?」





あ、すいません。

それで、そんな状態が二、三日続いたあと

ようやく「私の重さ」みたいなものが

戻ってきたんですけど、その時に

" あれ? こんなんだったかな・・う〜ん

これしか考えられないしなぁ

でも・・なんか違うような気もするな〜

でも絶対これだしな〜 "

っていうさっきと同じような感覚があったんですよ。



で、よく考えたら

私が一撃で打ちのめされる以前も

もしかしたら

瞬間瞬間で「私の重さ」みたいなものって

少しずつ違ってたんじゃないかって気づいたんです。



よかったら思い出してみて頂けませんか。



10分前の「私の重さ」と

今の「私の重さ」


なんだか少し「別物」じゃないですか?



10分前の「思考の持ち主としての私」と

今の「思考の持ち主としての私」



どうでしょう?










「 南海さん、どうしました? 」




同僚に呼ばれたナンシーはハッと我に帰った。


それが10分前の我と少し違うことを認めながら

マニュアル通りに「知らんがな」を

持ち主に返却する手続きを進め、

にっこりと微笑んで男を見送った。




男も微笑んで丁寧にお辞儀をし、ドアに向かったが

ふいに振り返ってナンシーの前に「知らんがな」を

差し出した。


「よかったらこれ・」



「いらんがな!」




男は知らんがなを大事そうに抱えながら

とても嬉しそうに帰っていった。






* * *





では、ここで大喜利です。

一本グランプリならぬ「非二本グランプリ」です。




【 お題 】

「 男が落としたものって一体なに? 」









* * *





さあ、回答はコメント欄へ急げ!









ナンシー 「誰がすんねん!」


Thanks for all
コメント (2)

Thanks, pray,

2018-03-18 | メモ
,,


感謝という祈りは

あるがままでしかないこれそのもの

という観念に備わる

重さという立体性が生み出す余白を包み込み

余白の拠点あるいは中心を

消滅させる


,,

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