日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。

日本と韓国と朝鮮の歴史・現在から、
平和な未来を切りひらくために....
ご入会ください。1ケ月¥500

NHK報道と朝鮮新報 11.19     《関係改善のための持続的対話》

2012-11-20 | 投稿
       日朝協議 衆院選より前の可能性も11月20日 14時22分 NHK


 玄葉外務大臣は、先週、モンゴルで行われた日本と北朝鮮の政府間協議で、できるだけ早い時期に再び局長級協議を行うことを確認したことに関連して、

次回の局長級協議が、来月16日の衆議院選挙の前に行われることもありうるという認識を示しました。

先週、モンゴルで開かれた日本と北朝鮮の局長級による政府間協議は、拉致問題をはじめとする日朝間の諸懸案について協議を継続していくことで一致し、

できるだけ早い時期に再び局長級の協議を行うことを確認しました。

これについて玄葉外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「拉致問題をはじめ双方の関心事項について突っ込んだ意見交換ができたことは有益だった。予断

は禁物で、慎重に物事を進めていく必要があるが、今回の協議を1つのテコにして、次の協議はできるだけ早期に開催できるようにしたい」と述べました。

そのうえで玄葉大臣は、来月16日の衆議院選挙の前に次回の局長級協議が行われる可能性について、「何とも言えないが、可能性は、なしとしない。そん

なに遠い時期ではないと思う」と述べ、次回の局長級協議が、来月16日の衆議院選挙の前に行われることもありうるという認識を示しました。


               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




    宋日昊・日本担当大使 4年ぶりに開かれた朝日政府間会談の一致点(朝鮮新報 11.19)



 4年ぶりに開かれた朝日政府間会談(モンゴル ウランバートル15,16日)で双方は一連の懸案問題を論議し、次回の会談を早期に開催すことにした。今回の

会談の前進点に対し朝鮮代表団の団長である宋日昊外務省日本担当大使の話を聞いた。

ー 今回の会談をどのように評価するのか?

2008年8月の瀋陽会談以来4年ぶりに政府間会談が開かれた。 その間に朝日関係は悪化した状態が持続し、日本人遺骨問題のような新しい問題も上程される

ようになった。

このような条件で、今回のウランバートル会談では過去よりもっと多くの問題を扱った。論議も長時間に亘って行われた。

朝日双方がそれぞれ関心事項に対する見解を明らかにして、それに対して深みのある意見交換をした。会談は真剣で建設的な雰囲気の中で行われた。 互い

の論議が関係改善の見地からでき、対立点を強調するのではなく問題を解決していこうという方向で深化されたと評価することができる。

ー 会談で過去の清算問題が論議されたのか?

今回の会談でも当然過去の清算問題を挙論した。我々が過去の清算問題という時には日帝植民地支配と強制連行の直接的被害者である在日同胞に関する問

題も念頭に置く。

過去の清算と在日朝鮮人の地位の問題は区別できない一つの枠組みの中にある問題だ。

今回の会談で我々は、在日朝鮮人の地位問題で提起される懸案に対する見解と立場を明らかにし、主張することは主張した。日本側でもこの問題が過去の

歴史に起因する問題だということを認める発言と朝日平壌宣言に基づいて問題解決に誠実に臨むという趣旨の立場表明があった。

ー 会談に臨む日本側の姿勢はどうだったか?

過去のように日本側が何か特定の問題にだけ固執したり、我々が受け入れることのできない問題を持ち出すことはなかった。もちろん、日本側も彼らの関

心事項を論議の過程で反映したが、彼らも双方が問題解決のための合意点を見出すようにするのに関心を持ったようだ。 一言で言って従来よりも協調的な

姿勢で会談に臨んだと見得る。

ー 朝日は次回の会談を早期に開くことにした?

二国間には半世紀以上解決を見ることが出来なかった根強い問題がある。双方の見解上の差も多く、1、2度の会談では問題を解決できない。

4年ぶりに開かれた政府間会談で朝日双方は問題解決の目標に向かって協力していくことで見解の一致を見た。 それ故、次回の会談を早期に開催すことにし

たのだ。

朝日関係の改善に対する我が方の意志は変わること無く一貫している。対話を中断無く継続し、問題を解決していくということだ。

ー 在日同胞は朝日会談の推移をいつも注目している。外交の分野でも強い領導力に対する期待感が大きい。

金日成主席と金正日将軍は生前に総聯と在日同胞を親の心情で見守り、手厚い愛を施して下さった。金正恩元帥はその意志をそのまま継続しておられる。

金正恩元帥が総聯の働き手の事業、同胞の生活にどれくらい特別な関心を向けておられるのかということは、今年7月に総聯支部の働き手の大会参加者たち

宛に祝電を送って下さった事実一つだけ見ても分かるだろう。

朝鮮民主主義人民共和国政府は、金正恩元帥の意志を奉じて、金正恩元帥の崇高な祖国愛、民族愛を実現していくだろう。対日外交も例外ではない。

共和国政府は、総聯と在日同胞に関する問題で一寸の譲歩もない。金正恩元帥の意図が最後まで貫徹されていくように、我々の外交幹部は朝日関係で提起

される諸般の問題を解決することに積極的に臨み、最大の努力を傾けていくだろう。