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ラゾーリさんはロンドンの中東女性支援団体「イランとクルドの女性人権組織」の常任活動家だ。

2016-01-19 | 韓国中央日報日本語版

「私も戦争で傷…慰安婦被害女性を力づけたい」

2016年01月18日11時23分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

ザフラ・ラゾーリさんは「与党拡大のためにはアジア女性たちの連帯が必要だ」と話した。
  体感温度がマイナス10度まで下がった13日、ソウル鍾路区中学洞(チョンノグ・チュンハクトン)の在韓日本大使館前。第1213回水曜集会に参加し たアフガニスタン出身の女性運動家ザフラ・ラゾーリ(Zahra Rasouli、31)さんの表情がますます深刻になっていった。

  彼女は英語で同時通訳された日本軍の慰安婦被害女性の話をイヤホンで聞いていた。集会が終わった後、ランチの席でラゾーリさんが口を 開いた。「これは単に韓国・日本だけの問題ではなく、世界的な人権の問題、特に戦争で無惨に犠牲にならなければいけなかった女性人権の問題だ」。

  ラゾーリさんは英国ロンドンの中東女性支援団体「イランとクルドの女性人権組織(IKWRO)」の常任活動家だ。主に中東諸国の女性たちが体験する家庭暴力または社会的暴力について相談を受けて支援策を用意する仕事をしている。

  韓国には梨花(イファ)女子大学で行っているアジア・アフリカ非政府機構女性運動家教育プログラム「梨花グローバルエンパワーメント プログラム(EGEP)」参加のために訪れた。ラゾーリさんを含め14カ国の女性運動家16人は6日から18日までこのプログラムを通じて韓国の市民団体 関係者たちと会ったり各種セミナーに参加したりしながら忙しい日程を送っている。

  ラゾーリさんにとって慰安婦被害女性の事情は、より特別なものに映る。成長の過程で戦争の暴力性を直接経験したからだ。ラゾーリさんの家族は彼女が生まれる前にアフガニスタン戦争を避けてイランから脱出した難民だった。

  戦争の惨状から何とか逃れることはできたが、難民そして女性という理由で他国で受けた差別は苛酷なものだった。「学校に勉強に行って 『君は資格がない』と追い出されたこともあり、道で警察官に理由なく暴行されたこともあった。さらにみじめなことは、これら全てがあまりにも日常茶飯事 だったということ」。

  2002年に米国を中心にした連合軍のアフガニスタン再建活動が真っ最中だった時、ラゾーリさんは祖国の地を初めて踏んだ。荒れはて た国に一縷の希望が見えたが、その中で女性たちの人生は残酷なものだった。名誉の殺人・割礼(性器のき損)・早婚などが固有文化という理由で強行されてい た。

  ラゾーリさんは「このような現実を世の中に知らせて改善していかなければならない」と決心した。アフガニスタン女性部で1年間仕事をして国際政治・外交などより多くの勉強が必要だと感じて2006年2月に韓国留学まで決心した。梨花女子大で政治外交学を学んだ。

  「実は、韓国には大きな関心はなかったが『女子大学』を調べてみて韓国行きを選んだ。私が勉強しながら感じたのは『女性の人権を拡大 させるにはまず私たち自ら、これまでどれほど抑圧されてきたのかを自覚して行動しなければならない』ということだった。そうした面で自身の被害事実を明ら かにして権利を叫ぶ慰安婦被害女性は本当に偉い」

  英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で修士過程(社会学)をおさめたラゾーリさんは英国内の中東出身女性たちを 支援して2年になる。強制結婚を避けて逃げてきた少女、夫の暴力から抜け出そうとする妻を助けて彼女たちの家族から脅迫と暴力に苦しめられることもあっ た。彼女は、被害者が新たな人生を始めるのを見るとやりがいを感じるといった。

  「女性だけでなく少数者の人権全般に関心を持って枠組みを行き来しながら活動するつもりだ。すべての人が正義を公平に享受する世の中のための行進を止めることはない」
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